中央・総武緩行線
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 07:50 UTC 版)
中央・総武緩行線(ちゅうおう・そうぶかんこうせん)は、千葉県千葉市中央区の千葉駅から、東京都千代田区の御茶ノ水駅を経由して三鷹市の三鷹駅までを各駅停車で結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の運転系統の通称である。駅ナンバリングで使われる路線記号はJB[注釈 1]。御茶ノ水駅を境として、東側の御茶ノ水駅 - 千葉駅間が総武本線、西側の御茶ノ水駅 - 三鷹駅間が中央本線に属している。
注釈
- ^ JR chuo-soBu。JCは中央線快速、JSは湘南新宿ライン。
- ^ a b 209系500番台の一部の車両(元ミツC516)は、カナリアイエロー(国鉄黄5号)の帯を巻いていた。
- ^ 複々線区間は、錦糸町駅 - 両国駅間も含まれるが、同区間は後述の総武本線支線に含まれ、並行している快速線に両国駅は正式には経由しない扱いとなっている[2][3]。
- ^ 地下鉄東西線は中野駅 - 西船橋駅間を九段下駅・大手町駅・東陽町駅経由で結び、路線距離も30.2kmで本系統の同区間(32.2km)よりも2.0km短いため、本系統のバイパス的な役割を果たしている。
- ^ 鉄道要覧上では、中央本線(JR東日本)の正式区間は、神田駅 - 代々木駅間、新宿駅 - 塩尻駅間、岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅間となっている[7]。なお、東京駅 - 新宿駅間のうち、東京駅 - 神田駅間は東北本線[8]、代々木駅 - 新宿駅間は山手線が正式路線である[6]。
- ^ 東行の電車が走行する線路を「A線」と呼ぶ場合がある。
- ^ 西行の電車が走行する線路を「B線」と呼ぶ場合がある。
- ^ 中央・総武緩行線で用いられる209系・E231系電車のドア上路線図。これは路線図が海側(東京湾側、概ね南側)に面したドアに設置されており、向かって左側(東側)が総武線、右側(西側)が中央線を指していることにも起因している。
- ^ 中央線の快速電車および山手線の車内の液晶画面における乗り換え案内。なお山手線の車内自動放送では「中央線の各駅停車」というアナウンスがなされる。直通運転を行っている地下鉄東西線内においても、停車駅案内掲示板においては中野 - 三鷹間については「JR中央線」と表記され(西船橋 - 津田沼間は「JR総武線」)、三鷹行き直通電車についても「JR中央線直通」と案内されている。
- ^ 2019年12月頃までは、稲毛駅において「総武本線各駅停車」という表記が見られた。
- ^ 中央線下り快速は、中野以西(土休日は吉祥寺以西)において「各駅停車」と案内される。
- ^ 中央本線区間において呼称される「総武線」「総武線各駅停車」はJR東日本の定めた公式愛称ではなく、あくまで公式は「中央・総武線各駅停車」または「中央線各駅停車」である。かつては中野駅の一部のホームでは「総武線」と表記する発車標も設置されていた[9]。
- ^ 例えば、東京歯科大学水道橋病院/交通のご案内 - 東京歯科大学水道橋病院の案内地図では「JR総武線 水道橋駅」と案内し、急行線のことを中央線と表している。
- ^ 首都圏では「黄色い帯の電車=総武線」という解釈が非常に多く、単に「中央線」というと快速および特快で使用されるオレンジ色の帯の電車(E233系0番台、これを「中央線快速用の電車」と呼ぶこともある)を指す。
- ^ 秋葉原駅からは、山手線・京浜東北線に乗れば、東京駅まで行けて、そこからへ快速電車に乗り換えて馬喰町駅・新日本橋駅へ行ける。また、両国駅・浅草橋駅から秋葉原経由でも同方面へ行ける。
- ^ 御茶ノ水駅からは、そのまま中央線快速に乗れば行けるが、秋葉原駅経由で山手線・京浜東北線に乗り換えても行ける。
- ^ 快速用のオレンジ色のE233系電車を使用。
- ^ この形態での運転時間帯は、平日ダイヤと土休日ダイヤとで朝晩とも40分程度異なっていた。また、当該時間帯の中央・総武線の電車は中央本線への乗り入れを行わないが、車内アナウンスや行先表示LEDは「中央・総武線」と案内された。
