各年度の調査概要とは? わかりやすく解説

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各年度の調査概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/25 20:00 UTC 版)

国語に関する世論調査」の記事における「各年度の調査概要」の解説

以下では各年度の調査目的と本来は誤用であったものが多数派となった例を中心に示す。いずれも各年度文化庁記者発表資料からの引用または要約である。 年度主な内容調査結果平成7年度調査 言葉対す考え方言葉遣いでしばしば問題になる具体的な例国際化時代における日本語在り方ワープロ等の使用にかかわる問題 「来る」「食べる」「考える」の順に「ら抜き」率が低くなっている。「お召し上がり下さい」「お帰りになられました」「おっしゃられた」などの二重敬語抵抗感じる人が少ない。「とんでもございません」や「お気をつけて」といった一種省略形慣用定着した平成8年調査 日常生活の中の敬語その他の言葉遣い外来語理解度 五段活用動詞使役形用いた「休まさせていただきます」「伺わさせます」「帰らさせてください」などの謙譲語誤用さ入れ言葉・さ付き言葉)を、気にならないとする者が半数超えた平成9年度調査 日常生活の中の敬語その他の言葉にかかわる問題外来語などの理解度 本来謙譲語である「おる」に尊敬助動詞「れる」を付けて尊敬語として用いたおられる」を正し敬語考えるものが半数超えた平成10年調査 敬語言葉遣い漢字字体外来語理解度 過剰敬語謙譲表現である「御~する」を相手用いることを気にならないとするものが多数占めている。 平成11年度調査 敬語言葉遣い国際化時代日本語御逝去される」は7割強の人が「正しい」と回答平成12年調査 言葉遣い乱れ日常あいさつなど言葉遣い言葉のしつけ言語環境情報機器用いたコミュニケーション与える」の尊敬語「あげる」を目下などに対して「やる」の代わり丁寧語として用い傾向増加。本来の言い方と「ら抜き言葉」の併用者が増加。「情けは人の為ならず」を「情けは人のためにならない」とする誤解正答と並ぶ。 平成13年度調査 外来語認知率理解率日本語大切さ」や「美しい日本語」日本人日本語能力よんどころない事情」「けんもほろろ」「つとに知られている」は29歳以下の層で半数上の高率使わないし、意味も分からない平成14年調査 日本人国語力についての課題読書現状に関する国民意識慣用句カタカナ語認知率理解率使用慣用句の「流れに棹さす」「閑話休題」は1割以下の使用率で、「役不足」「確信犯」「流れに棹さす」は約6割が意味を誤って理解平成15年調査 言葉遣いについての関心敬語必要性言葉書き表し携帯電話電子メール言葉言葉遣い与え影響 二重敬語過剰敬語を気にならないとするものが引き続き増加。「檄を飛ばす」「姑息」「憮然」は7割が本来とは異なる意味で理解誤用の「押しも押されぬ」、および調査時点では誤用とされていた「的を得る」は5割以上が使用、「取り付く暇がない」も「島」にほぼ並ぶ。 平成16年度調査 言葉の使い方敬語漢字手書きパソコン・ワープロ等による表記今後の手紙のあるべき作法 謙譲語尊敬語とする誤用認識度が若干改善。「汚名返上」の誤用汚名挽回」が多数派。「青田買い」の誤用青田刈り」は50歳以上の高齢層に多い。「他山の石の意味分からない、「枯れ木も山のにぎわい」は「にぎやかさ」の表現解するものが多く、「世間ずれ」は若年層ほど「ずる賢い」と解さない平成17年調査 敬語に関する意識慣用句の意味理解使用怒り心頭発す」の誤用怒り心頭に達する」は7割以上の多数派言葉の意味重複する言い方「あとで後悔した」「一番最後」も過半数が気にならず、特に「従来から」は4人中3人の高率平成18年度調査 情報時代における漢字使用慣用句の意味理解使用 本来の言い方上を下へ大騒ぎ」「熱にうかされる」は少数派。