類似種など
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本属(あるいは本科)の植物は日本ではこの種だけであり、花の形は他に似たものが無く、特に雄花の雄蘂が垂れ下がる姿は小さいなりに目立つので、それが確認できれば判別は容易である。花以外の特徴ではフタバムグラ属のハシカグサによく似ており、草の香りまで似ている、本種では托葉が半円形で、ハシカグサの櫛の歯状になっているのとはっきり異なる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/25 22:24 UTC 版)
本種の属するアイナエ属は東アジアからオーストラリア、ニュージーランドにかけて35種ほどが知られるが、日本には本種以外には以下の1種のみがある。 M. pygmaea アイナエ やはりごく小型の1年生草本で草丈が10cm足らず、花は白くて径2.5mmなど、本種と同じような大きさの植物であるが、概形は全くと言っていいほどに異なる。本種が細長い茎の葉腋に1つずつ花をつけるのに対して、この種では茎がごく短くて1cm程しかなく、その先から長い花茎が出るので、その草丈の大部分は花茎である。従って葉は植物体のごく基部のところに集中し、また花は花茎の上に複数個を散形状につける。 オーストラリアは本属が最も多く産する地域であり、最大の見積もりで本属の種が55種、そのうちオーストラリアには50種があって、そのうちの43種が固有種とされる。そのうちの M. prolifera は本種とよく似ていて本種をこの種のシノニムとする説もあった。ただしこの M. prolifera 自体もその存在が不明確で、むしろ更に別種とされている M. nummularia との関連が考えられる。M. nummularia は多形的な種であり、複数種の種群とみた方がいいとも言われ、この部分はさらなる研究が必要とされる。現時点では本種の存在は、少なくともオーストラリア以外の地域では強く支持されている。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/27 05:56 UTC 版)
「ヨツモンカメノコハムシ」の記事における「類似種など」の解説
同属の種は日本には他にいない。一見似ているものはイチモンジカメノコハムシ Thlaspida cribrosa などがあるが、食草が違う。本種もヒルガオにつくこともあり、同様にヒルガオを喰うものにはジンガサハムシ Aspidomorpha indica などがあり、九州以南でヒルガオやサツマイモなどにつくものにタテスジヒメジンガサハムシ Cassida circumdata があるが、本種はこれらよりやや大きく、また背面に隆起や突起が多数あることで区別は容易である。総じて本種はこの類では大型で、背面のしわや隆起、それに黒い斑紋が目立つために判別はしやすい。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/26 00:25 UTC 版)
オミナエシ属の植物は日本に6種ばかりあるが、本種以外は黄色い花を付ける。形態的に似ているのはオミナエシである。大きさや姿形には似た部分があるが、花が白く、毛が多いことなどで見た目の印象はかなり異なる。ついでに果実に翼がある点でもはっきりと違う。ただしこの両者には雑種が出来る。これをオトコオミナエシ P. ×hybrida Makino という。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 08:55 UTC 版)
本種の属するウスベニニガナ属にはアジアからアフリカの熱帯域を中心に25種ほどが知られるが、日本の在来種は本種のみである。 同属のベニニガナ E. sagittata は本州、四国、琉球列島に見られる。この種はかつて日本で花壇や切り花用などに広く栽培されていたが、近年は見ることが少なくなったもので、野外で見られるのはこれが逸出したものとされる。またナンカイウスベニニガナ E. fosbergii が硫黄列島に帰化し、さらに八重山諸島にも帰化している。この種は茎が基部で分枝することがあまりなく、また葉が基部に集まらないで茎全体に均等に出ることなどで区別出来る。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/30 22:59 UTC 版)
同属のタニジャコウソウ (C. longipes )は植物体の姿も花もよく似ているが、花柄が葉柄よりかなり長く、また、アシタカジャコウソウ (C. yagiharana )は、日本に分布する他の種と比べ小さく、植物体全体に立つ毛が多いことで区別できる。 イブキジャコウソウは名前は似ているが見かけはまったく異なり、分類的にもイブキジャコウソウ属であり、ジャコウソウとは別群である。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 14:17 UTC 版)
オニグモ属としては小柄なもので、同程度の大きさのものとしてはヤミイロオニグモやハラビロミドリオニグモがあり、特に後者は腹部が横長な点、トリノフンダマシ属に見まがうところも似ているが、体色や模様が大きく異なる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/10/24 16:57 UTC 版)
似たものは少ない。形だけならイワヒトデなどもやや似るが、いずれにせよ、日向の岩の上に出てくるものでは日本に他に似たものがない。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/13 06:47 UTC 版)