- ^ 津田英治のATOS型自動放送は「八千代緑が丘」に対応している。
- ^ 房総東線は千葉駅 - 安房鴨川駅間、房総西線は蘇我駅 - 安房鴨川駅間が正式路線区間(現名称の外房線・内房線でも同様)のため、この場合前者が千葉駅 - 蘇我駅間、後者が蘇我駅 - 木更津駅間の電化となる。
- ^ 「アベベ選手(1964年東京オリンピックマラソン優勝者)が走るのと変わらないスロー運転」や「中央線快速停車駅騒動に懲りた国鉄が、快速停車駅の既成事実化のために運転した」という声がファンや利用客の間から聞かれた[16]。
出典
- ^ a b c d 監修者 国土交通省鉄道局「東日本旅客鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、総武線掲載頁頁。
- ^ a b c d (監修)今尾恵介 著「駅名一覧 関東1 総武本線 沿線 JR総武本線 東京~銚子」、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) 編『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線』 3号関東1、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年7月18日、32頁。ISBN 978-4-10-790021-0。
- ^ a b c d e (監修)今尾恵介 著「駅名一覧 関東1 総武本線 沿線 JR総武本線 錦糸町~御茶ノ水」、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) 編『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線』 3号関東1、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年7月18日、32頁。ISBN 978-4-10-790021-0。
- ^ a b c d e 「総武線 沿線地図」『首都圏鉄道完全ガイド 主要JR路線編』双葉社〈双葉社スーパームック〉、2013年12月6日、40頁。
- ^ (監修)今尾恵介 著「駅名一覧 東京 東京電車区間 JR中央・総武線(各駅停車) 千葉~三鷹」、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) 編『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線』 5号東京、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年9月18日、31 - 32頁。ISBN 978-4-10-790023-4。
- ^ a b 監修者 国土交通省鉄道局「東日本旅客鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、山手線掲載頁頁。
- ^ a b c 監修者 国土交通省鉄道局「東日本旅客鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、中央線掲載頁頁。
- ^ 監修者 国土交通省鉄道局「東日本旅客鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、東北線掲載頁頁。
- ^ a b c d 「特集・短絡線ミステリー10 都心を貫く直通運転をさぐる」『鉄道ファン』第50巻第5号、交友社、2010年5月、20-24頁。
- ^ “路線ネットワーク(東京近郊路線図)” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2012年3月17日). 2012年7月15日閲覧。
- ^ 関東エリアの運行情報2018-10-25閲覧。
- ^ ロム・インターナショナル著『JR中央線の謎学 車両カラーの鮮やかなオレンジは技術者の妻のセーターの色から決まった!』
- ^ 例:JR総武線 時刻表|電車 時刻表|駅探
- ^ 滝田光雄 (1994). “運転形態にみる総武・中央緩行線の移り変わり”. 鉄道ピクトリアル 540: 18.
