南海ハークス→福岡タイエーハークス
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「かっとばせ!キヨハラくんの登場人物」の記事における「南海ハークス→福岡タイエーハークス」の解説
スギウラ監督(杉浦忠) 南海・タイエーの監督。カガワと一緒に登場することが多い。性格も暗く、次期監督候補のタブチに決まってもないのに、監督面をされるなど影も薄い。1989年に退任。「ど〜せタブチくんに比べりゃ地味ですよわたしは」と卑屈な台詞を残す。 背番号は71(南海)→81(タイエー)。 タブチ監督(田淵幸一) タイエーの監督。当初は解説者。1990年より監督。しかし監督就任後は新人モトキの獲得に失敗、よそのチームのトレード要員をばらすなど、何度も失態をさらす典型的なダメ監督になった。親会社の力に頼る場面もしばしば見られる。基本的に明るい陽気な性格だが、反面傷つきやすく、すぐに泣いてしまう。他人に厳しくて自分に甘い。1990年の大運動会には、これでもやせたと自分が言いつつも綱引き対決の代表に選ばれてしまった。元ホームラン王だからか、選手の成績が悪くて選べないという理由で、オールスターのホームラン競走の代表に選ばれたことがある。ホシノ・ヤマモト両監督と現役時代からの親友。愛称「ブチ」、「タブチくん」。1度「タブタ」と呼ばれて怒ったこともある。1992年辞任。 なお、コミックス8巻にて、就任前にカガワのユニフォームを着て登場したが、モリ監督に「来年のタイエーは勝負を捨てたな」と言われ、その通りになってしまった。初登場は3巻、ヤマモトコージ・キヌガサとともに西部の偵察に来たシーン。すでに現役引退しているのに監督就任前から登場している、珍しい人物。 背番号は81。 カドタ(門田博光) 40歳で二冠王(ホームラン、打点)を獲得したハークスの頼れる主砲。体型が同じカガワと一緒に出てくることが多く、デブネタが多い。ハークスが福岡に移転すると金銭トレードでオリッグスに移籍し、1991年、ハークスに復帰。1992年に現役引退。その際には引退試合のストーリーも描かれた。 背番号は60(南海)→78(オリッグス)→53(タイエー)。 カガワ(香川伸行) 南海・タイエーの捕手。通称「ドカベン」。デブキャラとして作者に重宝されている。ホッペタにうずまき模様がある。その体型が自らの首を絞めることとなり、1988年オフには球団から減量命令が出され、公式20kg減量したと描かれていたが、外見ではその数字以上に減量した結果、やせすぎてスタミナがなくなってしまい、スギウラ監督に体内に空気入れかせリバウンドする。さらにその肥満体形が原因で、1989年に解雇・引退に追い込まれる。作中ではクビにされたことを恨み、タブチ監督に憑り付いていた。デブネタ多数で、この漫画に出てくる捕手の中で1番目立つ存在。ただし、本人はネタにされるのは嫌っているようで、1度妊婦扱いをしたキヨハラを押し潰して「そーいう冗談一番嫌いなんや!」と怒鳴った。キヨハラとのトレード要員になった際は、モリ監督に「漬物石の代わりにしかならない」と言われ、断られた。キヨハラにブタ呼ばわりされているが、現実の清原は彼のことを尊敬している。引退後も特別ゲストとしてたびたび登場しているが、その頃は自分でブタと認めていた。またキヨハラが絶好調の時にはホームベースにクワタの顔を描き、驚かせて三振に打ち取った。1度(解雇前)、イトーの代わりのキャッチャーを捜すモリ監督の前に現れ、使ってくれるように直訴するが、ユニフォームが着られず、テストする前に失格となった。 背番号は2。 フジモトシュージ(藤本修二) 南海・タイエーの投手。馬面だが愛称は「ニャンコ」。南海時代はエースだったが、その後不振に陥った際は、馬面だからという理由でホシノ(板急)の馬役をやらされ、ずっと2軍暮らしが続いた翌年、本調子でないのに1軍登板させられたりと大衆の前で失態をさらすシーンが増える。その後1991年板神、1993年西部へ移籍。 背番号は20(登場時)→26(1991年)→13(1993年)→15(1994年)。 ニシカワ(西川佳明) 南海・タイエーの投手。LP学園出身。1989年、LP出身者の合同練習が行われた回で登場した。クワタに無名扱いされ、なぜかオドオドしていた。実はクワタ・キヨハラとは先輩後輩の関係以前に同期入団である。しかしそれなのにクワタに名前を覚えてもらっていない無名な選手。後に1991年、トレードで板神へ。 背番号は21(南海)→41(板神)。 チカダ(近田豊年) 南海・タイエーの投手。1988年テスト入団。右はアンダースロー、左は速球派、左右どちらでも投げられるスイッチ投手。一球ごとに違う手からの投球でキヨハラを翻弄したが、彼のとっさの変則的な打法でホームランを打たれてしまった。