国名・地名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 08:22 UTC 版)
「ドリフターズ (漫画)」の記事における「国名・地名」の解説
オルテ帝国 漂流者アドルフ・ヒトラーによって建国された東方の王国で、帝都の名は「ヴェルリナ」。海に面する大穀倉地帯を国土とする。豊久達が初めに飛ばされたのはこの国。使用言語は日本語を崩した形で表現されている。人間至上主義を唱え、40年程前から亜人達の国々を侵略して来た。「効率的な官僚制度」「世襲による悪癖の除去と国富の分配」「故意に作った一定数の被差別階層」により短期間で中央集権制を確立した。物語開始時では帝国を名乗り、国父が掲げた国是「万年王国」に従い侵略と拡大を続け、辺境では未だに侵略戦争が続いている。なお、国の最高指導者である国父の地位は、ヒトラーの自殺後から空位のままとなっている。 エルフやドワーフなどを「亜人(デミ)共」と呼び徹底的に差別し、奴隷として労役させつつ緩やかな生物的絶滅をも視野に入れた苛烈な統治手法を採る。そのため、国内の被支配層の間では怨嗟の声が渦巻いている。40年も続く上に戦線を広げすぎた侵略戦争のために兵力を浪費、兵力で人を消費し続けるため労働力が減少し生産が減る、減った生産を補おうと更に過酷な統治を行い反乱の危険を更に増し、減った兵力では治安維持すら危うくなる、という完全な悪循環に陥っており、オルミーヌには黒王軍を相手にできないと言われている。さらに、豊久らの蜂起による占領地の反乱の一斉拡大の危険性と、それにより主力が駐留する戦争地帯との連絡線の断絶という致命的な危機を理解しない首脳部に、サンジェルミ伯も「詰んでる」と評した。 南東の海岸線を守備する第五軍はグ=ビンネンの海軍により壊滅、北方の第二軍は菅野に率いられて蜂起した犬人猫人連合軍の対応に追われていた。帝都のヴェルリナではサンジェルミ伯の手引きにより豊久達が起こしたクーデターと黒王軍の侵攻が同時におこり、首都機能は壊滅し帝国指導部は崩壊したが、漂流者が黒王軍を退けて政権を奪取した。西部の第三軍・第四軍は、独立勢力となることを防ぐ信長の策により潰し合いを仕組まれ、更にそこを西方諸侯に攻めさせたことで壊滅。敗残兵を吸収する形で漂流者政権は兵力を得た。ヴェルリナ オルテの帝都。国のやや南部に位置する平地に築かれた都市。サンジェルミが籠城戦を考えずに土地構想に携わっていたため、守りにくい平地の都市にも関わらず城壁すら存在せず、信長は「京」に例え「この地形を考えたヤツは馬鹿だ」と言っている。大帝国の中心にあるにもかかわらず、長い戦乱により物流の停止や徴兵による若い労働力の喪失などが顕著に見られ、路上には物乞いと化した傷痍軍人があふれて灯が消えたかのように活気のない都市となっている。 豊久達のクーデターと同時期に侵入していた土方が率いる黒王軍が市街に火を放ったため、帝都の約3割が焼失する。信長がハンニバルのヒントから包囲殲滅作戦をとるために、政庁舎にありったけの火薬と油に引火させたため廃墟と化した。 廃城 ヴェルリナ東部にあるエルフ村近くの山中にある城。400 - 500年は昔に作られたと見られ、現在は遺構程度しか残っていない。本来はかなり大きな物だったようで、調査によれば周辺の丘にまで城壁があったことが判明している。豊久達の最初の拠点で、エルフの解放後はミルズの管理下で物資の一大集積地とし、火薬調合、武具調達、物資流通を一手に引き受ける一大拠点として整備させていた。ミルズが念のためとして復旧にかかっている。遺構の柱には、「織田信秀」「島津家久」と思わしき名前が残されている。 ガドルカ鉱山 廃城の真北に位置する鉱山で、ドワーフの居留地。帝国の武器のおよそ半数を製造するオルテ最大の兵器廠であり、高い城壁に囲まれ重装歩兵の部隊を抱える。厳重な警備を誇っていたがエルフを率いる豊久達に攻め込まれ、大量の火薬兵器と石の壁を組み合わせた戦術の前に陥落した。 マモン間原サルサデカダン ヴェルリナ近郊の間原。オルテ建国以前は関所があった場所で、奇しくも日本の関ヶ原に似た地形をしている。街道の結地で、黒王軍の布陣が制限され、ヴェルリナの阻止点となるという理由から、漂流者軍と黒王軍との決戦の地として選ばれた。戦闘に備え、信長の主導で長篠のように拒馬と壕塁で野戦築陣普請を行い黒王の大軍を待ち受けた。 釣瓶射ちと爆薬で巨人から構成される先手衆を潰し、与一と豊久が数騎の竜を撃墜したが、右陣山上の難民兵の裏切りと廃棄物の投入、黒王が治療した先手衆による再攻撃が全て同時に行われたことで戦線が崩壊。そのため、豊久が率いる老ドワーフ兵たちが殿軍となり、味方を廃城まで撤退させる。 カルネアデス(カルナデス)王国 北方の王国。「カルネアデス(カルナデス)の北壁」と異名を取る堅牢な要塞があり、化物達の南下を数百年に渡って阻止し続けていた。ハンニバル、スキピオ、ワイルド・バンチ強盗団、菅野直がこの国に飛ばされた。 十月機関は黒王軍の襲撃に備え、漂流者に守備隊の指揮を任せるプランを立てていたが、現場の抵抗に遭い失敗する。兵士たちは要塞の城壁と長年の実績から化け物たちを侮っていたが、超自然的な能力を持つ廃棄物と高度に統率された黒王軍の侵攻の前には為す術もなく陥落。以降は黒王軍の本拠地として機能しており、多種族の化物達が集まり「(厳密には国家ではなく洋上に存在する)グ=ビンネンを除けばこの大陸で最も盛況な『都』」と評されるほどに発展。逃げ遅れた住民は家畜化され、労役のみならず食肉としても利用されている。
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ジョージア (国) - コーカサス地方の国。守護聖人聖ゲオルギオスに由来。日本では2015年4月まで政府が使用していた外名のグルジアとしても知られている。 ジョージア州 - アメリカ合衆国の州。ジョージア植民地 - イギリスの植民地で上記州の前身。イギリス王ジョージ2世に由来。 ジョージア海峡 - カナダの海峡。
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