各年度の詳細とは? わかりやすく解説

各年度の詳細

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 22:39 UTC 版)

ボジョレーワイン」の記事における「各年度の詳細」の解説

1980年 7000輸入 1981年 3000輸入 1984年 33000輸入 1985年 35000輸入 1987年 過去最高の89000箱が輸入され浜谷浩古谷三敏らが呼びかけた「解禁日の真夜中にボージョレヌーボーを楽しむ会」は大盛況輸入量は世界第7位となった1988年 バブル景気相まって昨年の7割増しである153000輸入され洋食店のほか中華料理屋焼肉屋、蕎麦屋にまで「ヌーボーあります」という張り紙なされるほどの一大ブームとなった世界一早い解禁パーティ開かれた成田ビューホテルでは、ボジョレー地方民謡「ボジョレー・ヌヴォー・エ・タリベ」を演奏しキャンドル持ったソムリエが、ピラミッド型グラス重ねた「ヌーボー・タワー」を実演するなど本場顔負けセレモニーが行われた。 1989年 酒税法改正で、2500程度にまで値下がりしたため、昨年の倍以上の40箱の輸入見込まれた。競争過熱し貨物チャーター便奪い合い起きたり世界最大級の貨物機であるアントノフ124型機も投入されたりしたが、貨物機供給足りなくなり一部解禁日に間に合わないなど混乱発生新東京国際空港は、少しでも早く味わおうというファン積み出しトラックで大賑わいとなる。JR東日本は、ワインファンを乗せた団体専用列車「ボージョレ・ヌーボー・エクスプレス」を運行した1990年 過去最高の47箱を輸入。しかし天皇陛下即位の礼11月12日予定され国賓ラッシュ航空便支障があるとして、日本限り一週間遅れの第4木曜日解禁日に設定された。このため世界一早く飲める」という魅力なくなった上に、円安フラン高の影響解禁日遅れに伴う倉庫保管料航空運賃上昇などのコスト増で、販売価格前年の4割以上高騰した。 1991年 価格3000円に値下がりし解禁日も例年通りに戻る。しかしブドウ不作続きバブル崩壊もあって人気下火1992年 不作だったが、輸入メーカーは「過去2年のものよりフルーティーで、軽い」と評する昨年60%減で、ピーク期の89年比べ3分の1落ち込んだ1993年 3年連続ブドウ不作円高フラン安と需要減のため600近く値下がりしたが、輸入量は135000本にとどまる。 1994年 4年連続不作。4箱に落ち込んだ1995年 5年連続不作加えフランス海外県ポリネシアファンガタウファ環礁核実験したため核実験反対不買運動激しくなり、日本消費者連盟など102団体が、ボジョレーヌヴォボーの輸入見合わせを、日本国内輸入会社商社呼びかけ例年各地開かれていたヴォーボー・フェアも中止が相次ぎ輸入量はピーク時90年5分の1落ち込んだ1996年 天候良好6年ぶりの豊作、さらに「赤ワインポリフェノール動脈硬化を防ぐ」といった研究報告相次いだ影響でワインブームが到来156000箱を輸入1997年 収穫直前少なくブドウ生育最適気候だった。フランス食品振興会は「まろやか濃厚近年まれにみるワイン出来過去10年間でトップクラス」と評価一方でアジア通貨危機影響日本市場標的にされたのではという専門家の意見もある。 1998年 8月好天恵まれ、さらに赤ワインブームの影響昨年の5倍の輸入量を記録1999年 好天恵まれ、「1000年代最後新酒ワイン昨年より酸味少なくフルーティー口当たりがよく、近年にない出来」(岩田屋本館)と評された。 2000年 天候が順調でブドウ出来はよく、「今世最後新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味に仕上がった」(大手酒造会社)と評した輸入41箱は1989年次ぎ過去2番目の量を輸入2001年暑く9月から涼しくなり酸味甘みバランスのとれたブドウ収穫され、「ここ10年で最高」と評された。 2002年 ヨーロッパ全域好天恵まれブドウ糖度増し、「今季例年以上に良好な味わい仕上がっている」“砂糖菓子にも似た甘い香りが鼻をくすぐる」。 2003年 全仏襲った猛暑影響で、ブドウ糖度増し、「フルーティー香りも豊かで110年ぶりの当たり年」と評され過去最高の輸入60ケース記録解禁後売り切れ続出した2004年 ボジョレー地方の夏の気温があまり上がらなかったため、ブドウ平年並み出来だった。輸入メーカーは「ブドウ選別厳しくしたためワイン出来自体平年より軽やかな味で香り強く中々出来栄え」と評した2005年 少雨だが猛暑ではなく収穫前に恵みの雨が降る理想天候ブドウ生育順調だったサントリー担当者は「タフな03年産とはまた違い酸味少なく果実味が凝縮し本来の軽さ備え、これぞ『ザ・ヌーボー』。ワイン飲んだことのない人にも楽しめる」と評した2006年 7月1959年以来猛暑記録適度に熟し逞しく育ったブドウ収穫でき、輸入メーカーは「丸みのある味わいと、キイチゴカシスなどを思わせる香り酸味やわらかく果実味が前面出ており、やさしくまろやかで、今も語り継がれる76年05年に近い出来」。 2007年 夏の気温低かった影響収穫量が減るも、収穫期理想的な天候恵まれ、「キイチゴのような甘酸っぱい香りと紫がかった赤色生まれ柔らかく果実味豊かで上質な味わい」(デパート山形屋)と評されたも、輸入量は1146本と3年続けて減少2008年 夏の悪天候影響収穫が約2週間遅れる。輸入業者は「豊かな果実味と程よい酸味調和した味」と表現2009年 収穫時の天候恵まれ糖度の高いブドウ収穫されサントリー担当者は「濃縮され味わい仕上がり甘みだけでなく酸味しっかりしていて、過去最高と言われ2003年匹敵する50年一度出来」という。 2010年 冬から春にかけての寒さブドウ生育に遅れが出るも、7月9月好天続き輸入業者評価は「ワイン出来良く新酒らしいフレッシュな味」だった。 2011年 春猛暑見舞われ、夏は好天続きという理想的な天候果皮果汁バランス良い完熟度の高い小粒ブドウ早く収穫され、「エレガントな香りと、なめらかな口当たりほどよい果実味と酸味スムーズな喉越しバランスがとれ、100年1度出来とされた2003年を超す21世紀最高の出来栄え」と褒め称えた2012年 冷夏などの気候条件厳しくブドウ収穫量過去50年最小だった。「実が小さい分凝縮感のある味わい心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香り持ち合わせ糖度酸度バランスがよい、軽やかな味」(サントリー担当者2013年 春先に続きブドウの収穫量は例年比べる少なかった。「ブドウの粒は小さいが、夏以降天候恵まれみずみずしさ感じられる上質な味わい」。

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