古エッダ
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古エッダ とは、17世紀に発見された北欧神話について語られた写本。9世紀から13世紀にかけて成立したとされている、古ノルド語で書かれた歌謡集(物語詩群)である。主に北欧神話や北欧の英雄伝説について語っている。一般に「古エッダ」と呼ばれているものは発見された王の写本をその根底としている。
注釈
題
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al 谷口訳『エッダ 古代北欧歌謡集』での題。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av 伊藤訳「エッダ詩」での題。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 松谷訳『エッダ グレティルのサガ』での題。
- ^ a b c d e f g h i j k l 伊藤訳「原典資料」での題。
- ^ 菅原邦城訳 シーグルズル・ノルダル『巫女の予言 エッダ詩校訂本』(東海大学出版会、1993年、ISBN 4-486-01225-9) 52頁の題。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Hollander, Old Norse Poems 中の英題。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w ホイスラー・ラーニッシュ編『小エッダ』中の独題。
出典
エッダ詩
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古エッダに収録されているような形式の詩をエッダ詩(古ノルド語:Eddukvæði)という。エッダ詩では通常古譚律(fornyrðislag フォルニュルジスラグ、古韻律、語り韻律)と歌謡律(ljóðaháttr リョーザハーットル、唱え韻律)が用いられ、また稀に談話律(málaháttr マーラハーットル)が用いられる。古韻律では詩は8行(2つの短行が4組)からなり、各組の2短行はそれぞれ頭韻で結ばれる。また各行は4か5の音節を持ち、そのうち2音節に強勢が置かれる。歌謡律では詩は6行(古韻律の2組目と4組目がそれぞれ1つの短行に変わる)からなり、同じく頭韻が置かれる。 ケニングも用いられるが、通常スカルド詩ほど多くは用いられず、また複雑でもない。スカルド詩とは対照的に、エッダ詩はほとんどが作者不詳のものである。単に古代北欧の詩のうちスカルド詩ではないものを総称してエッダ詩と呼んでいることもある。
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