乙女座のシャカ(バルゴのシャカ)
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「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話の登場人物」の記事における「乙女座のシャカ(バルゴのシャカ)」の解説
最も神に近い男。冥界でエリシオンに通じる“嘆きの壁”破壊のため命を散らす。
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乙女座のシャカ
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乙女座(バルゴ)のシャカ 年齢:20歳。身長:182cm。体重:68kg。誕生日:9月19日。血液型:AB型。出身地:インド。修行地:インド・ガンジス川流域。 技:天魔降伏(てんまこうふく)、転法輪印(てんぽうりんいん)、カーン、オーム、六道輪廻(りくどうりんね)、天舞宝輪(てんぶほうりん)、天空覇邪魑魅魍魎(てんくうはじゃちみもうりょう) 声:三ツ矢雄二・佐藤朱(OVA『冥王ハーデス十二宮編』・同編少年時代)(OVA『『soul of gold』)、真殿光昭(LEGEND of SANCTUARY) 処女宮を守護する。黄金聖闘士の間でさえ「最も神に近い男」と呼ばれるほどの実力者で、仏陀の転生と言われている。目が不自由でもないのに普段から常に両目を閉じているが、これは五感のうちの一つ視覚を自ら遮ることで第七感に当たる小宇宙を高めるためであり、奥義・天舞宝輪にかかった相手にはその両眼が開くことで感覚剥奪が発動される。常に冷静沈着で、感情を露にすることは少ない。 初登場は原作漫画の「命をかけて!!の巻」(『週刊少年ジャンプ』1987年13号47ページ~)。教皇とアイオリアの対決の際に、教皇に拳を向けることは女神への謀反に等しい行いだとみなし、アイオリアに天誅を下すために割って入った。 また同号143ページから掲載された外伝読み切りである『SHAKA』 で、デスクイーン島に暗黒聖闘士討伐のために赴いた際に一輝と接触し、浅からぬ因縁を生むことになった。なお、アニメではこのエピソードは存在せず、アニメオリジナルストーリーであるシャカの弟子と戦ったカノン島において感じた強大な小宇宙でシャカの存在を知ることになり、シャカと一輝の初対面は十二宮での戦いの処女宮においてである。 その実力はとてつもなく、攻撃、防御、攻防一体から精神攻撃など多種多様な奥義を持つだけにとどまらず、時空を行き来する、神仏と対話するなど通常の概念を超越した能力の持ち主。 白銀聖闘士編では、教皇を倒そうとしたアイオリアと対決し互いに必殺技を繰り出すが、実力伯仲の黄金聖闘士同士雌雄は決しきれず、まさしく千日戦争の形になった。一瞬のスキが命取りになり全身の神経がすべて相手に集中され尽くされていた。その間隙をぬって教皇がアイオリアに幻朧魔皇拳をしかけた。その場にいたシャカがアイオリアが幻朧魔皇拳に侵された事を気づいているかどうかの描写はされていない。 十二宮編の処女宮で現れた際には星矢達では全く歯が立たたず、いとも容易く彼らを圧倒した。直後に現れた一輝との戦闘でも数々の技で圧倒的な実力を発揮、最大の奥義である天舞宝輪で一輝の六感全てを剥奪するも、それによって一輝の小宇宙を最大限に高めてしまい、セブンセンシズに目覚めるきっかけとなる。そしてシャカを羽交い締めにした一輝の自爆で共に異次元へ飛ばされ共に消滅する(実際は肉体ごと異次元へ弾き飛ばされた)。その後、処女宮での一輝との戦いによって生まれて初めて心に迷いが生じたと語り、ムウの力を借りて一輝と共に処女宮に帰還する。サガが倒れて聖域の邪悪が浄化された後、アテナに忠誠を誓う。聖域十二宮戦後には一輝の弟・瞬のアンドロメダ星座の聖衣(アニメでは一輝の鳳凰星座の聖衣)を自らの血で復活させている。 アニメ版では、聖衣の修復にカノン島を訪れていた一輝の抹殺の命を与えて差し向けた弟子を助けるためにカノン島に直接瞑想によって小宇宙を送り込み、一輝の動きを封じるだけでなく、一輝に対するアテナの小宇宙もその強大な小宇宙によって封じた。 自ら「唯一つ神と違うのは弱者への慈悲心が無いこと」と語っており、星矢たちを餓鬼呼ばわりしたり、一輝に自分を神と崇めるよう強要したりした。