「気が置けない」「ぞっとしない」は誤解多数派、特に「流れに棹さす」は全年齢層で誤解割合が高い。 平成19年度調査 言葉遣い国語力外国人とのコミュニケーションカタカナ語使用慣用句の意味理解使用現状 不要な「さ」が入る「さ入れ言葉」の「休まさせていただきます」の許容が「気になる」を上回る。本来の言い方論陣を張る」「足をすくわれる」は少数派。「さわり」「憮然」「檄を飛ばす」は本来とは違う意味で使われることが多く、「煮詰まるの意味世代間で大きな差。 平成20年調査 日本人国語に関する意識理解現状 本来の言い方采配を振る」は少数派。「時を分かたず」「破天荒」「手をこまねく」「御の字」「敷居が高い」は違う意味で使われることが多い。 平成21年度調査 漢字について意識常用漢字表見直しについて 漢字読めないで困ることがある人が41%を占めた。「読めない字をどのような手段調べるか」の問いでは、「調べない」が34.2%でトップ平成22年度調査 公用文あり方日本に住む外国人日本語ら抜き言葉」「さ入れ言葉」の再調査、および比較。「食べれない」「考えれない」で大きな変化なし。「来られますか」使用者平成17年度から5ポイント減少。「雨模様」「姑息」「号泣する」は本来とは違う意味で使われることが多い。「情けは人のためならず」「すべからくも本の意味で使う人は半数満たない平成23年度調査 日本人日本語能力多様化する情報交換手段日常生活への影響句読点等の使い方 普段の生活での言い方として「1コ上」「むかつく」を使う人は過半数。「すごい速い」は5割弱が使用。 「うがった見方をする」「にやける」「失笑する」「割愛する」は本来とは違う意味の方が多く選択されている。本来の言い方舌先三寸」や「二つ返事」を使うのは少数派平成24年度調査 人とのコミュニケーションカタカナ語の使用について慣用句言い方 人との会話においてその人言いたかったことと、自分受け取ったこととが食い違っていたという経験が6割台半ばの人が「ある」と回答日頃読んだ聞いたりする言葉中に出てくる外来語外国語などのカタカナ語の意味分からずに困ることが「ある」と回答した人が8割弱。本来の言い方とされる押しも押されもせぬ」「怒り心頭に発する」を使うという人の割合は、本来の言い方ではない「押しも押されぬ」「怒り心頭に達する」を下回っている。 平成25年度調査 社会全体言葉言葉の使い方読書について「~る」「~する」形の動詞について 言葉言葉の使い方への影響大きいと思うものは何かという問いに「テレビ・ラジオ」と5割台半ばが、「学校」「家庭」と2割台後半回答1か月に読む本の冊数について、1冊も「読まない」と47.5%が回答。「チンする」は9割、「サボる」は8割台半ばの人が「使う」と回答逆にディスる」は7割、「きょどる」は4割台半ばの人が「聞いたとがない」と回答平成27年度調査 言葉への関心について場面ごとの敬意表現について情報化の中でのコミュニケーションについて「ら抜き」、「さ入れ」、「やる/あげる」について言葉対す感覚について慣用句の意味言い方について 「確信犯」について、本来の意味である「政治的宗教的等の信念基づいて正しいと信じてなされる行為犯罪又はその行為を行う人」と回答する人が19%に対して、「悪いことであると分かっていながらなされる行為犯罪又はその行為を行う人」と回答する人が69.4%に昇り全世代後者の意味であると答えた人数半数超えている。誤った慣用句「そうは問屋許さない」について、16歳から19歳までが、本来の「そうは問屋が卸さない」を6ポイント上回り、40.5%となった20歳代から上は6割から7割が「そうは問屋が卸さない」と回答している。 平成28年度調査 平成29年度調査 平成30年度調査

※この「各年度の調査概要」の解説は、「国語に関する世論調査」の解説の一部です。
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