日本産の同属の種では形態的にはやや傾向が異なる。ただし、現在ではよく似た種が知られている。 C. onoi Tanikawa 1992 オノゴミグモ この種は本種に非常によく似ている。違いとしては腹部前方、背面両肩に上向きの1対の突起がある。だが、小型なだけに見分けづらく、他に外雌器などでも区別がつくが、肉眼では混同しやすい。この種の発見記録は多くない。が、これは記載がごく最近であることも含め、本種と混同されている可能性が高い。 だがそれ以上に似ているのがヤマトカナエグモである。別属のものであるが、不思議なくらいに似ている。詳細についてはこの種の項を参照されたい。実際にはこの種は網を張らないので、しっかりした網を張る本種と混同することなどあり得ないのであるが、例えばまとめて採集瓶に放り込んでしまった場合、取り出して混同してしまう例が結構ある。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/26 06:19 UTC 版)
「ヨツスジトラカミキリ」の記事における「類似種など」の解説
イリオモテトラカミキリ C. aritai は本種と斑紋がよく似ているが、前翅の斑紋が異なるので区別は容易である、とのことで、この種は琉球列島の沖縄島以南に見られるというので本種と分布域が重なるが、この種の方が個体数は少ないという。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 03:45 UTC 版)
カニムシ類に海岸性のものは少ない。日本では本種の他に以下のような種が知られる。 Chthoniidae ツチカニムシ科Paraliochtonius sp. ナギサツチカニムシ Neobisiidae コケカニムシ科Halobisium orientale japonicum ウミカニムシ Olpiidae サバクカニムシ科Nipponogarypus enoshimaensis コイソカニムシ この中で、本種は特に身体が大きいことと、鋏の基部は丸く膨らみ、先端部が細長く伸びることなどで肉眼でも見分けが付く。なお、本種に近縁なものとしては、バンクスイソカニムシ G. californicus Banks など数種が北アメリカの西海岸に産する。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 17:43 UTC 版)
1m程度になるカヤツリグサ類には、シチトウのように根出葉の退化する形のものが多い。ミズガヤツリ(ポルトガル語版)などでは必ず根出葉があるが、この種ほどよく発達するものはあまりない。また、小穂が緑色で、褐色に色づくことがあまりない点も、特に大型になる種ではほとんどが褐色に色づくので比較的はっきりした特徴になっている。 楕円形の小穂が頭状に集まる点ではイガガヤツリ・カワラスガナも似ており、小型のものは似て見えることもあるが、それらの鱗片はやはり赤っぽく着色する。小穂が緑でそれが頭状に集まるものにアオガヤツリ(中国語版)とその類縁種があるが、それらはさらに小さくてせいぜい20cmくらいにしかならない。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/19 00:45 UTC 版)
本種を含むトウバナ属には日本に6種ほどがある。その中でクルマバナ、ミヤマクルマバナは花序の中の輪生する花の下から出る苞が葉のように発達して目立つ。イヌトウバナ、ヤマトウバナ、ミヤマトウバナは本種によりよく似ているが花が白く、より大きい。また、これらの多くはより自然な環境、山間部や谷間などに出現し、雑草として出現するものではない。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/17 12:58 UTC 版)
本属にはカラムシなど多くの種があり、低木状になるものもあるが、木本であるのは日本ではこの種だけである。イラクサ科の樹木にはヤナギイチゴやハドノキなど、日本南部に数種があり、やや似ているが、雌花序が長く伸びて垂れ下がるのは本種の良い見分け点になる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/14 06:36 UTC 版)
本属のものは日本に4種あり、いずれもよく似ている。その内でヤンバルオニグモ E. yanbaruensis は奄美と沖縄諸島に分布、キンカタハリオニグモ E. aurea は北海道と本州では高地に見られる。これに対し、カラフトオニグモ E. sachalinensis は北海道から九州までに広く分布し、本種の分布域と広く重複する。 そんな中、本種は腹部前端が左右に強く尖る点が独特で、大抵はこれで区別できる。また、雌では垂体が他種より遙かに長いことなど、性器の構造で雌雄とも明確に区別できる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/29 23:55 UTC 版)
同属の植物は日本に他にもあるが、それらは5小葉以上を持つ。また、それらは立ち上がる草本か低木になる。海岸に生えるマメ科としては、細かな葉と鮮やかな赤い花が目立ち、他に似たものがない。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/13 07:50 UTC 版)
葉の形が独特であるが、同属にはこのほかにも S. herreanus(大弦月城)やS. citriformis(白寿楽)など葉が球形に近くなるものは幾つか知られる。この属には乾燥への適応として多肉化した群が幾つかあり、それぞれに茎や葉、あるいは根茎が多肉化するなどの様々な特殊な形を示すが、本種を含むこれらは葉が多肉化する例の極端なものである。S. radicans (弦月)も本種にとてもよく似ていて、葉が先の尖った棒状になる。 葉が球形になるのは乾燥への適応で貯水力を高めるためと考えられ、球は体積当たりの表面積が最も小さい形であり、貯水と蒸散の抑制に役立つと考えられる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/04 03:13 UTC 版)
