ロイヤル・エア・モロッコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/23 13:40 UTC 版)
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| 設立 | 1957年 | |||
|---|---|---|---|---|
| ハブ空港 | ムハンマド5世国際空港 | |||
| 焦点空港 | マラケシュ・メナラ空港 イブン・バットゥータ国際空港 パリ・オルリー空港 |
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| マイレージサービス | Safar Flyer | |||
| 会員ラウンジ | Casablanca Lounge | |||
| 航空連合 | ワンワールド | |||
| 親会社 | Royal Air Maroc Group | |||
| 保有機材数 | 60機 | |||
| 就航地 | 103都市 | |||
| 本拠地 | カサブランカ | |||
| 代表者 | Driss Benhima (CEO) | |||
| 従業員数 | 5413 | |||
| 外部リンク | http://www.royalairmaroc.com/ | |||
ロイヤル・エア・モロッコ(英語:Royal Air Maroc, アラビア語: الخطوط الملكية المغربية)はカサブランカのムハンマド5世国際空港に拠点を置くモロッコの国営航空会社である。モロッコの「フラッグ・キャリア」である。アラブ航空会社機構(AACO)の一員でもある。
歴史
- 1946年に設立されたCompagnie Chérifienne de'l Air、1947年に設立されたCompagnie Chérifienne de Transports Aériens Air Marocの合併で、1953年7月に設立された[1]。株式の約2/3をモロッコ政府が保有する。
- 1957年6月28日、ロイヤル・エア・モロッコと改称された。
- 1958年5月、2機のシュド・カラベルを発注した[2]。1958年7月、エールフランスから4機のロッキードL-749コンステレーションをリース導入し、長距離路線を拡大。
- 1969年、ボーイング727を発注[3]。
- 1970年4月2日、フォッカーF-27で国内線を運航する子会社「ロイヤル・エア・インター」の運航を開始。
- 1975年4月、リース導入したボーイング707を使用し、アラブ航空会社として初めてニューヨークに就航。
- 1978年9月、ボーイング747-200Bを導入。
- 1983年、国際航空運送協会(IATA)に加盟。
- 1986年7月、シアトル線でボーイング757の運航を開始した。アフリカの航空会社として初めて、ボーイング757を導入した。
- 2000年、ボーイング737NG世代機20機、エアバスA321型機44機を発注した。
- 2002年、ボーイング767を2機リース導入し、ボーイング747型機を置き換えた。
- 2006年後半、モロッコ・EU間でオープンスカイ協定が結ばれた。これにより、格安航空会社との激しい競争に直面した。
- 2020年4月1日、航空連合ワンワールドに加盟した[4]。加盟に合わせて、「member of Oneworld」の特別塗装をまとったボーイング787-8(機体番号:CN-RGB)がお披露目されている。
- 2023年6月、今後10年間で保有機材の規模を倍増させ、ヨーロッパ路線を大幅に拡張する計画を発表した。
- 2023年10月には、2030 FIFAワールドカップによる需要に応えて、成長するアフリカ市場での存在感を強化することを目的として、10年以内に200機の航空機を購入する計画を発表した。
機材
現在の運航機材
| 機材 | 運用数 | 発注数 | 座席数 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| C | Y | 計 | ||||
| ボーイング737-800 | 28 | - | 12 | 147 | 159 | |
| ボーイング737-8 MAX | 5 | 6[7] | 12 | 144 | 156 | |
| ボーイング787-8 | 5 | - | 18 | 256 | 274 | |
| ボーイング787-9 | 6 | - | 24 | 278 | 302 | |
| 16 | 304 | 320 | ||||
| エンブラエル E190 | 4 | - | 12 | 84 | 96 | |
| ロイヤル・エア・モロッコ・エクスプレス | ||||||
| ATR 72-600 | 6 | - | - | 70 | 70 | |
| 貨物用機材 | ||||||
| ボーイング767-300ER(BCF) | 1 | - | 貨物 | |||
| 計 | 55 | 6 | ||||
-
ATR 72-600
-
ボーイング737-800
-
ボーイング737 MAX 8
-
ボーイング787-8(ワンワールド塗装)
-
ボーイング787-9
-
エンブラエル E190
退役機材
- ATR 42-300
- エアバスA320-200
- エアバスA321-200
- ボーイング707-120B/320
- ボーイング720
- ボーイング737-200
- ボーイング737-300/400/500
- ボーイング737-700
- ボーイング747-100/200
- ボーイング747-400
- ボーイング747-SP
- ボーイング757-200
- ボーイング767-300ER
- ブリストル ブリタニア
- ダグラス C-47 スカイトレイン
- ダグラス C-54
- ロッキード L-749 コンステレーション
- シュド・カラベル
-
エアバスA321-200
-
ボーイング707-320C
-
ボーイング767-300ER
就航都市
モロッコ国内線はもちろん、アフリカ各地や中東、ヨーロッパ、北アメリカと幅広いネットワークを有している。特に旧宗主国のフランス路線は多い。
| 国 | 都市 | 空港 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|
| カサブランカ | ムハンマド5世国際空港 | ハブ空港 | ||
| ラバト | ラバト=サレ空港 | |||
| マラケシュ | マラケシュ・メナラ空港 | |||
| タンタン | タンタン | |||
| ゲルミン | ゲルミン空港 | |||
| エルラシディア | ムーレイ・アリ・シェリフ空港 | |||
| サンクトペテルブルク | プルコヴォ空港 | 2026年1月20日より運航開始予定[8] |
出典・脚注
- ^ “1960 | 0509 | Flight Archive”. www.flightglobal.com. 2025年8月9日閲覧。
- ^ “WebCite query result”. www.webcitation.org. 2025年8月9日閲覧。
- ^ CO. “Boeing News Release: Royal Air Maroc to Acquire Next-generation 737s”. www.boeing.com. 2025年8月9日閲覧。
- ^ https://www.oneworld-ram.com/
- ^ “Our Fleet”. Royal Air Maroc. 2025年7月17日閲覧。
- ^ “Royal Air Maroc Fleet Details and History”. Planespotters.net. 2025年7月17日閲覧。
- ^ “Royal Air Maroc to start receiving Boeing 737 MAX 8 Jets shortly”. The North Afirca Post (2025年5月31日). 2025年7月17日閲覧。
- ^ “Routes & Networks Latest: Rolling Daily Updates (W/C Oct. 20, 2025)”. 2025年10月23日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Royal Air Maroc(フランス語・英語)
- Royal Air Maroc (@royalairmaroc) - Instagram
- ロイヤル・エア・モロッコ機材詳細
- ロイヤル・エア・モロッコのページへのリンク