シグルドリーヴァの言葉
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『シグルドリーヴァの言葉』(シグルドリーヴァのことば、古ノルド語: Sigrdrífumál)あるいは『シグルドリーヴァの歌』(シグルドリーヴァのうた)は[1]、王の写本に収められた『古エッダ(詩のエッダ)』の一節に与えられた慣習的な名称である[2]。
- ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』、p143。
- ^ 「ブリュンヒルドの歌(Brynhildarljóð)』という題は、『シグルドリーヴァの言葉』のうちヴォルスンガ・サガに引用された部分を指して特に使われる。Pétursson (1998), I.460f.を参照。
- ^ H. Reichert, "Sigrdrifa (Brynhildr)" in: McConnell et al. (eds.), The Nibelungen Tradition: An Encyclopedia, Routledge (2013), p. 119. H. Reichert, "Zum Sigrdrífa-Brünhild-Problem" in: Mayrhofer et al. (eds.), Antiquitates Indogermanicae (FS Güntert), Innsbruck (1974), 251–265.
- ^ ベローズによれば、古エッダの編纂者は、ブリュンヒルドを形容する別名でしかないシグルドリーヴァを、このヴァルキュリャ固有の名前であると勘違いしているという。(Bellows 1936)
- ^ Steinsland & Meulengracht 1998:72
- ^ Enoksen, Lars Magnar. Runor: Historia, tydning, tolkning (1998) ISBN 91-88930-32-7
- 1 シグルドリーヴァの言葉とは
- 2 シグルドリーヴァの言葉の概要
- 3 参考文献
シグルドリーヴァの言葉
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「ジークフリート」の記事における「シグルドリーヴァの言葉」の解説
『シグルドリーヴァの言葉』では、ヒンダルフィヨル山に向かったシグルズが、楯でつくられた壁を見つける。その中には、肌から直接生えているかのような鎧をまとって眠っている女性がいた。シグルズが鎧を切り裂くと、シグルドリーヴァという名のそのヴァルキュリャは目覚める。彼女はシグルズにルーンや魔術を教え、助言を与えた。
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シグルドリーヴァの言葉
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「ワルキューレ」の記事における「シグルドリーヴァの言葉」の解説
『シグルドリーヴァの言葉』の導入の散文では、英雄シグルズがヒンダルフィヨルの山を登り、「フランクの地」に向かって南進する場面が描かれる。山でシグルズは「天にまで輝き映え」る「火が燃えているような大なる光焔」を見る。近づいてみると、そこには垂れ幕はためく盾の壁があった。中に入ったシグルズは、一人の戦士が完全武装で眠っているのをみつける。兜を脱がすと、女であった。胴鎧は体に張り付いているのではないかと思われるほどきつく、シグルズは名剣グラムで胴鎧を首から袖の方へ切り裂いて外した。 女は目覚め、起き上がると、シグルズを見た。ここからの2スタンザは二人の会話である。2つ目のスタンザでその女が話すことには、大神オージンの魔法で覚めない眠りに落とされ、長く眠っていたという。シグルズが名前を尋ねると、女は言葉を忘れなくなる蜜酒の角杯をシグルズに与えた。女は続く2スタンザで異教の祈りを唱えた。散文部分で、この女はシグルドリーヴァという名前のヴァルキュリャであると説明される。 シグルドリーヴァはシグルズに、戦った2人の王の話をした。曰く、オージンはその片方、兜のグンナルに勝利を約束したが、シグルドリーヴァはオージンの意に背きグンナルを倒してしまった。オージンは罰として眠りの茨で彼女を刺し、「今後は戦で勝利を決してうることはな」いと言って、結婚を命じた。シグルドリーヴァは、恐れを知らぬ男としか結婚しないとオージンに返答したという。シグルズはシグルドリーヴァに全世界の知恵を教えてくれるよう頼む。すると彼女は、ルーンの書き方、魔術、予言の知識をシグルズに与えた。
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シグルドリーヴァの言葉
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「ブリュンヒルド」の記事における「シグルドリーヴァの言葉」の解説
『シグルドリーヴァの言葉』では、シグルズはヒンダルフィヤルの山を登り、盾に囲まれて眠る女性を見つける。その女性は、その肌から直接生えているかのような鎧を身に着けており、シグルズは剣でその鎧を切り開く。するとその乙女は目覚め、自分がシグルドリーヴァというヴァルキュリャであること、オージンに逆らったために結婚を命じられたが、恐れを持たぬ勇敢なものでなければ結婚はしないとはねつけたという経緯を話した。それからシグルドリーヴァは、シグルズに知恵とルーンを教える。 恐れ知らずの男と結婚するという条件は、ブリュンヒルドのものと同じであり、おそらくこの2人の人物はもともと同一であったことを示している。
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