職人一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 07:06 UTC 版)
「ながされて藍蘭島の登場人物」の記事における「職人一家」の解説
箱根細工師…りつ(夫勝元)-りさ(妹りり・夫忠興)-りん アイランド号に乗船していたイギリス人箱根細工師の子孫(こと談)。 りん 声 - 白石涼子(浅川悠) 2月9日生まれ、O型。15歳。身長170cm。体重56kg。やや癖のあるシャギーのかかったような赤いロングヘアーを、後ろでしばっている。頭頂にアホ毛あり。島唯一の職人一家の娘。5歳の頃から10年以上も修行しているが、さっぱり腕前が上がらず、未だに見習い。またドジな所があり、よく作業の足を引っ張る。何もしなければ作業が捗る。一方で指揮ぶりはなかなかのもので、むしろ職人というより現場監督タイプ。 島でも一、二を争う“ないすばでぃ”。しかも、みこと曰く乳がまだまだ成長している。主要人物中では1番背が高く、島一番の力持ち。小さい頃から「島一の剛腕」と呼ばれていたが、本人は乙女のつもりなので嫌がっている。 江戸っ子っぽい口調で、さっぱりした姉御肌の性格だが、内心は誰よりも女性的である。女の子に人気があるのが悩み。特に妹弟子のみことからは、日常的にストーキングされている。隙あらば風呂を覗かれたり、胸や尻を触られるなど執拗に陰湿なセクハラ行為を受け、その度にぶっ飛ばしている。その影響で藍蘭島の女の子には珍しく、他人に裸を見られるのを恥ずかしがる。 料理の腕は島一番で、特に鯛の活け造りが得意。大所帯の職人一家の食事を一手に引き受けている。しかし、家訓が「早飯も芸のうち」なので、以前は軽んじられていた。カンナ騒動(後述)以後はちゃんと味わってもらえるようになり、張り合いが出て更に腕を上げた。 「ながくてぬるぬるしたもの」が苦手。彼女への最大級のお仕置は「みみず風呂」の刑。 女の子らしく、きれいな小物や装飾品が好きで、密かな趣味はお洒落。着物を着付けたり、お気に入りの簪(かんざし)をつけたりする。ある日皆にバレてしまい被害妄想にふけるが、行人に褒められてからは大っぴらな趣味となる。 登場後はしのぶと絡む話が多い(しかしこの2人が組むとドジっ子ぶりが増幅され、最凶コンビとなる)。また、壊れた橋直しの時には、みことのセクハラ防除も兼ね手伝ってもらったりした。 みちるとは小さい頃からの遊び友だちだが、みちるが病気がちで家から出ないこともあって名前をよく忘れる。 一人称は「あたい」。行人のことは「ダンナ」と呼ぶ。島内の他の女の子たちを「〜っち」と呼ぶことが多い。行人からは「りん」と呼ばれている。作中では呼んでいないが、当初しばらくの間は「りんさん」だったらしい。 りつ 声 - 弘中くみ子 りんの祖母。49歳。仕事場では棟梁と呼ばれている。仕事には厳しい。 いつもキセル(30年前は草)をくわえている。職人としての腕前は超一流。 30年前に妖箒「村正」を拾った張本人である。当時はりんに似た美少女だった模様。 みこと曰く娘同様に朝風呂派である。 りさ 声 - 三石琴乃 りんの母親。34歳。18歳で忠興と結婚。 仕事には厳しい。“ないすばでぃ”。若い頃、修行に励み過ぎて婿のなり手がなく、かなりあせっていたことがある。 なかなか腕前の上がらないりんに手を焼いている。 跡取りがほしいので、りんと行人の結婚を期待しており、奥手なりんを度々けしかけている。 みこと 声 - 渡辺明乃 5月5日生まれ、A型。13歳。身長148cm。体重38kg。セミロングヘアーを後ろでしばってまとめている。 こころの三女で、くないとしのぶの妹。りんの妹弟子で、職人一家の中では下っぱで住み込んでいるが時々、実家に帰る。関西弁でしゃべるが、母親たちの京都弁に対して、大阪弁っぽい。二度の「婿殿争奪杯」の際は全く姿を見せず、姉のくない同様に行人を恋愛対象と見ない数少ないキャラクターである。 りんにベタボレの百合な女の子。いつもあやね以上のしつこさでりんを追い回す。りん以外の“せくしーな女性”にも興味を示す。他の女の子の胸や尻を触るのが好きで、すずも被害にあっている。行人曰く「ただのエロオヤジ」。まちいわく「色欲一直線」。 りんが恋心を抱いている行人には強烈な敵意を持ち、村の娘では唯一行人にネガティブな感情を持っている。ただし、りんの絡まない所では行人を敵視せず、すずにセクハラする際に行人を誘ったり、行人が毒で倒れた時には文句を言いつつも山まで薬草を探しにいったりするなど、完全に嫌っているわけではない。 忍者らしく常に手裏剣を持ち歩いている。 次姉のしのぶに弱い。しのぶもみことに対しては横暴な一面もある。 くないによれば姉妹の中では最も器用。職人一家に弟子入りして約3年だが、りんに近づくことしか考えていないため、弟子としては不真面目で腕前はまったく上がっておらず、とげ太にいつも怒られている。ただし、りんよりは大工としての腕は確実に上で、母親の誕生日プレゼントの小箪笥も上手くできていた。りんのコンプレックスを刺激しないよう、ナイショにしている様子。 一人称は「うち」。行人のことを当初は「行人はん」と呼んでいたが、りんが行人に好意を抱いているのを知ってからは「行人」と呼び捨てるようになった。 アニメ版20話において渡辺明乃のエンドクレジットにはみことの名前が無く、一コマも登場していないにもかかわらずとんかつになっている。 とげ太(とげた) 声 - 鈴木琢磨 イワトビペンギン。職人一家の一員で、りんの兄弟子。りさと同期であり同い年、「りさっち」「とげっぴ」と呼び合う仲である。マグロが好物。 なかなか腕前が上がらないりんに、特に厳しい。口より先に手が出るタイプで、よくりんやみことを蹴り飛ばしたりしている。最近はりんにツッコミを入れるためハリセンを常備。同時にりさと協力してりんが行人と仲良くなれるよう取り計らったり、朝早く仕事がある日には起こしにきてあげるなど、厳しくも優しい兄貴分である。 庭師の技術もあるが、植木の刈り込みではたまに失敗する。 忍者一家のくないから想いを寄せられているが、本人は迷惑がっている。 洋館のぱな子さんに気がある様子で、仕事で呼び出された時に嬉しそうな反応を見せることがある。 りさに(冗談で)頭髪の薄さを指摘されて以来、抜け毛の多さに悩んでいる。ちかげの変身魔法で人間になったときはいかにも大工さんらしい中年男になっていた。 いた一(いたいち) 声 - 川野剛稔 イタチ。職人一家の一員で、りんの兄弟子。りさと同期。いつも鉢巻きをしている。 えて吉(えてきち) 声 - 太田哲治 サル。りんの弟弟子。職人一家の中では、みことと同じく下っぱ。風呂焚きは主に彼の担当。 語尾に「〜でやんす」とつける。ちかげの変身魔法で人間になったときは全く変わりばえしていなかった。
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