その他村人
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「ながされて藍蘭島の登場人物」の記事における「その他村人」の解説
メインヒロインたちと同年代の少女たち。日常の風景の端々や、婿殿争奪杯の際などに登場する。物語の本筋に絡んでくることはあまりないが、彼女たちも年頃であり、島で唯一の男性である行人には興味以上のものを持っている様子。2〜3人の姉妹がほとんどで、多くは姉妹間で統一性のある名前がつけられている。 なお、彼女たちの親はほとんど作中に登場しないが、からあげの昔語りの中には、彼女たちと容姿や名前や職業に共通点のある女性(およびその恋人)が何人か登場している。 やや 紙漉きを生業としている。ショートヘアで、つぶらな瞳がチャームポイント。 妖刀・村正を所有。ただし、特に呪われている様子はない。 村で一番北に住んでいるため、梅梅の食料泥棒の最初の被害に遭った。 第2回婿殿争奪杯ではしおり・なつと共に梅梅を追跡するが、ゆきのの「すーぱーくまだいびんぐ」に敗退。 しずく・より姉妹 しずく 声 - 後藤千菜 15歳。農業を生業としている。 髪は短めで、後ろで2本に小さくまとめている。東北弁。 すずからの愛称は、しずちゃん。 遠野さんに最初にきゅうり畑を荒らされた。 第2回婿殿争奪杯では、しのと共に行動。ちかげの落とし穴を逃れたすずに(標的ではなかったが)狩られて敗退。 オババが月見亭の温泉の効能を説明する際に、妹と併せて「目立たん村娘A、B」(バラ談)とされた。 より 声 - 亀山千尋 14歳。農業を生業としている。 髪は短めで、後ろで2本に小さくまとめている。東北弁。そばかすがある。 すずからの愛称は、よっちゃん。 第2回婿殿争奪杯ではすずの標的となり、あいてむ(りぼん)を奪われて敗退(すずは「昨日狩った」と言っているが、狩る場面は作中には出てこない)。 しおり・かおり姉妹 しおり 声優 - 飯田有佳(宮崎優子) 14歳。羊飼い。 髪はやや長めで、後ろでくくっている。関西弁。 学校の授業の時は、姉妹そろって仕事では絶対着ない他所行きを着てくる。 第2回婿殿争奪杯では開始直後にひふみと共にすずに襲い掛かるが失敗。その後、やや・なつと共に梅梅を追跡するが、ゆきのの「すーぱーくまだいびんぐ」により、あいてむを狩られて敗退。 かおり 声 - 泉はる(千葉紗子) 13歳。羊飼い。紐作りもする。 髪は短めで、後ろの上の方で2本に小さくまとめている。関西弁。 家は神社とすずの家の中間にある。梅梅の食料泥棒騒動の時、行人・すず・まちが張り込んだのは彼女らの家。 第2回婿殿争奪杯ではあやねの標的となり、おはなに潰されて敗退。 おはな・らん・おきく姉妹 おはな 声 - 佐藤彩奈 15歳。塩職人。大柄でぽっちゃり。髪の毛を頭の上後方の左右でしばって束にしている。 梅梅の食料泥棒の被害に遭った。 8巻では飼っている豚を使って塩作りをしていた。荷車を引いて帰る途中、あやねをひき潰したことも(第2話)。 足を払われるなどして倒され、他の者を下敷きにするという描写が多い。 第2回婿殿争奪杯では、すずの標的となり、あいてむ(りぼん)を奪われて敗退。とんかつに足を払われ、一緒に追跡していたかおり、あき、はるを潰して道連れにしてしまった。 らん 声優 - 青木里織 13歳。海女。 「すずちゃんの勉強ギライを直そう!!」作戦の時は、すずに算盤を見つけられて不審を抱かれてしまった。 第2回婿殿争奪杯では、はねと共に行動。長柄を持ってしのぶとりんに対峙した。りんに得物を弾き飛ばされ敗退。 第13巻収録の番外編「海女だって」は、彼女とはねの仕事をしのぶが手伝うという話で、サブキャラクターとしては珍しく彼女たちにもスポットが当てられている。 おきく 年齢は不明。塩職人。 つばさ・はね姉妹 つばさ 16歳。ボブカット。 第2回婿殿争奪杯では、まちに挑んで敗退。 はね 13歳。海女。ボブカット。 第2回婿殿争奪杯では、らんと共に行動。長柄を持ってしのぶとりんに対峙した。しのぶに得物を弾き飛ばされ敗退。 さよ・とよ・しの姉妹 さよ 16歳。 とよ 14歳。厚めの唇が特徴。 しの 13歳。ツインテール。東北弁。 第2回婿殿争奪杯では、しずくと共に行動していた。すずにあやねを投げつけられて敗退。 ナオミ・ジュン姉妹 ナオミ 17歳。漁師。があるずがいど曰く「精悍な顔つき」。 ジュン 14歳。普段は昼まで寝ている。 あき・なつ・はる姉妹 あき 声 - 橋本樹里 17歳。ロングヘアのストレート。 第2回婿殿争奪杯ではすずとあやねを追跡するが、おはなに潰されて敗退。 なつ 声 - 澤海春香 16歳。ロングヘアで、頭の後ろで2本の三つ編みにしている。 