わく‐ものがたり【枠物語】
枠物語
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枠物語(わくものがたり、英語:frame story, frame tale, frame narrative)とは、導入部の物語を外枠として、その内側に、短い物語を埋め込んでいく入れ子構造の物語形式である。大きな物語の中に異なる短編小説などが次々と語られるこの技法で描かれた小説を「額縁小説」とも呼ぶこともある。
- ^ Michael E. J. Witzel, On the origin of the literary device of the "frame story" in Old Indian literature, (Sum). 31st CISHAAN (Tokyo-Kyoto), Proceedings, ed. by T.Yamamoto, Tokyo 1984, p. 534
- ^ Michael E. J. Witzel. On the origin of the literary device of the 'Frame Story' in Old Indian literature. Hinduismus und Buddhismus, Festschrift fuer U. Schneider, ed. by H.Falk, Freiburg 1987, pp. 380-414
- 1 枠物語とは
- 2 枠物語の概要
枠物語
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「フランス・ルネサンスの文学」の記事における「枠物語」の解説
ボッカッチョの枠物語『デカメロン』が、ルネサンス期のフランス人作家に及ぼした影響ははかりしれない。フランソワ1世の姉マルグリット・ド・ナヴァルは、先進的な文学サロンを主催し、ルネサンス文学に広範な影響を及ぼしたが、彼女もまた、『デカメロン』に触発された傑作『エプタメロン』を執筆している(ただし、これは彼女の死により途絶した)。
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