同属にはいくつかタムラソウの和名を持つものがあり、いずれも多少似ているが、他種が夏から秋に開花するのに対し、本種は春に咲くこと、それに小型で花が白い点で混同することはない。沖縄にはヒメタムラソウ S. pygmaea があり、本種によく似ているが葉はより細かく2回羽状に裂け、花はより小さい。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/05 15:08 UTC 版)
かつてはヒカゲノカズラ属に含め、Lycopodium hamiltonii Spr. の学名が用いられた。 同属には着生して茎を束生するタイプのものは複数ある。ヨウラクヒバなどは胞子嚢穂が明確に区別できる。逆にスギランでは胞子嚢を着ける部分の葉が着けない部分の葉とほとんど区別できない。 種内の変異は大きく、種の範囲は明確になっていない。現時点では植物体の大きさの他、葉質も薄い紙質のものから厚い革質で光沢のあるものまで含めている。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/15 03:17 UTC 版)
屋久島、種子島、口ノ島には本種に似ているが殻高6mm、殻径10.5mmとはっきりと小型のものがあり、これをヒメヤマクルマガイ S. j. nakadai と言う。本種の亜種とされるがかつては別種に扱っていた。これ以外には日本では類似の種はない。 殻の上面 大きさ:年賀状の切手部分で 裏面・ヘソの内側に巻いている殻が見える。 殻口側
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/07 13:30 UTC 版)
葉の先端部にだけ胞子嚢群がつき、しかもその部分の羽片がはっきりと小さいという特徴が非常に目を引くため、判別はごく容易である。池田(2006)は『同定のための解説は不要なほど』とさえ記している。 よく似たものにオクマワラビ D. uniformis があり、全体によく似ているが、胞子嚢群の着く羽片が葉の前半部と広く、またその部分の羽片が小さくなっていない点ではっきり区別できる。小羽片の先端が丸く、また鱗片が細くて暗褐色であるなど、細部にも差がある。この種は本種よりやや人里よりに出現するとも。 この種と本種との雑種はアイノコクマワラビといい、葉全体の形や明るい鱗片の色はクマワラビに、上半部に胞子嚢群を持ち、その部分の羽片が小さくならない点でオクマワラビに似る。ただし田川(1959)はこれをオクマワラビの1型であろうとしている。
※この「類似種など」の解説は、「クマワラビ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/22 16:50 UTC 版)
本種にごく似たものには以下のようなものがある。 オキナワセマダラコガネ B. okinawaensis :沖縄に分布する。本種によく似ているが、背面の光沢がこの種の方が強く、また前翅前端の側面が後方に幅広くならない。 オオダイセマダラコガネ B. ohdaiensis (Sawada):本種に似ているが、前胸背の後端側と前翅の前端側部の間に隙間が出来る。また前胸背と小楯板に黒みが強い。本州の紀伊山地、四国の石鎚山、九州の彦山、祖母山、霧島山など限られた山地帯にのみ見られる。
※この「類似種など」の解説は、「セマダラコガネ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 08:14 UTC 版)
本種の所属するフカノキ属は世界の熱帯、亜熱帯域に多くの種が知られるが、日本では本種のみが自生する。葉の形が似たものとしてはやはり掌状複葉で葉柄が長く、小葉柄があるものとして同じウコギ科のコシアブラ Acanthopanax sciadophylloides などもあるが、分布域も生育環境も全く異なり(コシアブラはむしろ冷涼な場所に生育する)、葉の形などもかなり異なる。 同属のものとしては台湾から中国南部を原産とするヤドリフカノキ S. arboricola がある。この種は観葉植物としてよく栽培され、一般には温室か室内で栽培されるが、九州南部以南では露地で越冬可能で、小笠原の父島では野生化している。当然本種と似た点は多いが、この種は葉に厚みがあり、表面に光沢があるなど見かけがかなり異なり、混同することはまずない。 なお、本種の学名としては S. octophylla が従来使われてきており、下に示した参考文献においても牧野原著(2017)と大橋他編(2017)以外はすべてこの学名を採っている。S. heptaphylla は1771年にリンネがブドウ属 Vitis の種として記載したものである。他方でフカノキ属が記載されたのが1769年[疑問点 – ノート]、ウコギ科が確立されたのが1780年、その後 S. octophylla が1790年にタラノキ属 Aralia の種として Loureiro によって記載された。それ以降、本種はこの後者の学名で呼ばれてきたのであるが、1990年に Frodin がこれがリンネの V. heptaphylla と同じ物であることを示したものである。 ちなみに種小名をそのまま解釈すると octophylla は「8枚の葉の」、heptaphylla は「7枚の葉の」を意味するので、1枚減ったことになる。もっともこのどちらの数も本種の小葉の数の変異の幅に収まっており、特に問題はない。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 07:24 UTC 版)
同属のものとしてはヒメベッコウハゴロモ R. taeniata がある。この種は体長4mmと本種よりずっと小型であり、また前翅は全体に褐色で濃淡の違う帯模様になっているので区別は容易である。この種は本州以南、台湾、フィリピン、マレーも分布し、日本では個体数は多くないが、時にイネの害虫になる。 別属だがスケバハゴロモ、アミガサハゴロモは同程度の大きさで、しかし斑紋がはっきりと異なる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 04:39 UTC 版)