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- ^ a b c d e 山田亮「横須賀線と総武快速線-通勤5方面作戦がもたらした異なる沿線文化同士の直通運転-」『鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線』第68巻3号(通巻第943号)、電気車研究会、2018年3月、17頁。
- ^ a b c d e 鉄道ピクトリアル2020年9月号 pp.70 - 71
- ^ a b 鉄道ピクトリアル2021年9月号 p.14
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- ^ “赤字線を大幅整理 新国鉄ダイヤ ローカル線で115線区_国鉄”. 朝日新聞朝刊: p. 14. (1968年8月25日)
- ^ a b c 鉄道ピクトリアル2020年9月号 pp.21 - 22
- ^ 鉄道ピクトリアル2021年9月号 p.16
- ^ 白土貞夫『ちばの鉄道一世紀』崙書房、1996年、139頁。ISBN 9784845510276。
- ^ a b c d 鉄道ピクトリアル2021年9月号 pp.55 - 56
- ^ a b 鉄道ピクトリアル2021年9月号 p.69
- ^ 消える「6ドア車両」 最後の車両が中央・総武線から引退 - 鉄道コム(2020年3月15日)、2020年3月29日閲覧。
- ^ 中央総武緩行線でE231系500番台が営業運転を開始 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2014年12月2日
- ^ a b c 総武線・中央線NEWS 、2013年11月19日閲覧。
- ^ 『鉄道ファン』 No262 1983年2月号 106頁
- ^ “混雑率データ(令和元年度)” (PDF). 国土交通省. p. 1 (2020年9月27日). 2020年9月27日閲覧。
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- ^ 「都市交通年報」各年度版
- ^ “最混雑区間における混雑率(令和2年度)” (PDF). 国土交通省. p. 1 (2021年7月9日). 2021年8月22日閲覧。
- ^ 路線別のラッシュ時における混雑率の推移 - 千葉県
- ^ “地域の復権―東京一極集中を越えて(昭和62年9月)”. 神奈川県 (1987年9月). 2015年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員”. 東日本旅客鉄道. 2023年10月10日閲覧。
報道発表資料
- ^ 終電付近の一部列車運転取りやめについて (PDF) 東日本旅客鉄道 2021年1月13日
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- ^ 『2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2019年12月13日 。2019年12月14日閲覧。
- ^ 『2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道千葉支社、2019年12月13日 。2019年12月14日閲覧。
- ^ 『2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2019年12月13日 。2019年12月14日閲覧。
- ^ 総武線各駅停車における女性専用車の導入について (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2006年10月26日
中央・総武線各駅停車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 16:52 UTC 版)
「中央・総武緩行線」の記事における「中央・総武線各駅停車」の解説
御茶ノ水駅経由で中央・総武線として運行されている車両。現行車両では主にラインカラーである黄色(■)の帯を巻いている。いずれも三鷹車両センター所属。 E231系0番台:2000年 -運用当初は5号車に6扉車を連結し、500番台置換え前の2014年時点では47編成が在籍していた。2017年4月20日の東急田園都市線の6扉車運用終了後は国内最後の運用線区となっていたが、2020年3月14日にB80・B82編成が運用離脱し運用を終了した。以降は全車4扉車に組み換えられMT比が6M4Tに変更されたB10・B11・B12・B14・B26・B27編成の6本が在籍している。 E231系500番台:2014年 - 52編成が在籍する。すべて山手線から転属した編成であり、現在の当線の主力車両である。 E231系0番台 E231系500番台
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中央・総武線各駅停車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:50 UTC 版)
「JR東日本E231系電車」の記事における「中央・総武線各駅停車」の解説
