ラストクルー
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「バイナリー ドメイン」の記事における「ラストクルー」の解説
ダン・マーシャル/Dan Marshall 声:山寺宏一/平尾明香(少年時代) ネブラスカ州出身のアメリカ人で、階級は一等軍曹。33歳。幼い頃に母親と共に父親から暴力を受け、それが原因で両親が離婚して母子家庭で育つ。経済的困窮から脱するため18歳の時にアメリカ陸軍に入隊した。その後、IRTAに資質を見出され、ラストクルーに入隊するべく陸軍を退役した。家事用ロボットが暴力を振るっていた父親を止めなかったのに腹を立て、そのロボットを野球バットで殴りつけて破壊した過去があり、時々その記憶がフラッシュバックすることがある。逆境を楽しむという生来の気質が任務遂行能力に活かされた結果"生還者(サバイバー)"と呼ばれている。また、映画鑑賞の趣味があるのか、三船が引き合いに出すジェームズ・ボンドを説明したり、日本のヤクザについて映画を介しての知識を有している描写がある。主武装のアサルトライフル「SOWSAR-17アサルトライフル SBMOD」はアドオン式ランチャー状の"ショックバースト"と呼ばれる兵器を装備したものである。 ロイ・ボーテン/Roy Boateng 声:岩崎征実 マサチューセッツ州出身のアメリカ人で、階級は一等軍曹。スキンヘッドに、フットボールで鍛えあげられた堂々たる体躯を持つアフリカ系アメリカ人(ニックネームは"ビッグ・ボウ(Big Bo)")。36歳。威圧的な容貌の割に表情豊かで、親しみやすく、人懐こい性格である。主武装のライトマシンガン「シュワルローゼM-489 SAW」は発射サイクルを重視したものである他、敵ロボットを幻惑する「ホログラムデコイ」を装備している。女好きで、ダンとの会話によると映画はポルノ映画しか観ないらしく、また高所恐怖症であり、絶叫マシーンが苦手である。健康に気を遣っており、禁煙している。ダンとは米軍時代からの相棒として日本への潜入も同行するが、ルートでは終盤で政府からの命令に背くダンたちを見限って政府側に就き、戦闘後にダンによって殺害されるか、もしくはダンを裏切ることはできないという気持ちからダン側に就くもフェイを庇って致命傷を負い、ダンの目の前で息を引き取る(全員生存ルートでは生き延びている)。 フェイ・リー/Faye Lee 声:久川綾 中国人である口元のほくろが印象的な美人で、階級は中尉、ラストクルー暦は半年。冷静沈着で、常に毅然とした態度を崩さない。26歳。元は中国人民解放軍の兵士としてラストクルーには軍上層部から選抜されての出向の形で配属されているが、ダンたちと合流する前に一緒に行動していたメンバーは戦死している。父は元共産党中央軍事委員で、高等院校時代を卒業後は人民解放軍総参部直属の机器人兵指揮学院に入校した。その後、いくつかの部隊を経て、先鋭部隊である総参部ロボティックス戦術班に配属された。主武装のスナイパーライフル「ジャグランドR93」は速射性の高いセミオート式のものである他、敵ロボットを麻痺させる「電磁グレネード」を装備している。今までダンたちと色々と行動していたが、実は物語の核心の一つといえるべき存在で、正体は人間とホロウチルドレンの間に生まれた子供(ハイブリッド)であり、いわゆるダンたちにとっては人類の敵ともいえる。一度は天田の元に就いたが、ダンに助けられたことで裏切ることはできないと最終的にはダンたちと和解し、最後まで共闘した。決戦後はロボットの子供故に追われる身となって決して逃げ切ることのできない逃亡生活を送っていたが、そこで自身の後を追ってきたダンと再会する。 カイン/Cain 声:掛川裕彦 IRTAフランス部隊により開発されたCN-7型戦闘ロボット。ベルゲン社製の最新鋭の人工知能を搭載しており、会話による自然なコミュニケーションが可能。外見以上に頑強な装甲とパワーに加え、ワイヤーガンや飛行機能、更にはハッキング能力など潜入工作におよそ必要な機能を取り揃えている。その他、左顎裏にあるスイッチを押すことで音楽を流し、バレエやポップダンスを踊るというイースターエッグめいた機能と関節可動性まで備える。