本種の含まれるジョウカイボン属のものとして黒澤他(1985)には本種を含めて12種が取り上げられているが、おおむね体色で判別できる。ただしクロジョウカイ A. attrisatus はその名の通り前翅が黒いのであるがその色彩変異は幅広く、前翅がほぼ黄褐色のものがあり、本種との区別は細部によらねばならない。本種も地域によっては前翅が黒くなったものが出現する。なお、日本産ジョウカイボン科チェックリストにはこの属のものとして49種もが掲載されており、分類は難しそうである。 他にキンイロジョウカイ属 Themus のものも本種にやや似ているが、おおむね体色で判別できる。よく見られるキンイロジョウカイ T. episocopalis は本種より一回り大きくて前翅が鈍い金属光沢を持っている。
※この「類似種など」の解説は、「ジョウカイボン」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/04 07:56 UTC 版)
同様の場所で観察できるものには多くの種があるが、大きさが中程度、ということではカヤツリグサ、コゴメガヤツリなどは小穂が頭状に集まらない。タマガヤツリは小穂が頭状になるが先端が尖らず、また全体に柔らかい。カワラスガナも頭状に集まるが、これは小穂が小判型をしている。ヒメクグやヒンジガヤツリは頭状の花序がより密集した球形となる。
※この「類似種など」の解説は、「イガガヤツリ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 21:46 UTC 版)
カラスノゴマ属には東アジアから日本にかけて数種があるが、日本国内には本種しかいない。黄色い花はよく目立ち、真ん中から突き出した仮雄蕊が独特なので判別は容易。
※この「類似種など」の解説は、「カラスノゴマ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 21:46 UTC 版)
本属にはアジア、オーストラリア、アフリカにかけて約40種があるが、日本に分布があるのは本種のみである。初島(1975)は本種の琉球列島における分布を沖永良部島以北としており、それ以南のものを変種コバノハスノハカズラ var. australis として、基本変種に比べて葉が小さく、花序の分枝が少ない点をその違いとしてあげている。彼はまた花序が有毛のものをケハスノハカズラ var. hispidula として区別している。ただしYList はこれらの変種を認めていない。 本種に似たものとして、ミヤコジマツヅラフジ Cyclea insularis はやはり葉が盾状になる蔓植物で、本州南西部以南に分布する。同じ科ではあるが、雌花の花弁が1枚しかないなど放射相称でないことなどの特徴で別属(ミヤコジマツヅラフジ属)とされる。外見的には本種と異なり若枝に軟毛があることで区別出来る。
※この「類似種など」の解説は、「ハスノハカズラ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 01:54 UTC 版)
「リュウキュウウラボシシジミ」の記事における「類似種など」の解説
同属のツシマウラボシシジミ P. flugens とは特に裏側はよく似ているが、この種では雄の表側が光沢のある青紫となっている。また分布もあまりに違いすぎるほど違う。 他にやはり裏に黒い斑紋を1つつけるものにヒメウラボシシジミ Neopithecops zalmora がある。この種では後翅裏側の前方の大きい黒紋以外に後方に小さい黒紋があり、また翅の縁に平行した波紋があるなどの違いがある。この種は八重山で散発的に発見され、1996年以降は西表島で継続して発見されている。見過ごされてきたのか、それとも迷蝶由来で英着しているのかは不明とのこと。
※この「類似種など」の解説は、「リュウキュウウラボシシジミ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 20:47 UTC 版)
本種の属するエノキグサ属は熱帯を中心に400種ほどがあり、中にはベニヒモノキ A. hispida など観賞用に栽培されるものもあるが、日本には本種の他にはキダチアミガサソウ A. indica が琉球列島の大東島に知られるだけである。これは高さ50-70cmほどになるもので、花序の基部の苞葉がより多くて7枚までつき、また茎の株は木質化する。この種については初島(1975)などは在来種のように扱っているが、大橋他編(2016)は帰化種扱いしている様子である。またもう1種 A. gracilens ヒメキダチアミガサソウが近年帰化種として千葉で記録されており、この種は花序の柄が短くて基部の苞葉が密集して着いている。 なお、葉の細いものを変種のホソバエノキグサ var. lanceolata として区別し、四国と台湾に分布するとする説もあるが、北村、村田(1994)や大橋他編(2016)はこれを取り上げておらず、YListもこれを取り上げていない。代わりに北村、村田(1994)は開出毛の多いものを品種として区別してビロウドエノキグサ form. velutina とする説を取り上げているが、大橋他編(2016)はこれも取り上げていない。
※この「類似種など」の解説は、「エノキグサ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 04:14 UTC 版)
