慶次と仲間たちとは? わかりやすく解説

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慶次と仲間たち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 10:19 UTC 版)

花の慶次の登場人物」の記事における「慶次と仲間たち」の解説

前田慶次 声:大塚明夫 / 藤沢としや / 藤沢としや / 田昌人スーパーファミコン) / 堀内賢雄戦国大戦正しく前田慶次郎利益天下一傾奇者身の丈六尺五寸(約197cm)以上ある大柄な武将原作では身長六尺三寸(約190cm)、体重二十四貫(90kg)とされている)。出自滝川一益従弟である滝川益氏次男で、前田利家の兄・前田利久養子となる。養父利久一生見届けるまであえて不仲叔父利家の治め金沢居続けるなど自らの道理で生き、自由を貫き通す奔放な男。肝っ玉据わっており、権太という見世物小屋抜け出した熊と酒を飲んでいたこともある。勝ち戦よりも負け戦こそいくさ人あるべき場所と信じ好んで劣勢軍勢味方する原作では前田家仕えた後に慶次が参加した合戦全て勝っていると書かれている)。膂力優れ甲冑隙間を突く」のが戦場での刀の使い方常法であるこの当時甲冑ごと敵を斬り捨てる常識外れ刀法見せる。そして酒をごと一気呑みするほどの酒豪。その一方で旅日記を書く、伊勢物語写本する、千利休交流するといった風流な文化人側面もある。その無頼振る舞い気に入った秀吉から「いかなる相手であっても自分の我を貫き通してよい」という「傾奇御免状」を与えられた。自称として、雲井ヒョットコ斎、一夢庵ひょっとこ斎(出家後)がある。立腹した時は常に持ち歩いている煙管(金の特製であり非常に重い)を逆さにして音高く「トーントーン」と二度叩き火皿の中の煙草をふるい落して煙管殴りつける癖がある(原作では喫煙場面自体少なくこの癖はない)。白鷺衣装といった多種多様な衣装披露する原作および史実では妻子があるが(原作では一男四女の父であり金出奔の際に離縁している)、本作では全く触れられていない。まつとの関係も同様にカットされている(原作では少なくとも2回は肉体関係持っており、本作でも「殿様正室不義働いて云々」というくだりがある)。 原作一夢庵風流記』での名前は「前田慶次郎」だが、隆慶一郎提案により「前田慶次」と略することとなった松風次の愛馬一蹴りで人を殺せるほどの巨体馬力持ち主であり、本作原作ともに何人もの敵をその馬蹄にかけて殺している。走力抜群であり原作では「並の馬の倍近い速さと書かれている上野国厩橋城近く野生馬群れ率いていた。馬を手に入れようとする滝川勢を翻弄するが、並の馬では一合戦で乗り潰してしまう慶次に惚れ込まれ彼に10日間をかけて「口説かれ」る。慶次にとっては戦友で心を通わせあっており、慶次は馬銜をつけずに乗りこなす。非常に癇が強く基本的に慶次以外の人間乗せようとせず、幸村なども振り落とされている(原作では骨に襲われ危機陥った捨丸が、短い時間だが乗せてもらっている)。人の言葉理解している。また実際に発声したわけではない一度だけ劇中で「なにを甘ったれたことを言ってるんだ〜」と心の言葉発した描写がある。本作オリジナルエピソードとして松風には後藤又兵衛馬狩りで瀕死の状態となった子馬がおり、松風は慶次の刀を銜え苦し我が子への介錯を慶次に託したその時松風初めて「紫色」の目から涙を流し、わが子の最期看取った捨丸 声:千葉繁 / 宮坂俊蔵 / 宮坂俊蔵 / 阪口大助ラジオドラマ琉球の章」) / 後藤有三(スーパーファミコンかつては四井主馬家来だった小柄な忍び。弟を松風蹴り殺され慶次を付け狙っていたが、その一方で惚れ込んでもおり、仲間7人を殺すことで覚悟のほどを証明し次に仕える。位こそは下忍原作では下忍以下の身分である奴とされている。作中でも侍身分下忍より下の身分描写されている)だが、加賀忍軍ではトップクラス実力者であり、慶次の一の家来として作中最後まで勤め上げる主馬彼の技量惜しんで一回だけ加賀忍軍復帰チャンス与えている。