十月機関(オクト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 08:22 UTC 版)
「ドリフターズ (漫画)」の記事における「十月機関(オクト)」の解説
安倍晴明(あべ の はるあきら/せいめい) 声 - 櫻井孝宏 平安時代を代表する陰陽師。「十月機関」の構成員を束ねる存在。オルミーヌからは大師匠と呼ばれる。青年のように若々しい姿を保っているが、実年齢は83歳。 漂流者であり「廃棄物を滅ぼす使命を受けた」と言い、漂流者を集めて廃棄物に対抗しようとしている。符を用いた術に長け、お互いの言語を理解できるようになる札を作り、漂流者とのコミュニケーションに役立てている。また、陰陽術を用いて獣を鎮めることができる。 漂流者をこの世界に送り込んでいる人物が紫である事を知っている。紫と同じく、廃棄物に対して「間違いは正さなければならない」と語っている。漂流者の性質によっては廃棄物以上の危険性がある事も危惧している。漂流者の中では常識的な人物なので、武士たちの思考はよく理解できない(特に豊久のことは「おかしい」と評している)。 優れた魔導師かつ指導者であるが、戦闘や科学については専門外であり、他の漂流者に頼る部分も少なくない。各国に黒王軍の脅威を説き、互いに兵を供出して漂流者に率いさせるよう働きかけていたが、それは権力者にとって到底認められないアイディアであったため全く賛同を得られず、信長にもその点を指摘され、非現実的だと一蹴されてしまった。理屈・理想で動いている面があり、人間の欲や愚かさなどを考えていないことから、黒王からは「学者」などと呼ばれている。 カルネアデスに潜入する機関員を救出したのち、黒王軍との決戦に備えるオルテ軍に合流。サルサデカダンの戦いでは得意の術により竜を封じる活躍を見せるが、奪った竜の背に乗せられて敵騎竜部隊へ突撃する羽目になり、豊久達の非常識さに改めて驚愕することになる。 オルミーヌ 声 - 古城門志帆 「十月機関」の構成員。コードネームはセム。眼鏡をかけたツインテールの巨乳の女性。廃城に集った豊久達を監視していたが、逆に発見されて捕らえられてしまった。この世界と豊久達の現状を説明し、対廃棄物への協力を求める。 通称「石棺」のオルミーヌ。未熟な導師であり、札から石壁を出す『石の壁』の符術くらいしかできないが、師匠である晴明は「『石の壁』の符術だけは当世一」と評している。『石の壁』から豊久は袋小路を作り敵兵を閉じ込めたうえで火薬で殲滅する作戦を考案し、信長はハンニバルの助言を得て攻城用の階段を作るなど、漂流者の「使い方」により戦術の要となるほどの存在になっている。信長が水晶球の価値を知ってからは情報統括に就き、各部隊の情報の収集・伝達に奔走している。 豊久達の国盗りなど常軌を逸した考え方に惹かれているが理解はできず、日本の武士には「感謝と死が同じ笑みに同居している」と言い、死の恐怖を持たず己の命すら簡単に捨てる生き方を恐れる。また、人々を守るために修業した術が、戦争で人を殺すために利用されている事実に戸惑っている。漂流者たちに振り回されて苦労しており、機関の仲間からも同情されている。 巨乳であることを強調されており、信長からは「オッパイメガネ」「オッパイーヌ」「オルミー乳(ニュウ)」等と呼ばれ、正確な名前を呼んで貰えない。豊久からは「おるみぬ」と訛って呼ばれている。豊久達の監視時には日本軍のものと思わしき双眼鏡を使用していた。 カフェト 声 - 西田雅一 「十月機関」の構成員。コードネームはハム。眼鏡をかけた金髪の若い男。主に漂流者の行動を監視している。スキピオとハンニバルの喧嘩を目の当たりにして保護する。彼等と共に黒王軍の襲撃から逃げ延びた。 ドグ 声 - 各務立基 獣耳をした冒険者。若い男で顔に入れ墨を彫っている。冒険者ギルドに所属しており、ギルドで扱えない難儀な任務を引き受けている。もう1人の十月機関の機関員(声 - 山下誠一郎)とカルネアデスの黒王軍を偵察をしている。 カルネアデスに潜入した際、義経に遭遇し抜剣するも斬殺される。
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