部隊の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 01:40 UTC 版)
救難隊のモットーは、アメリカ空軍救難隊(Air Rescue Service)が創設時より使用しているエンブレムの守護聖人(天使)ともに描かれた「That others may live(他の人を生かすために・かけがえのない命を救うため)」である。 航空機を使った救難・救助部隊の創設は昭和33年(1958年)と、日本では他にエアーレスキュー(Air Rescue)が存在しない時代から大規模災害、航空機墜落事故、山岳救助、海難救助、航空救難や急患空輸などでも活躍している。 民間機の遭難等に対する対応では、東京空港事務所長からの要請で災害派遣として捜索救難活動を行う。 海難救助等の対応では、海上保安庁長官、各管区海上保安本部からの要請で災害派遣として捜索救難活動を行う。 山岳救助や大規模災害、その他の対応では、各都道府県知事からの要請で災害派遣として捜索救難活動を行う。 要救助者にわずかでも生存の可能性が有れば、隊員の命を賭しても救難・救助を行える体制を敷いている。 救難捜索機や救難救助ヘリコプターに搭乗する全ての救難員は、岐阜基地内の自衛隊岐阜病院で救急医療を含む救護・看護などの訓練や教育を受けており、航空自衛隊の衛生員として准看護師や救急救命士の資格を持つ者もいる。 これらの救難員が必要な場合は、救難機からパラシュート降下などを行ない要救助者の救護・看護等を行なうことも出来る。 部隊名は「○○救難隊」と全国の基地所在の地名で表されている。千歳、秋田、松島、新潟、百里、小松、浜松、芦屋、新田原、那覇 の各基地に救難隊が所在し、小牧基地には航空救難の教育・訓練を行なうとともに、緊急時の救難および物資輸送の部隊として救難教育隊が設置されている。
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