同属のものではタイワンマルカメムシ M. cribraria が本種とよく似ており、同種とする研究者もいる。この種は琉球列島の沖永良部島以南に見られ、また国外では中国、東洋区からオーストラリアにまで分布する。日本では本属の種はこの2種のみ知られる。 ヒメマルカメムシCoptosoma biguttulumもフジなどについてよく見られるが、平地では本種の方が普通である。この種は本種よりやや小型で背面は黒か紫を帯びる。この属にはクズマルカメムシ C. semiflavum というクズに付く種もあるが、これは大きさは本種と同程度ながら背面はやはり黒く、小楯板の両端に黄色い斑点がある。日本にはこの属のものがこれらを含めて10種知られ、他に未同定の種もあるが、ほとんどは小型で体色が黒である。 なお、これらの種が含まれるクズマルカメムシ属は世界で280種にもなる大きい属であり、対照的に本種の含まれるマルカメムシ属は世界に22種ほどの小さな群である。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/15 09:21 UTC 版)
オトシブミ類には多くの種があるが、本種はその中でかなり大きく、また前翅の色がよく目立つので判別は容易であり、体色の変異はあるが、前翅の点刻が粗く大きいこと、その体形が胴長であることでも区別できる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 06:32 UTC 版)
シチョウゲ属には東アジアからヒマラヤにかけて30種ほどがある。日本には本種のみが知られる。 本種に似たものとしては、別属ではあるがハクチョウゲ Serissa japonica がある。これは中国を原産とするが、古くより日本でよく栽培され、生け垣にもよく用いられ、一部では野生化してみられる。本種とは葉が楕円形で、花が白い点ではっきり見分けが付く。分類学上はこの種では雌蕊の先端が2裂すること、また苞葉が萼を包む筒を形成しないことなどの点で別属とされる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 09:58 UTC 版)
同属のマテバシイとは葉の形などがはっきり異なる(マテバシイは葉が長めで全縁、葉面はなめらか)ため区別は容易い。むしろ、先述のように見かけはコナラ属のアカガシによく似ている。アラカシよりやや葉が短めであるが、葉だけで区別するのは難しい。もちろん果実が付けば見分けがつく。なお、日本のブナ科植物は春から初夏に花をつけるものがほとんどであり、この種のように秋に花をつける例は他にない。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/17 07:45 UTC 版)
黄色い体に刻斑がある点で、他の種とははっきり見分けられる。ただし背面がほぼ黒くなる個体も見られる。同属のヒメゴマダラオトシブミ P. vanvolxemi は稀に本種のように黄褐色地に黒斑を持つ個体がでるが、普通はもっと全体に色が濃い。またこの種は体長が6-7mmとやや小さく、それに前翅背面に大きな瘤状突起があることで区別出来る。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 02:27 UTC 版)
コガネグモ属は日本に本種を含めて7種があり、雌ではその模様などで容易に判別できる。雄は小さく特徴が明らかでないので生殖器に頼らねばならない。雌の特徴としてはこの属ではかなり小さいものであること、腹部背面の前の方の黒い帯がないこと、赤っぽい模様が入り交じることなどである。ただしムシバミコガネグモ A. aetheroides は本種に似た斑紋を持つ。この種は本州以南にすみ、本種よりかなり大きくなる点で区別は容易であるが、南西諸島では本種に大きくなる個体があり、区別が難しい場合がある。その場合には生殖器の形態を見る必要がある。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/21 03:58 UTC 版)
本種の所属するテンツキ属には世界で約200種、日本に26種ほどがある。その中で本種は小穂の鱗片がらせんに配列、小穂が複数あって頭状に集まり、花序の基部の苞は小さいながら葉身があり、痩果は倒卵形で表面は滑らかで黒っぽく熟すること、それに全体に細かな白い毛が多いことでほぼ判別できる。 国内の同属で特によく似ているのはシオカゼテンツキ F. cymosa で、本種のように根茎があり、葉は硬くて株元に根出状に多数出ること、海岸性であることなどは共通している。異なる点としてはこの種は全体に無毛であることがあるが、それ以外にも小穂は長さ3-6mmと本種よりずっと小型で、花序につける小穂の数はずっと多く、花序に複数の枝があって散房状になることなどがあげられる。またこの種は海岸でも岩の上に出現するもので、関東以西の本州から四国、九州、それに琉球列島に広く分布し、国外でもインドからオーストラリアに渡る広い分布域を持つ。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:51 UTC 版)
「ツクシスズメノカタビラ」の記事における「類似種など」の解説
上記のように本種と見間違える植物はスズメノしかなく、その区別点も上述の通りである。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 07:38 UTC 版)
同属のヒメクロウリハムシ A. lewisii もウリ類、特にヘチマの花を食害する。本種より多少小型で、特に本種の触角や歩脚が黒いのに対して、この種では赤褐色であることで判別できる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 05:58 UTC 版)
本種の所属するモジホコリ属には非常に多くの種があり、萩原他(1995)には40種以上があげられている。似たものは多く、特にアオモジホコリ P. viride は特によく似ており、本種がこの種の変種に扱われたことがあるが、この種では石灰節は紡錘形で本種のように長くならない。また外見的には本種ほどには子嚢が平たくならず、上の面がへそ状にくぼむこともない。萩原他(1995)ではこのほかに類似の種としてキカミモジホコリ P. flavicomum とベテルモジホコリ P. bethelii をあげており、石灰節の形で区別できるとしている。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 06:26 UTC 版)
