グリーピルの予言
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ナビゲーションに移動 検索に移動シグルズ(ゲルマン神話のジークフリート)が従兄グリーピルに会い、彼が予言する自分の運命を聞く。古エッダの一連のシグルズ伝承の最初に配列されている。
内容
- 1-5節 導入。シグルズがグリーピルの館で面会する。
- 6-23節 シグルズがファフニールとレギン (北欧神話) を殺し、ヘイミルの客人となるまでの予言。
- 24-53節 シグルズがヘイミルの養女ブリュンヒルドの恨みを受けて殺されるまでの予言。
他の文献との関係
グリーピルの予言
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『グリーピルの予言』では、シグルズは母方の叔父グリーピルのもとを訪れ、自身の生涯についての予言を聞こうとする。グリーピル曰く、シグルズはフンディングの息子である竜ファーヴニルと鍛冶師レギンを殺し、ニーベルングの秘宝を手に入れる。そしてあるヴァルキュリャを目覚めさせ、彼女からルーンを習うという。グリーピルはそれ以上何も言おうとしなかったが、シグルズは無理やり続けさせる。改めて曰く、シグルズはヘイミル王のもとへ行き、ブリュンヒルドと婚約するが、ギューキ王の宮廷で忘却の薬を飲まされてそのことを忘れてしまい。グズルーンと結婚する。そしてグンナル王のためにブリュンヒルドを得て、共寝することなく初夜を過ごす。しかし、ブリュンヒルドはこのぺてんに気がつき、シグルズは自身の処女を奪ったと主張して、グンナルに命じてシグルズを殺させる。 『グリーピルの予言』はおそらく、『フンディング殺しのヘルギの歌』と以降のシグルズの物語を接続するために、比較的新しい時代に書かれたものと考えられている。
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