運用線区:中央・総武線各駅停車…(立川 - ) 三鷹 - 新宿 - 御茶ノ水 - 錦糸町 - 千葉すべて各駅停車 2020年3月まで早朝、深夜に限り、武蔵小金井、立川発着運用があった。 車体の帯の色:■カナリアイエロー(黄1号) 所属車両数(2021年4月1日現在):三鷹車両センター…10両編成6本(60両)初期グループは1999年度末から2001年度(2000年2月 - 2001年11月)にかけて10両編成40本(400両)が103系・201系・205系の置き換え用として集中投入された(このうち初期の3本は東急車輛製・残る37本は新津車両製作所製)。投入当初は現在のミツB1 - B5・B10 - B19・B26・B27編成が習志野電車区(当時→現・習志野運輸区)に投入され、またミツB6 - B9編成は三鷹電車区(当時→現・三鷹車両センター)に一旦投入した後に習志野電車区へ転配されていたが、いずれも同区の無配置化で三鷹電車区に転入した。 上記の初期グループ製造中の2000年度(2000年11月)には京浜東北線・根岸線車両へのD-ATC取り付け改造に伴う予備車確保とその改造終了後の増発のため、中央・総武線各駅停車用の209系500番台2編成が浦和電車区(当時→現・さいたま車両センター)へ転属したため、その代替として2本(B26・B27編成)が投入された。 その後、2002年12月のダイヤ改正で地下鉄東西線への直通運用が削減されるとともに301系1本が廃車されたため、その代替として1本(ミツB57編成)が先に落成した0番台に準拠した仕様で新製された)。 そして2006年10月・11月には京浜東北線・根岸線用の209系900番台試作車3編成の置き換え用として中央・総武線各駅停車用の209系500番台3本が浦和電車区に転属したため、代替として3本(ミツB80 - B82編成)が追加製造された。なお、転属分の補充車両はすべて東急車輛製である。このグループでは先に落成した車両に準じた仕様ながら、同時期に落成が始まったE233系の設計思想を取り入れている。片側4か所のうち3か所のドアを締め切る「3/4閉」スイッチの設置 車外スピーカー設置スペースの準備工事(乗務員室にも対応した準備工事。後述の常磐線快速電車用0番台、500番台と同形態) 各連結部片側にE233系タイプの傾斜式戸閉機能付貫通扉の設置 外観ではデジタル無線アンテナを2本設置 パンタグラフにはE233系と共通のPS33D形を使用している 室内送風機(ラインデリア)の整風板を火災対策としてアルミ製に変更 7人かけ座席間枕木方向へのつり革を増設 ただし、走行機器類は従来車両と同様となっている。また、4扉車の空調装置も従来車と同仕様となっている。 当番台区分を運用する列車は原則として列車番号の末尾がBである。ただし、運行状況や車両点検により、C運用にE231系を使用したり、逆にB運用に209系を使用したりしていた。 6ドア車を示すステッカー 5号車に存在した6ドア車 900番台同様に5号車に6扉車(サハE230形)を連結していた。座席は折りたたみ式となっており、平日の初電から10時までは収納状態で固定され、10時を過ぎた時点で使用できるようになっている。また、先頭車の前面と6ドア車の扉の上部には「6DOORS」のステッカーが貼り付けされていた。 側面のLED式行先表示器は行先と「中央・総武線」の表示を交互に行う。表示内容は209系500番台と同様だが、フォントが異なる。 2008年3月までに全編成が2005年製造分以降の近郊タイプに装着されたものと同様のV字に尖がった形状の大型スカートに交換され、優先席付近のつり革もE233系タイプに交換した。 2008年から全編成で自動放送の使用を開始している。 ミツB20・B21編成は2015年に松戸車両センターへ転出した(後述)。転属にあたってサハE230形をミツB22編成のサハE231形と1両ずつ振り替え、同車を供出したミツB22編成は7両編成に組みかえられて豊田車両センター武蔵小金井派出所に留置された。 2017年春から山手線にE235系量産車導入に伴い、山手線用500番台を中央・総武線各駅停車へ転用させる、同線用の0番台は青森改造センターを中心に転用改造を行い、武蔵野線及び川越線・八高線へ転属している。 川越線・八高線転用車6本は4両編成に短縮の上で3000番台に改造され、川越車両センターに転属した。余剰となったサハは元ミツB5編成サハE231-14を除き順次廃車。元3・4号車のモハユニットは中央・総武線に残留する編成の6M4T化及び4扉統一化に用いられた(詳細は後述)。元ミツB5編成が2017年11月24日付で、元ミツB6編成は同年12月9日付で川越車両センターに転属。 元ミツB16編成が2018年9月27日付で、元ミツB17編成が2018年10月18日付で、川越車両センターに配置された。 元ミツB8編成が2019年9月2日付で、元ミツB7編成が2019年9月14日付で、川越車両センターに配置された。 10両編成6本は、500番台とMT比を統一し、かつホームドアへの対応を目的にドア枚数を全車4扉に統一するため、2号車と5号車(6扉車)を、3000番台化改造で余剰となったモハユニットに差し替え6M4T化・全車4扉統一化した上で、引き続き中央・総武線で使用される。外された2両は順次廃車された。ミツB11編成は、2018年4月24日の配給輸送時に、サハE231-31およびサハE230-11を編成から外し、元ミツB5編成のモハE231-9およびモハE230-9に差し替え6M4T化された。 