ただ、作中では四井主馬目の前にまで接近されても気付かなかったり加賀忍びに不意打ち食らって殺されかけたり利休配下忍者天井裏容易に後ろ取られるなど、相手に殺す気があったら何度も殺されている場面があり、未熟な面も散見される原作では骨以外の敵に遅れを取る場面はない)。炸裂弾主な武器本作では炸裂弾手裏剣投げるほか、「らん!」という台詞とともに小刀斬るといった描写追加された。火縄銃による狙撃名手でもある(原作では銃器を扱う描写はないが、本作では原作における金悟洞の役割担当している)。物資調達交渉術など世渡り長け世間一般事例処理はほぼ全て彼が受け持つ。慶次が前田家出奔した後に住み着く屋敷捨丸手配したのである一見するとひょうきんなお調子者だが、内実は非常に思慮深く誠実な人物本作では嘘をつく無意識に両目が外を向いてしまうという癖と戦闘の際には「たらら〜」と鼻歌を歌う癖が追加されている。また慶次曰く「案外と誇り高い男」。慶次を殺した手柄で侍になることが夢だったが、主馬との再会でその機会得た際、慶次の人柄改め知り正々堂々戦って殺らなきゃ罰があたる」と殺すことを思いとどまったその後、慶次を殺そうとする意思行動描写は特にない。 岩兵衛 声:- / 吉水孝宏 / 辻井健吾 / 田昌人スーパーファミコン本作オリジナルキャラクター原作では慶次の上京後登場する「骨」を先行読切版登場させてしまったため、代わりに登場した物語後半では金悟洞の代役ともなっている。鬼のような顔をした七の里の住人。おふうの育ての親でおふうを連れ戻そうと慶次の命を狙っていたが、やがて慶次の人柄に惚れ込み家来となる。恐ろしげ容姿とは裏腹に、非常に純粋で心優しい男。かつて愛していたお雪の娘であるおふうを唯一無二大切な存在思っており、彼女のためならばいかなる危険も顧みない。人の心を読むという異能の力を持つが、その力が通用しなかったり、並外れた殺意読み取ってしまった相手には恐怖することもある。巨体並外れた怪力生かした拳撃や蹴りを得意とし、その威力は鎧に身を包んだ兵士ですら徒手打ち殺すほど。体術にも長け素手手裏剣払い落とす関節外しての上体そらしで斬撃回避する、木を垂直に駆け上るなど抜群身体能力見せつけ初対面の慶次を驚嘆させた。 おふう 声:渕崎ゆり子 / 陰山真寿美 / 三宅麻理恵 本作オリジナルキャラクター耳そぎ願鬼坊にさらわれ耳削ぎと耳持ちやらされていた少女外見7-8歳前後の子供に見えるが、実年齢少々上の14-5程度であることが作中判明する当初表情暗く喜怒哀楽を表に出さなかったが、願鬼坊が慶次に倒されてからは感情取り戻し合戦以外では慶次らと行動共にするうになる良識あるしっかり者で、慶次や捨丸に対して突っ込み役に回ることもしばしば。慶次に対して仄かに憧れの念を抱いているらしく、遊女らに囲まれ楽しげな慶次を見て不機嫌な様子で「だらしないと言い、骨には心の内見透かされ妬いているのか」とからかわれている。本作品で京訛り言葉常用している数少ない人物の一人である。後に公家男性と七の里の女・お雪との間に生まれたという出生の秘密明らかになり、七の里へと戻り慶次一行別れた。七一族に伝わる異能の力を色濃く受け継いでおり、遠く離れた所にいる人物の心中正確に言い当ててみせ、七の長を驚嘆させた。「おふう」という名の人物は、隆慶一郎別作影武者徳川家康』、『かくれさと苦界行』の両作品にも登場する。 利沙 声:- / 桑島法子 / 恒松あゆみ / 久川綾ラジオドラマ琉球の章」) 与四郎涼花との間に生まれた娘。南蛮の血が入った絶世の美女で、カルロスや慶次が琉球目指すきっかけとなる。しかしその美貌ゆえに、琉球国で利沙を巡り壮絶な争い繰り広げられた。後に海を渡り、京で慶次と生活を共にするうになる女神呼ばれるほどの清らかな心の持ち主であり、その優和人柄と深い愛情周囲人々の心を癒していく。母から習った胡弓が得意。原作の伽姫に相当する本作オリジナルキャラクター

※この「慶次と仲間たち」の解説は、「花の慶次の登場人物」の解説の一部です。
「慶次と仲間たち」を含む「花の慶次の登場人物」の記事については、「花の慶次の登場人物」の概要を参照ください。

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