本種は小穂が雄雌性で花茎の節から複数出ること、柱頭が2裂であること、秋に開花結実することなどからナキリスゲ節 Sect. Graciles にまとめられる。この節のものは日本に11種ほどがあり、いずれもよく似たものである。ただし小笠原諸島の固有種や琉球列島のごく一部に固有の種が計4種あり、またジングウスゲ C. sacrosancta、キシュウナキリスゲ C. nachiana は本種と分布域が重なるものの、実際の生息地は限られており、希なものである。他にフサナキリスゲ C. teinogyna は渓流沿いにのみ見られ、センダイスゲ C. sendaica は匍匐枝があること、オオナキリスゲ C. autumnanalis はこの節では例外的に頂小穂が雄性であることで比較的容易に判断が出来る。 その点、ナキリスゲ C. lenta は本州の関東以西、四国、九州に伊豆諸島と南西諸島ではトカラ列島まで分布し、また低山帯までの林地や林縁に出現する普通種であり、つまり本種とその生育環境や分布がほぼ一致する。形態的にも大きさも両者同程度で、特徴としても目立った違いが少なく、判別の難しいものとなっている。果胞は本種の方がやや小さいが、ナキリスゲは2.8-3.5mm、本種は2.5-3mmとその幅は重なっており、明確に区別できるとは言い得ない。勝山(2015)では節の検索表で両者の分かれ目が果胞が『太い脈があって密毛』か『細い脈があって無毛または微毛』で判断することとなっており、両種は共に有毛であるため、これでは初心者には区別が付かない。実際にはナキリスゲの果胞は拡大して見ると実にもしゃもしゃと毛が生えており、本種のまばらに短いのがあるのとはかなりはっきり異なる。これは比較すれば明かだし、一度両者を見ていれば判断に困らない程度の差がある。つまりルーペがあればこの両者はすぐに判別できる。しかし肉眼では不思議なほどにその点が見て取れない。ただしそれら細部の違いの結果として本種の小穂の幅が2-2.5mmであるのに対してナキリスゲは3-3.5mmとかなり太く、また葉の色が本種の方がより明るい色であることもあって、慣れると遠目でもほぼ判別できる。しかしそれをもって同定可能とは考えない方がいい。 ちなみにトカラより南の南西諸島ではナキリスゲが分布しないため、普通に見られるのは本種のみであり、この点では楽である。この地域にはアマミナキリスゲ C. tabatae とオキナワヒメナキリ C. tamakiiがあるが、いずれも限られた山間部のみに見られるものである。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/04 22:03 UTC 版)
本種はいわゆるホンモンジスゲ類の1つで、これに含まれるものはどれもかなり似ている。本種の場合、特にホンモンジスゲ C. pisiformis やオオイトスゲ C. alterniflora に大きさや形が似ている。しかしながら植物体の全体にわたって毛が多い点ではこの類では他に例がないことから判別は容易である。そのためにこれまでこの類の分類に諸説あった中でも、本種に関しては独立種として扱った例がほとんどである。同じく毛が多いものにケヒエスゲ C. mayebarana があるが、この種は葉には毛がほとんどない他、果包に長い嘴があるなどの点でも異なっている。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/12 01:13 UTC 版)
本種の属するイトカメムシ科のものは概して体が細長くて触角や歩脚も細く長くなっているが、中でも本種の属するイトカメムシ属のものが特に細長い。本属の種は日本では本種のみである。 比較的似ているものに別属のヒメイトカメムシ Metacanthus pulchellus がある。同じように草木の葉の上に見られ、時に本種と混成することがある。本種に似ているが、体長が4mmほどと少し小さく、また触角や歩脚に環状の斑紋がはっきり入っている点などで区別できる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 02:06 UTC 版)
本種はヒメシダ属のものとされて、Thelypteris interruptaの学名が長らく用いられた。この属のものではホシダ T. acuminata も日向に生え、葉の形なども似ているが、本種の葉がやや厚手の革質であるのに対し、薄い紙質である。また本種が水浸しの場所に生えるのに対して、この種はより乾燥した場所に出現する。ケホシダ T. parasitica やイヌケホシダ T. dentata も琉球列島などでは一緒に見かけるが、これらは頂羽片が明確でなく、また葉面に毛がある。それに、これらも水浸しの場所には生えない。 なお、日本産の本種は羽軸に毛があるので、これを種内の変種と見る説もあるが、確定はしていない模様。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/08 17:07 UTC 版)
同じくらいの大きさで同じような格好でみられるヒメグモ類は複数属に跨って数多いが、斑紋がはっきりしているのでそれらとの判別はたやすい。 ただし、同属にはよく似た別種があり、日本では本種以外に次の種が知られている。 A. iwawakiensis Yoshida イワワキアシブトヒメグモ A. exiguus Yoshida コアシブトヒメグモ これらは本種とよく似ており、また分布域も前種は本州から韓国、後種は奄美以南の南西諸島と、ある程度重複している。いずれも本種よりやや小柄ではあるが、正確な同定には生殖器など細部を確認する必要がある。また、両種とも最近の記載になるものなので、1980年代以前の報告ではこれらが混同されている可能性がある。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 05:05 UTC 版)
