煮詰まる
別表記:煮つまる
煮詰まるとは、物事が進展しなくなる状態を指す言葉である。具体的には、問題解決のためのアイデアが出なくなったり、物事が順調に進まなくなったりする状況を指す。煮詰まるは、物事が行き詰まるという意味合いも含んでいる。また、煮詰まるは、物事が詰まることから、思考が停止する、進行が止まるといった意味も含まれる。この言葉は、ビジネスシーンやプロジェクトの進行状況を表す際によく用いられる。例えば、「議論が煮詰まってしまい、解決策が見つからない」といった具体的な使用例がある。
煮詰まる
に‐つま・る【煮詰(ま)る】
読み方:につまる
[動ラ五(四)]
2 討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近づく。「問題が—・ってきた」→生煮え
[補説] 近頃では、「煮詰まってしまっていい考えが浮かばない」のように「行き詰まる」の意味で使われることが多くなっている。2の意は1900年代後半に始まるようである。「行き詰まる」の意は1950年ころの使用例があるが、広まったのは2000年ころからか。
文化庁が発表した平成25年度「国語に関する世論調査」では、「7日間に及ぶ議論で、計画が煮詰まった」を、本来の意味とされる「(議論や意見が十分に出尽くして)結論の出る状態になること」で使う人が51.8パーセント、本来の意味ではない「(議論が行き詰まってしまって)結論が出せない状態になること」で使う人が40.0パーセントという結果が出ている。
煮詰まる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 23:39 UTC 版)
本来は鍋を使って水分を飛ばす料理が完成に近づきつつある最終段階を指し、転用により思考作業におけるアイデアの構築や議論が最終段階に入ったことに模した表現である。
※この「煮詰まる」の解説は、「日本語の誤用」の解説の一部です。
「煮詰まる」を含む「日本語の誤用」の記事については、「日本語の誤用」の概要を参照ください。
品詞の分類
- 煮詰まるのページへのリンク