ミツB14編成も2018年8月9日付で元ミツB6編成のモハユニットに差し替え。 ミツB26編成も2019年2月7日付で元ミツB16編成のモハユニッに差し替え。 ミツB27編成も2019年5月14日付で元ミツB8編成のモハユニットに差し替え。 ミツB10編成も2020年1月24日付で元ミツB7編成のモハユニットに差し替え。 ミツB12編成も2020年3月16日付で元ミツB8編成のモハユニットに差し替え。 ミツB22編成は、ミツB5編成から抜き取られたサハE231-14を組み込んで8両編成にして、青森改造センター及び秋田総合車両センターにて武蔵野線用に転用改造され、2017年9月19日に京葉車両センターに配給輸送された(詳細は後述)。 残りの編成は2号車と5号車(6扉車)を外し、武蔵野線用に転用改造された。外された2両は順次廃車された。ミツB9編成は2018年1月、ミツB13編成は同年3月、ミツB18編成は同年8月、ミツB19編成は同年9月に、いずれも2・5号車以外の8両が京葉車両センターに転属した。余剰となった2・5号車は2018年9月に廃車されている。 ミツB23編成は2018年10月、ミツB28編成は同年11月、ミツB25編成は2019年2月、ミツB15・ B24編成は同年3月に、いずれも2・5号車以外の8両が京葉車両センターに転属した。余剰となった2・5号車は、2019年4月までに廃車されている。 ミツB29編成は2019年5月、ミツB3・B1・B30編成は同年7月、ミツB2・B57編成は同年8月、ミツB41・ B4編成は同年9月に、いずれも2・5号車以外の8両が京葉車両センターに転属した。余剰となった2・5号車は、2019年9月までに廃車されている。 ミツB35・B38編成は2019年10月、ミツB36編成は同年11月、ミツB37編成は同年12月、ミツB40編成は2020年1月、ミツB32・B42編成は2020年2月、ミツB33・B34・B81編成は2020年3月に、いずれも2・5号車以外の8両が京葉車両センターに転属した。余剰となった2・5号車は、B81編成を除き2020年5月までに廃車されている。ミツB81編成の2・5号車は、2020年12月11日付で廃車された。 ミツB80編成は2020年5月、ミツB39編成は同年6月、ミツB82編成は同年8月、ミツB31編成は同年9月に、いずれも2・5号車以外の8両が京葉車両センターに転属した。余剰となった2・5号車は、2020年6月までに廃車されている。 ミツB82編成の2号車「サハE231-223」の一部のドア上には、ドアカメラがついている。 0番台・900番台編成組成 ← 千葉 三鷹・立川 → 号車1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 形式 クハE231(Tc) サハE231(T) > モハE231(M) モハE230(M') サハE230(T') 6扉車 サハE231(T) サハE231(T) > モハE231(M) モハE230(M') クハE230(Tc') 搭載機器 VVVF SIV,CP VVVF SIV,CP 車両重量(t)209系950番台落成時25.6 22.6 28.3 28.5 23.8 22.6 22.6 28.3 28.5 25.6 0番台落成時25.7 22.2 28.4 28.3 23.6 22.2 22.2 28.4 28.3 25.7 0番台編成組成(6M4T化) ← 千葉 三鷹・立川 → 号車1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 形式 クハE231(Tc) > モハE231(M) モハE230(M') サハE231(T) > モハE231(M) モハE230(M') サハE231(T) > モハE231(M) モハE230(M') クハE230(Tc') 搭載機器 VVVF SIV,CP VVVF SIV,CP VVVF SIV,CP 車両重量(t)0番台 山手線の6扉付随車を置き換えることを目的に新津車両製作所で4扉付随車(詳細は後述)が製造されていたが、付随車は単独で試運転を行うことができないことと、本系列のブレーキ装置は TIMS を介して行うもので、機関車けん引による配給輸送の際にブレーキを作用させるために制御車(クハ・TIMS中央装置搭載) とTIMS に電源を供給する電動車(モハ)が必要となる。 このため、検査時期などを考慮して三鷹車両センターのB27編成が2010年(平成22年)1月に東京総合車両センターに転属し、サハ4両を抜いた制御車(クハ)・電動車(モハ)6両が使用された。使用した6両は新製された付随車の試運転・配給輸送のほか、廃車になるサハE230形(6扉車)の長野総合車両センターへの配給輸送に使用され、いずれも編成の中間に対象となる付随車を4両組み込む形態で試運転・配給輸送が実施された。使用しない付随車は東京総合車両センターに保留車として留置されていた。また、配給輸送使用中の同車は営業用車両ではなく、事業用車の扱いとなっていた。その後、約1年半の山手線用車両配給輸送終了後の2011年(平成23年)11月に三鷹車両センターに戻っている。
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