「ヨコヅナツチカメムシ」の記事における「類似種など」の解説
本種の属するヨコヅナツチカメムシ属には22種が記載されており、オーストラリア区を中心として東洋区、一部は旧北区の南部まで分布するが、日本から知られているのは本種のみである。 同科の種は日本からは本種を含めて23種が知られており、それらは多くが外見上は多分に似ているが、本種はその中で最も大きいものである。より普通種であるツチカメムシ Macroscytus japonensis が体長7-10mm、それ以外のものはおおよそ5mm前後であり、本種ははるかに大きく、比較せずとも紛れようはない。もう1種、ベニツチカメムシ Parastrachia japonensis は16-19mmと本種に互する大きさを有するが、この種は鮮やかな赤に黒い斑紋を持つもので一見して判断できる。ちなみにこの種は別科とする説があり、そうなると本種がこの科最大(日本国内で、であるが)は揺るぎないものとなる。 大きさの比較 幼虫・ムクロジの果実についている
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 03:12 UTC 版)
一見は全く枝の出ない、太くて長い穂を出すこの種の姿は、他にあまり似たものがない。 ネズミノオ属は、世界の熱帯に約150種がある。日本ではこの種以外にも数種あるが、いずれもあまり姿の似ていない植物であり、身近になじみのあるものではない。以下に代表的なものを挙げる。 ヒゲシバ S. japonicus (Steud.) Maxim.:小柄な一年草。細い茎が立ち上がり、まばらに葉をつける。穂は上に伸びて線形。葉の縁に付け根が膨らんだ毛が並ぶのが特徴。本州~九州の湿地にはえる。中国にも産する。 ソナレシバ S. virginicus (L.) Kunth:熱帯域の海岸にはえる。匍匐茎があって大きな群落を作る。茎は立ち、節ごとに多数の葉をつける。穂は上に抜け出し、短い線形。南西諸島と小笠原の海岸にあり、砂地に生える海浜植物である。
※この「類似種など」の解説は、「ネズミノオ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 05:49 UTC 版)
本種の所属するアカサシガメ属は旧北区東部、東洋区からオーストラリア区にかけて18種が知られるが、日本では本種のみがある。近縁属の種は数多いが、本種のように全身が赤、というのは他にない。 赤い色を持つサシガメはかなりあり、たとえばアカシマサシガメ Haematoloecha nigrirufa などビロウドサシガメ亜科には赤い部分を多く持つ種が幾つかあるが、大抵は頭部が黒とか、前翅が革質部まで黒いとか、赤い部分が本種ほどには多くない。またこれらは体格的にも本種より頑丈そうな太く短い歩脚をしている。
※この「類似種など」の解説は、「アカサシガメ」の解説の一部です。
「類似種など」を含む「アカサシガメ」の記事については、「アカサシガメ」の概要を参照ください。
類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 05:53 UTC 版)
ヤニサシガメの所属するヤニサシガメ属には東アジア、東南アジアとマダガスカルから16種が知られるが、日本では本種のみである。 印象として似ているものには同じモンシロサシガメ亜科に属するシマサシガメ Sphedanolestes impressicollis とヨコヅナサシガメ Agriosphodorus dohrni があげられる。いずれも黒白まだらで腹部がやや幅広くなっている。シマサシガメは歩脚がほっそりしてでこぼこでなく、まだら模様がくっきりしており、ヨコヅナサシガメはやはり歩脚がでこぼこでなく、また腹部の幅がとても広くなっている。
※この「類似種など」の解説は、「ヤニサシガメ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 09:08 UTC 版)
日本には同属のものが4種ある。以下の2種は特に1回繁殖型の多年生草本である点が共通し、花序が散房状になる点で区別出来る。 L. sinense タイワンハマサジ:八重山諸島の中之御神島 L. senkakuense センカクハマサジ:尖閣諸島の魚釣島 他にウコンイソマツ L. wrightii var. wrightii と変種のイソマツ var. arbusculum があり、これらは小さいながらも木本であり、本種のようにロゼット状に葉をつけた位置の下の茎は木質化し、また分枝もする。 いわゆるスターチス L. sinutatum は和名をハナハマサジといい、やはり同属である。スターチスの名は旧学名の Statice に基づくもので、この種を含む複数種がこの名で栽培されている。
※この「類似種など」の解説は、「ハマサジ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 14:38 UTC 版)
上述のように、本種は個体変異の幅が広く、一見では別種のように見える場合がある。また、類似の別種もいくつかあり、それらにはかつてオニグモとされていたものもある。特に似ているのは以下の種である。 A. uyemurai Yaginuma ヤマオニグモ A. maccacus Uyemura ヤエンオニグモ これらは外性器では明確に区別出来るが、見慣れれば体色でも判別は可能である。ヤマオニグモは色に黒みが強いこと、葉状斑がよりはっきりしていること、腹部がやや細長いのが判別点となる。ヤエンオニグモは歩脚が他種より短め(体長の約1.5倍)であること、歩脚の各節に、他種では末端が色濃くなっているのに対して、本種では末端と中間部にも濃色部があること、葉状斑の縁が柔らかい波状であることなどで見分けられる。また、本種は人家周辺に多いのに対して、ヤエンオニグモは里山に多く、ヤマオニグモは名前通りに山地に生息する。 なお、そのほかに褐色系の大型のオニグモ類、たとえば別属だがヤマシロオニグモNeoscona scylla やコゲチャオニグモ N. punctigera などもかなり似て見える。これらは腹部両肩に突起が明瞭でないのが判別材料となる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 00:24 UTC 版)
