月見亭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 07:06 UTC 版)
「ながされて藍蘭島の登場人物」の記事における「月見亭」の解説
さくや 声 - 松岡由貴(かかずゆみ) 温泉宿「月見亭」に、いつの間にか住み着いたお手伝いさんで自称「女将」。お客さんの「おもてなし」が大好きで、自分の役割だと思っており、邪魔するものは敵とみなし排除する。薄紫の長い髪を、左右で三つ編みにしている。プロポーションはからくり人形とは思えないほど良い。 初登場は、ドラマCDのVol.1である。ドラマCDのVol.2では、ライナーノートのイラストにのみ登場し、出番がないので泣いている。その後、漫画本編にも登場。物語に絡んだのは40話が最初だが、31話にてゆきのを置いて月見亭に来たかがみたちをもてなす1コマだけ登場している。 正体は、木製の精巧なからくり人形。両肩のパーツには「弐」、背中には「RX78_2」と読める型式番号と「咲夜」という文字が書かれている(第41話扉絵参照)。 船で運ばれる途中で海に落ちて藍蘭島に流れ着き、長らく砂浜に埋まっていたが、近頃、目覚めた。 制御システムは頭の歯車1つが欠けただけでも暴走する。行人たちと会う前までは記録喪失だったが、暴走して正気に戻ったあと、アイランド号に貨物のフリをして乗り込んだところまでは記憶が回復した。それ以前の来歴は不明。 からくり人形なので体がばらばらになっても死なず、パーツを組み立て直せば元に戻る。手足や首を外して伸ばすこともでき、人間用の柔術は通用しない。胴体は軟らかいらしい。 武装を内蔵している。「攻撃モード」になると両腕・両肩・両脚から三連装(ただし絵によって砲数は変わることも)の発射筒、背中から単装砲が展開し、額のヘッドバンド状のパーツが下りてきてバイザーとなる。時々、全武装開放をしないとムズムズするらしい。ドラマCDのエピソードで全弾を射ち尽くし、現在は弾切れで使用不可能である。年代、口径を問わずに弾丸を装填できる高性能らしい。 ある程度の形状パターン認識(筆跡鑑定など)はできるが、基本的に感覚は人間とさほど変わらず、赤外線や声紋、体温などを分析・識別できるほどのセンサー機能は搭載されていないらしい。 袴を脱ぎ、上着を下ろした状態を「お掃除モード」と呼ぶ。比較的穏やかな方法で相手を追い返すためのモードだが、その戦闘力は狩り物競争の直後で疲労困憊の状態であったとはいえ、メインヒロインたち(すずを除く)をまとめて一蹴したほど。 自爆機能が内蔵されており、本人と半径2mは木っ端微塵となるらしい。 温泉宿のお手伝いさんらしく“まっさーじ”が得意。ただし、実際は疲れは取れるがかなりハードで、まるで関節技のようである。また、おもてなしを邪魔された相手には、まちやあやねでさえ寝込んで動けなくなるほどの「逆効果のまっさーじ」をすることがある。 島の七不思議のひとつである「東の地下迷宮」について、懐かしさを感じる、と独白している。同時に、「壱」「弐」「参」と書かれた3つのカプセルの内、「弐」だけが開いている場面の回想が入ったが、詳しいことは不明。 その正体は宇宙人が製造したサポートアンドロイド398号。500年前に行方不明になっていた。
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