マネーゴーストとゴールドフォース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 08:43 UTC 版)
「ヒーローバンク」の記事における「マネーゴーストとゴールドフォース」の解説
天野ナガレ(あまの ナガレ) 声 - 神谷浩史ザ・ドミニオン・ダラー、ジャスティス・ダラー(オリジナル) カイト最大のライバルファイトレーダー。「ゴールドフォース」のリーダーとして「ドル」のレアヒーロー着「ザ・ドミニオン・ダラー」を装着して戦う。マネーゴーストと「契約」を取り交わし、ゴージャスな風貌のクールボーイに豹変した(一人称は基本的には「ボク」だが、豹変した後は「オレ」に変わった。メガネも外し、裸眼になっている)。 アニメではガッポリカンパニーを立ち上げるとき社長に立候補したのだが、カイトが強引に始めた社長の座を賭けたヒーローバトル戦に負け「なんでも部長」に指名された。このことで心の奥底に残った「しこり」やカイトの持つ強さへの「憧れ」が徐々に彼を蝕み、最終的にカイトを超える「力」を求めてマネーゴーストと契約した。「契約」後はマネーゴーストが何らかの方法で「世界の上書き」(に使う予定のデータハッキング技術)を行い、銭念によるクラッキングで影響を受けなかったガッポリカンパニー社員以外は誰も「天野ナガレ」という存在自体を忘れ去っている。 漫画版では父親が会社の社長を務めるほど家族は金持ちだったが、突然倒産してしまい家庭崩壊の状態に陥ってしまう。しかしカイトが100億円の借金を背負っているにもかかわらず笑顔でいられることに嫉妬と劣等感を覚えたためマネーゴーストと契約した。 以後はマネーウォーズの意思代行者として勝堀ヒーローウォーズで勝ち続け、カイトに敗れた他のゴールドフォースメンバーを次々と「リストラ」(#ゲームシステム・用語参照)を執行。進出した決勝戦で長年の鬱屈した感情を爆発させカイトを窮地に追い込むが、最終的にはカイトとガッポリカンパニー社員たちの「彼を救いたい」という熱い思い(ガッポリカンパニーの仕事でコツコツためた軍資金を全額バトルマネーポイントに変換)がこもった必殺技・ミギカタアガリアッパーを見まわれ敗北し、病院に搬送された。治療中に病室へ現れたマネーゴーストにより、敗北感により極限にまで「負のエネルギーが極限にまで高まったココロ」を利用され、「世界の上書き」執行のために作られたヒーロー着「ジャスティス・ダラー」のシステムに取り込まれ「デバイス」の一部になってしまったが、カイトにより助けられる。 デボラ貴崎(デボラ きざき) 声 - 置鮎龍太郎バロン・ザ・ユーロ 「ゴールドフォース」の一員。マイペースな性格で、金を何よりも愛する。ヒーローバトルではユーロのレアヒーロー着「バロン・ザ・ユーロ」を装着する。「キラッ!」が口癖。 アニメでは近年急速に業績を伸ばした企業「サイバーエンペラー」の社長として勝堀区に進出、勝堀湾岸に工場を作って廃液を垂れ流し魚を激減させたり、キンテツの住む「くろがね町」を無理やり地上げし「デボラシティ」なるアミューズメントパークシティに作り変えようとするなど数々の強引なプロジェクトを推し進めた。ヒーローバトルの実力も相応にあり、カイトも一度は完膚無きまでに敗北を喫している。 その後エンター・ザ・スピードへのテンショック能力を覚醒させたカイトに負け、マネーゴースト(アニメ版ではナガレ)によって全資産をゼロにされてどこへともなく姿を消したが、「世界の上書き」が発動した際に銭念の元に忽然と現れてギャラと引き換えにアンダーバンクの情報を教えた。 【2】では『七服神』傘下のトレーダーとして登場。バロン・ザ・ユーロをボーソー着へ改造。新たな会社『サイバーミソロジー』を設立し、ボーソー着に関わっている様子。 龍里千(ロン リーチ) 声 - 藤村歩ザ・ムゲン・ウラドラ 「ゴールドフォース」の一員で、メンバーの中では一番幼く見えるが、卓越したカンフーを駆使し敵を確実に倒す。風水にも詳しい模様。ヒーローバトルでは元のレアヒーロー着「ザ・ムゲン・ウラドラ」を装着する。漫画版では武闘家の父がいる。 アニメでは「地上げに遭い建て壊された祖父のカンフー道場を再建する資金を稼ぐために勝堀ヒーローバトルに参加した」という名目でカイトに近づき、勝堀小学校のカイトのクラスに転校してくる。やがてカイトと親しくなり気に入られ、ガッポリカンパニーの副社長になる。しかしこれらは全てマネーゴーストの命令によりスパイ行為をするためのものだった(具体的な方法の立案はナガレによるもの)。銭念がこの事実をガッポリカンパニー社員たちに知らせたことにより正体を明かし彼らの元を去るが、それでもカイトが自分を信じて接触をしてくるうち、口では否定するものの、演技のはずだった仲間への熱い思いに心が揺さぶられる。 カイトとの本選バトルにおいて、マネーゴーストが密かに仕掛けていたムゲン・ウラドラへの遠隔操作モード発動でカイトにダーティなファイトをしてしまったことに憤慨しゴールドフォースを離反。