どんな人間でも一目見れば善悪を判断できるとし、かつてデスクィーン島で一輝を倒した際、復讐心に取り付かれていた一輝に良心が秘められていることを見抜きとどめは刺さなかった。彼が教皇(サガ)に従っていたのも、サガの二重人格の善の部分を感じていたためであった。 冥界編では、冥闘士の生死に呼応した百八珠の数珠を振るいつつ、巨蟹宮に突入したサガ達を自身の存在を悟られぬよう、デスマスクの得意技である積尸気を再現、また幻影や天魔降伏などで足止めを行った。また、聖域に攻め入った冥闘士のうちアイオリアらが討ちもらした生き残り6人を一撃で倒した。さらにサガ、カミュ、シュラの3人の黄金聖闘士を相手にして一歩も退かず、攻防一体の奥義・天舞宝輪を放って彼らを追いつめたほど。ハーデスを討つためにはこちらから冥界へ乗り込まなければならないと判断、サガ達のアテナエクスクラメーションで死亡したと見せかけていち早く冥界へ向かい、アテナをハーデスのいる冥界に導いた。以前より聖闘士の中でセブンセンシズを超えるエイトセンシズ「阿頼耶識」に唯一目覚めていたことから、「最も神に近い男」と呼ばれていたことが童虎より明かされる。 その後はアテナの護衛をしながら共にエリシオンを目指していたが、なかなか辿り着くことができずに彷徨っていたところ、コキュートスに瞬の肉体を得たハーデスの存在を察知し、方針を転換してそちらへ向かう。なお、聖闘士の中では唯一アテナに対してと同様ハーデスにも敬語を使っている。また、「嘆きの壁」前では、星矢が自分の身と引き換えに壁を破壊しようとしたのを当て身で気絶させて止め、代わりに自分の小宇宙を爆発させ壁を破壊しようとしたが、駆けつけた童虎に止められる。その後嘆きの壁に集結した他の黄金聖闘士とともに嘆きの壁破壊に全小宇宙を放出し、破壊とともに消滅する。 原作の後日談に当たる『NEXT DIMENSION 冥王神話』では故人だが、以前に自身の血によって修復したアンドロメダ聖衣を通じて243年前の聖域で処女宮に迷い苦しんでいた瞬と前世のペガサス天馬の前に残留思念として現れ、二人を救い出す。直後、先代の乙女座の黄金聖闘士シジマの残留思念との千日戦争に発展、最大の奥義・天舞宝輪を放つ。シジマの魂に瞬たちを先に進ませるように申し出て、瞬こそ「次の乙女座を継ぐべき者」と打ち明けた。シャカの言葉に納得したシジマとの和解後、先代への行為を詫びつつ再び涅槃に戻った。 アニメ版では少なくとも8人の弟子を育成している姿(弟子たちが瞑想するシーンが登場している)が描かれ、うち2人(孔雀座パーヴォのシヴァと蓮座ロータスのアゴラ)は白銀聖闘士の資格を得ている。 『EPISODE ZERO』では、アイオリア同様修行のため聖域を離れている。 映画『Legend of Sanctuary』では、36歳。処女宮を守護する。仏陀の生まれ変わりとも、最も神に近い男とも称され鋭い洞察力を併せ持つ。獅子宮で星矢と瞬と戦うアイオリアの前へ現れ彼を元の状態に治す。真実を確認した後、人馬宮へ向かい戦闘中のミロやシュラに本来の敵の存在を伝え、教皇が本性を露わにし巨大石像を作動させた際は自らを含めた黄金聖闘士6人で破壊する。 百八珠の数珠 冥王ハーデス編において、シャカの手に握られ登場する。冥闘士の死のたび珠が一つ一つ黒く変色し、百八の珠全てが黒くなることは冥闘士の全滅を意味する。シャカはこの数珠を「神仏が作ったもの」と語っているが、『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』で、243年前の前聖戦において先代の乙女座の聖闘士「アスミタ」が不死である冥闘士に対抗するため、冥界で唯一生きながらえるという大樹「木欒子」の実を繋ぎ、己の命と引き替えに小宇宙を注ぎ込んで完成させたものであったことが判明する。木欒子の実は冥闘士の纏う冥衣とは対を成す物質で構成されているため彼等の魂を封じ、その肉体に死を与えることが可能であり、前聖戦でのアテナ軍の勝利に無くてはならなかったものである。シャカの死後はムウが数珠を受け継いでいたが、冥界の嘆きの壁において黄金聖闘士12人が結集した時にシャカに返還される。嘆きの壁が消滅後に合流した一輝がパンドラの死後に全て色が変わった百八つの数珠を手向けている。
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