37話の「見られて」ではりんにかんざしを作ってあげていた。 第2回婿殿争奪杯では開始直後にしおり・ややと共に梅梅を追跡するが、ゆきのの「すーぱーくまだいびんぐ」に敗退。 はる 15歳。豆腐職人。 65話では行人の依頼で(とんかつのお使いのご褒美として)たらい一杯の特大豆腐を用意した。 第2回婿殿争奪杯ではすずとあやねを追跡するが、おはなに潰されて敗退。 ひふみ・みつよ・いつむ姉妹 ひふみ 15歳。ショートヘア。染め物・機織り職人。 37話ではりんの着物の染付けをやっていた。 第2回婿殿争奪杯では開始直後にしおりと共にすずに襲い掛かるが失敗。 みつよ 13歳。ショートヘアで、髪を頭の上でくくっている。 いつむ 12歳。 あい・ひとみ姉妹 あい 17歳。 第2回婿殿争奪杯では、まちに挑んで敗退。 ひとみ 12歳。 第2回婿殿争奪杯では、他3人と共に、互いを追い掛け回して堂々巡りを繰り返すすずたちを遠くから眺めていた。 さえ 高虎の母ですずの祖母。温泉同好会の一員。すずとは別に暮らしており、すずらん失踪後、一緒に暮らさないかと心配していた(すずは心配させまいと一人でも大丈夫と言っていた)。 皇(すめらぎ) カキ氷職人のペンギン。島内でカキ氷の屋台を引いて回っている。カキ氷の味は格別らしい。 実はオババ達が流れ着いた当時の西のぬしの子孫。昔は不良で、からあげ・たかたかと共に「西の三巨頭」と呼ばれ、死利鳥団を結成し畑を荒らす等の悪さを働いていたが、仲間共々すずらんに半殺しにされた後、更生して家業を継いだ。その実力は未だ折り紙つきで行人を一瞬でぶっ飛ばし、屋根上にぶっ刺してしまうほど。 かつての異名は「漆黒の皇帝」。からあげからは「すーさん」と呼ばれている。 バラさん 150年生きているカピバラ又(猫又のカピバラ版。ただし尻尾が確認できるカットはほとんどない)。12年前の大波の時は他の妖怪と共に村を守った。漢方らしき医術の心得があり、膏薬づくりが得意。また妖怪や半妖相手の治療が専門で、みちるのホームドクターとなっている。海龍様の目の疑いあり。 人語を話し、「〜さね」という口調で喋る。 ばけばけ 声 - 高橋美佳子 100年前、悪さをしたため地蔵に封印された悪霊。すずが足を滑らせて地蔵を壊したため、出て来た。「ばけ〜」としか言えない。具体的にどんな悪さをしたかは不明。 長い舌を持っている。戦いを挑んで来たあやねをひとなめして、気絶させた。 幽霊の類を信じない行人に殴られ踏まれ説教され、さらに霊としての存在を完全否定された上、白クマ扱いされた。すっかり毒気を抜かれて無害な存在となり、今は毎晩のようにすずの家や梅梅の水車小屋の付近に出現する。物語に関係して来ることはほとんどないが、夜の場面転換の時にすずの家の上を飛んでいることが多い。突然の大声に驚いたりすることもある。行人に懐いており、頼みごと(入浴中の見張り番)をきいたりもしてくれる。 海龍祭りの際には、行人とすずの交代要員として綿飴の屋台を担当し、器用に綿飴を作り、すっかり村の一員になっている。 島のあちこちを遊びまわっているうち、各地のオバケと仲良くなり、最近ではすずの家を集会所として寄り合いを開くのが恒例となりつつある(行人は全員を白クマと認識している)。 阿部 カンナ(あべの カンナ) りんの家にある大工道具に憑いている幽霊。 約200年前、日本一と言われた女名工。りんの先祖はカンナの一番弟子。ストレートのロングヘアー。はやり病にかかり20歳で亡くなったが、修行の日々で殿方とは一度もおつき合いができなかったのが未練となり、愛用の道具に憑いて亡霊となった。道具はりんの先祖が譲り受け、りんの家の蔵に封印されている。といっても「危険だから蔵から出すな」と言われていただけで、それも忘れ去られていた。 料理が好きだが、腕前は殺人的にひどい。「飯は食えればいい」という職人一家ですら、あまりの不味さに悶絶したほど。騒動の後、彼らはりんの料理のありがたみを実感し、味わって食べるようになった。 境遇が似ているりんと波長が合い、取り憑いて思いを遂げようとした。行人が好み。りんの身体で、行人と子作りをしようとしたが、みことが乱入し、皆に阻止された。 まちの術で成仏したと思いきや、思いを遂げるまでは絶対成仏しないつもりらしい。あやねとも波長が合いそうで、蔵の中でチャンスを狙っている。
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半鐘の近くに住んでいる女性。傘娘に操られているらしく、斉藤が声をかけるとふとん叩きで追い返したり、水をかけようとするなど攻撃してくる。
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