人工知能にはややクセがあり、柔和で平板な口調からピント外れなジョークを飛ばし、表情がないにもかかわらず得意げな仕草をするなど、どこかユーモラスである。主武装のハンドガン「LE-18マシンピストル」はフルオート機構を備えたもので、火力の少なさは装甲を活かした突撃戦法と格闘攻撃で補う。CN-7型の正式採用と量産化に向けた試験を兼ねてミッションに参加させられ、後に天田によって操られてしまい、しばらくは消息を絶っていたが、全員生存ルートでは終盤において姿を現し、フェイを助ける。しかし、別のルートでは姿を現すことはなく、行方不明となっている。 レイチェル・タウンゼント/Rachel Townshend 声:皆川純子 イギリス人で、階級は中尉。ラストクルー暦4年の元MI6(英国秘密諜報部)のエージェント。28歳。チャーリーとはMI6時代から幾度と無く戦場を共にしており、屈強な外見に違わず剛毅で人情に篤い正確。また、あまり裕福でない家庭の出身らしく、下層と上層の格差に義憤の情を露わにすることもある。主武装のショットガン「HIG-S8ショットガン」は威力と発射サイクルのバランスが取れたポンプ式のものである他、「HEMWL-3.8対ロボットランチャー」という強力なロケットランチャーを携行している。ダンとボウがグランランサーに追われているところをロケットランチャーでグランランサーを撃退し、合流する。その後、ダンたちと合流以降は行動を共にしていたが、ルートでは終盤においてフェイを庇って致命傷を負い、後に息絶えてしまう(全員生存ルートでは生き延びている)。 チャールズ・グレゴリー/Charles Gregory 声:桐本琢也 イギリス人で、階級は大尉。チャーリーの愛称で呼ばれる。王位士官学校出身で、レイチェルと同じく元MI6のエージェント。40歳。かつてはSAS(英国陸軍特殊空挺部隊)でも10年近く、アジア各地で秘密工作に従事していたこともある。基本的には良くも悪くも英国紳士然とした態度だが、やや神経質で、任務への責任感から激することも多く、階級や肩書きを重視する。また、「酒飲みと任務を共にするとうまくいく」という独自のジンクスを持っており、自身も酒を好む他、読書を趣味とするが古い映画・小説の知識はない(あるいはそのようなジャンルを好まない)ようで、ジェームズ・ボンドを知らなかった。主武装のサブマシンガン「HIG-PDW44サブマシンガン」は集弾性に特化したものである他、ダンの初期装備と同じ「フラググレネード」を装備している。所属していた部隊を負傷により退役した後にレイチェルの誘いでラストクルーに入隊、今回の作戦では現場指揮官を務めている。 フィリップス/Philips 声:遠藤憲一 ラストクルー歴は7年。階級は少佐。元アメリカ海兵隊士官。50歳。その指揮の腕を買われてラストクルーの作戦本部要員となったため、一切情に揺さぶられない冷徹な判断で、常に結果を出している。また、現在はラストクルーの作戦支援につく各国部隊との連絡・調整を行う作戦調整官として米軍との太いコネクションを持つ。今回の作戦ではヘッドクォーター(HQ)として作戦本部からダンたちの支援に当たるが、実は天田博士の開発した自我(いわゆる人工知能をヒトの知能に近づけた存在)が目当てで、ダンたちを利用してそれを入手し、兵器として利用しようと目論む。終盤でダンたちを急襲し、ロボットに搭乗してフェイを攻撃しようとするもカイン(ルートではロイ、もしくはレイチェル)が庇ったことで失敗、彼らに襲い掛かるが敗北し、最後はミサイルの着弾命令を出して道連れにしようとするもそれも失敗し、ダンたちに止めを刺される前に持っていた拳銃で自ら命を絶った。
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ラストクルー(Rust Crew)
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IRTA(国際ロボット技術機構)がジュネーブ・コード違反を摘発するため、米軍支援の下で独自に保有する多国籍の潜入捜査部隊。捜査は事前通告無しの抜き打ちで行われる。司令部はアメリカの人員で占められているため、事実上アメリカ政府の御用聞きと化している。
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