一人のファイトレーダーとしてカイトと戦い敗れる。そしてナガレがリストラを執行、カイトが蘇らせてくれた笑門来福の心を思い出しながら消失していった。 その後、「世界の上書き」発動後にナガレを救うため、「アンダーバンク」へ潜入したミツオが精神を喪失した状態でいるところを発見。熱い友情の拳の応酬で心を取り戻し、カイトと共に安立に立ち向かう。 マネーゴースト事件決着後は故郷に戻り、カンフー道場復興を1からがんばっている様子(アニメ版【2】ではマネータイフーンの襲来に遭い、弟子たちと共に全裸になってしまっていた)。 由利露藩(ゆり ろはん) 声 - 竹内良太ザ・ドストルーブルスキー 「ゴールドフォース」の一員。プロの賞金稼ぎであり、常に冷静に行動する。かつては軍人で、高度な格闘術と相手の行動を的確に予測するセンスで数々の戦場を生き残ってきた。ヒーローバトルではルーブルのレアヒーロー着「ザ・ドストルーブルスキー」を装着する。 アニメでは勝堀ヒーローウォーズ本選に出場。初戦では戦闘のプロとしての実力をいかんなく発揮しキンテツに完勝。続く二回戦でカイトと対戦、エンター・ザ・スピードにテンショックしても苦戦を強いられるカイトだったが、露藩の予測を上回るカイトの柔軟性ある(あるいは行き当たりばったりな)戦いの前に敗北。マネーゴーストとの契約によってナガレがリストラを執行し消失した(この際、カイトが露藩の名前を「ルパン!」と間違えて叫び、困惑しながらの退場となった)。 その後、「世界の上書き」発動後にナガレを救うため、「アンダーバンク」へ潜入したフクタが精神を喪失した状態でいるところを発見。特に面識が無く名前もうろ覚えで「…ルパン?」と呼びかけたところ、「露藩だ!」と突っ込んで心を取り戻し、カイトと共に安立に立ち向かった。 マネーゴースト事件決着後は再び傭兵稼業に戻った様子(アニメ版【2】では国連軍に雇われて八神に総攻撃をかけようと日本に再来日したが、マネートルネードに為す術無く軍の部隊々員と共に全裸になってしまった)。 マネーゴースト / 安立純守(あだち すみもり) 声 - 堀内賢雄ジ・エンド・オブ・マネー → ジ・アポカリプス 全てが謎に包まれた存在。ナガレを豹変させた元凶であり、ヒーローバトルの裏で何かを狙って暗躍する。その正体はヒーローバンク社の元社員。かつては同僚だった銭念やヒカリと共にヒーローバンク社でプログラマーとして「人々が幸せになる為の研究」をしていた。ヒーローバトルシステムやヒーロー着はこの研究の過程で生まれたものである。天才プログラマーと呼ばれていたが、やがてカネに弄ばれて不幸になって行く人や世界に絶望し、「世界からカネという存在を消し去り、全ての人々を平等にする」という目的のため、「マネーゴースト」となり、ナガレやゴールドフォースの面々と「契約」し「世界の上書き」執行を画策する。 アニメ内では空中に姿を現わしたり、天井に逆さになって登場していたのは、ヒカリいわく「実態がない」(安立本人が電脳世界にいる可能性がある)ためと分析している。ヒーローウォーズで優勝したカイトとリョウタの試合後に表舞台に登場し、世界に向けて宣戦布告をした後に「アンダーバンク」を「強制解除」させた。 地下深くで待ちうけ、自身のヒーロー着ジ・エンド・オブ・マネーを装着。この時、眼帯のように装着している機械がバンクフォンであることが判明。 圧倒的な力でカイトを苦しめるも龍・露藩の共闘によって倒されたかのように見えたがジ・アポカリプスに進化。更なる攻撃をしたがエンターザ・ヒーローにパワーアップしたカイトに敗北する。 カイトとナガレの最終対決を見届けることで「世界はまだ捨てたものじゃない」「自分の作ったヒーローバトルシステムが生きたカネの使い道」であることを悟り、世界の上書きが中断されたことで崩壊が始まったアンダーバンクから銭念やカイト達を現実世界へ帰すためにその場にとどまり、その後は消息不明となった。 【2】での登場は不明だが、公式のSNSアイコンプレゼントで他の登場キャラクター同様、彼のアイコンが作られている。 漫画版では、カイトとナガレとは顔見知り(ガソリン切れになった車を一緒に押してもらっていた)。当時はまだ開発中だったヒーローバトルシステムを車を一緒に押してもらったお礼として2人に紹介している際にハッキングによる電子マネーが強奪されそうになり、エンター・ザ・ゴールドに似たヒーロー着を装着して応戦。カイトたちが見守る中で犯人と電脳空間でバトルした(この時、安立本人は「間違ってカイトたちを電脳空間に巻き込んでしまった」と発言している)。 アニメ版【2】では七服神事件の黒幕である八神の様な人物が現れた時の対抗策として、自身の息子に似せたウイルスプログラムと専用のヒーロー着をあらかじめ開発していた事が判明。そして、プログラムは使命を全うして消滅した。
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