実際の近田投手は一軍登板は1度きり、未勝利に終わった。後に1991年、トレードで板神へ。 背番号は13(登場時)→42(1989年)→53(1991年)。 選手A(コバヤカワ)(小早川幸二) 南海・タイエーの投手。1989年テスト入団。二軍暮らしが続き、キヨハラの藁人形で一軍投手が全滅した試合で三番手として登板。しかし実況にすら名前を呼んでもらえず、「選手A」扱い。「うう…、ひどい」と泣きながら投げていた。1991年中日、1993年広島に移籍。実際の小早川は広島で初めて一軍登板した。 背番号は64(登場時)→99(1990年)→65(1991年)→67(1993年以降)。 ムラタ(村田勝喜) 南海・タイエーの若きエース。投げる時に「ムラタだ〜!」と叫ぶなど、ムラタチョージの真似をしている。本物のムラタチョージがこのムラタの代わりに、対西部戦の特別ゲストとしてマウンドに立ったことがある。12巻によく出てくる。後に1994年、トレードで西部へ。 背番号は18(タイエー時代)→21(西部移籍後)。 ワカタベ(若田部健一) タイエーの投手。1992年、ドラフト1位で入団。「ゴールデンルーキー」を売りに身体に金粉を塗りたくるが、それが原因で窒息、クワタとキヨハラに助けられた。好調時は眉毛が伸び、その眉毛で打球を捕らえることや洗濯物を干すことが出来る。時々眉毛をクワタの玩具にされる。 背番号は14。 オーノ(大野久) 板神・タイエーの外野手。板神ではクワタから先頭打者ホームランを打つが、「得点をゼロに留めろ」と言われたのを意図的に曲解して「アウトをゼロで留めた」クワタの片八百長だった。1991年タイエーに移籍。タイエーでは酔ってまともに守れないツジの前にゴロを打つが、ツジごと投げつけたキヨハラのプレーが認められて、アウトになった。 背番号は33(登場時)→2(1989年以降)。 ヤマモト(カズ山本) 南海・タイエーの外野手。かなりエグイ顔で『ベロベロベースボール』ではドラキュラの「ドラ」と呼ばれている。気性の激しい性格。外野フライを捕ろうとして、くしゃみをした反動でボールを弾いてしまい、そのボールがそのままレフトスタンドに入るという記録的な珍プレーを見せた。 背番号は29。 ササキ(佐々木誠) 南海・タイエーの外野手。主に1番打者として活躍するが、キヨハラの大ボケで痛い目に遭うことが多い。8巻では、クドーの前に三振に倒れる。12巻では、西部との借り物ゲーム(出塁した時ベースの裏に書かれている品をベンチから持って来なければアウト、という特殊ルールの試合)で、出塁するも、洗濯機を背負わされ、動けないまま牽制球でアウトになった。1994年、アキヤマ達とトレードで西部に移籍。 背番号は0(登場時)→3(1989年)→1(1994年以降)。 キシカワ(岸川勝也) 南海・タイエーの外野手。カドタ移籍後、4番に定着。キヨハラが勝手に作ったラッキーゾーンに、彼が捕ろうとした打球が入り、それがなぜか審判に認められてホームランになったことがある。10巻の「地獄の特訓コース」(1990年、期待を裏切った選手、言うこと聞かない選手の再教育のために作られたシステム)の参加メンバーに入れられていた。 背番号は44(登場時)→8(1990年以降)。 ワカイ(若井基安) 南海・タイエーの内野手。LP学園出身。ニシカワとともにLP出身者の合同練習が行われた回で登場するが、やはり彼もクワタに無名扱いされた(ただし、知られていないことは本人も自覚している)。8巻では、クドーの前に三振に倒れる。 背番号は14(登場時)→25(1992年以降)。 ユガミダニ(湯上谷宏) 南海・タイエーの内野手。地味というか、ごく普通の選手。一度フーマーが彼に変装して打席に立ったことがあるが、ユニフォームを着て彼のお面を付けただけなので(しかもお面がフーマーの顔のサイズに合っていなかったために)、正体がバレバレだった。12巻ではクドーの前に凡退したが、名前のみの登場に終わった。 背番号は6。 パナザード(トニー・バナザード) 南海・タイエーの外国人内野手。1988年入団。南海、板急、近鉄の3球団連合軍チームの1番を打っていた。血の気の多い暴れん坊。8巻では、クドーの前に三振に倒れる。1990年退団。 背番号は9。 ラカ(マイク・ラガ) タイエーの外国人内野手。1991年入団。唯一の見せ場はキヨハラが打った打球がイレギュラーして、自分の顎に当たったシーン。相手チームに2点献上してしまう。1992年退団。 背番号は44。 カトー(加藤伸一) 南海・タイエーの投手。本編では1コマしか出てこない選手。しかし作中2度も、クワタの藁人形に名前が書いてあった。その後怪我をして出場機会を失う。 背番号は17。
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