ボーイング767
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エア・カナダのボーイング767-300ER
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- ^ 就航15周年迎えた貨物専用機 写真特集・ANAカーゴ767-300F
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- ^ “767 Model Summary”. Boeing. 2020年7月15日閲覧。
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ボーイング767
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1978年(昭和53年)9月、ボーイングが7X7の受注を獲得したことから、民間航空機開発協会とボーイングの間で基本事業契約を締結し、7X7の開発が開始された。YX/7X7はボーイング767の名称を得た。設計は同年半ばから始まっており、日本からは3社合計136名がボーイングに派遣された。そして、この年の末には試作機の製造を開始するという素早さに、日本側は経験の差を思い知らされた。 日本は民間航空機開発協会が三菱重工業、川崎重工業、富士重工業に作業を委託し、3社によって分担開発された。開発部位は三菱が後胴パネル、川崎が前胴・中胴パネル、富士が主翼胴体間フェアリングを担当し、ボーイングに引き渡すこととなった。生産分野では、川崎が中部胴体・主翼小骨、三菱が後部胴体・乗降口扉、富士が主翼胴体間フェアリングと主脚扉で、新明和工業も3社の部品製造を行っている。部品メーカーとしては、帝人製機、島津製作所、萱場工業、三菱電機、小糸製作所、新日本航空整備、松下電器、神戸製鋼、大同製綱、住友精密工業、東京航空計器、その他様々な企業が参入している。 主翼などの最も重要な部門からは完全に締め出される状態であり、一部の設計を任されたものの、実態は下請けと変わらないものであった。とくに、販売やアフターサービスなど、独自に飛行機を持つうえで重要な営業ノウハウは、日本やイタリアが手にできないよう、ボーイングによって硬く閉ざされ、全く覗かせてもらえなかった。また、ボーイングからの厳しい発注基準に各社の技術陣は苦労を強いられたが、結果的に日本の技術水準を高めることとなり、ボーイングからも品質の高さを賞賛されている。 767は1981年(昭和56年)9月26日に初飛行、1982年(昭和57年)7月に連邦航空局の形式証明を取得し、9月に就航した(皮肉にも、この月の7日に日本航空機製造は解散した)。767の開発費は2240億円といわれ、日本はそのうち336億円を支出した。
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