ナメクジは種類が多く、特に帰化種が多いが、いずれも本種ほど大きくならず、また山野に出現することもまず無い。ただし日本中の本種を同一種と見ていいかどうかはまだ確定していないようである。 本種の亜種としてはダイセンヤマナメクジ Incilaria. f. daiseniana Azuma, 1982(学名は東(1982),p.165) があり、大きさはほぼ同じながら体色が淡い黄褐色であること、大触角がやや短いことなどで区別される。この亜種は鳥取、石川、京都、岩手などで記録がある。 なお、沖縄本島北部にも類似の大型ナメクジが見られ、ヤンバルヤマナメクジの和名が与えられている。同属ではあるが正式な記載がなされておらず、学名は未定である。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 10:24 UTC 版)
よく似たものとしてはアサマスゲ C. lithophila やウスイロスゲ C. accrescence がある。全体によく似ているが、果胞の形はこれらの場合、縁が狭い翼となっている。またカワズスゲは小穂が集中しておらず、また果胞の形も異なる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 08:49 UTC 版)
勝山(2006)は本種をヌカスゲ節 Sect. Mitratae のもと、タイワンスゲ亜節 Subsect. Lageniformesとしている。本種は束状になった花穂が葉の基部に隠れるようにつく点が特徴的で、日本のスゲ属では花穂が少なくとも果実の成熟時には葉を抜け出るのが大部分であり、そんな中では独特である。メアオスゲ C. candolleana やアズマスゲ C. lasiolepis なども雌小穂が葉の根元に出来ることがあるが、それらでは先端に出来る雌小穂もある中のことである。ほとんどの花穂が葉の基部に出来るものとしてはホソバヒカゲスゲ C. humilis やマメスゲ C. pudica の例があるが、本種とはずいぶん異なるものである。 もっとも沖縄では同様の例は他にもある。特にトックリスゲ C. rhynvhachaenium はやはりヌカスゲ節タイワンスゲ亜節に属するものとされ、全体によく似ているが葉幅が1.5-3.5mm、花茎が高さ4-10cmと小柄な草で、やはり束になった花穂が葉の基部におさまる。この種は果胞はむしろ大きくて長さ5.5-6.5mmほどになる。この種は日本では沖縄本島のみから知られるが、国外では台湾、ベトナム、フィリピンまで分布がある。なお、初島(1975)にはこの種について書かれていない。この種は本種と混同されていた可能性があり、実際にこの種と思われるが本種と同定されていた標本も発見されている。上記のようにはっきりした違いはあるが、草丈こそ小さいがその根元に花穂が集まり、細長い小穂が束状につく点は共通しており、本種の貧弱なものと判断される例が多かったと思われる。ちなみにタイワンスゲ亜説に属する種は日本にもう少しあるが、それらは普通に花序が葉の間から抜き出るものである。 他にホウザンスゲ C. hoozanensis も花穂が根元に集まるが、この種は果胞が大きくて長さ7-8mmにもなり、ヒエスゲ節 Sect. Rhomboidales とされる。
※この「類似種など」の解説は、「オキナワスゲ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 09:28 UTC 版)
緑色の細い穂が垂れる姿が独特で、紛らわしいものはない。細長い穂が垂れるものとしては、テキリスゲやアズマナルコなど他にも種はあるが、いずれも本種より遙かに大きい。本種はこれらとともにアゼスゲ節に所属する。ショウジョウスゲなども細長い小穂を垂らすが、これらは鱗片などが強く着色する。
※この「類似種など」の解説は、「カワラスゲ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 22:27 UTC 版)
もっともよく似ているのはオオバノイノモトソウ(学名:P. cretica)である。本種は別種として扱われているが、これには検討の余地があることは岩槻編 (1992) にも指摘されている。分類学上では、オオバイノモトソウの変種や亜種、以前は園芸品種として扱われた例もあり、たとえば田川 (1959) は本種をこの種の変種として扱い、学名を P. cretica var. albo-lineata としているが、現在は別種とされている。 区別点としては、オオバノイノモトソウの方が大きくなり、栄養葉の羽片の数がより多くて7対にもなるのに対し、マツザカシダの栄養葉の側羽片の数は少なく、形も中太りで広いことで区別できる。ただし羽片の数の少ないものもあり、その場合には班別が難しくなる。個々の栄養葉について見ると、本種の葉は濃緑色であり、オオバノイノモトソウは黄緑色であること、羽片の先端が本種では鈍く尖るか端に尖っている(鈍頭から鋭頭)のに対してオオバノイノモトソウでは突き出して尖る(鋭尖頭)である点などが異なっている。 岩の上に生えたもの 栄養葉 同・より発達したもの オオバノイノモトソウ発達の悪い栄養葉 同やや発達した栄養葉 同葉に白斑の出る栽培品
※この「類似種など」の解説は、「マツザカシダ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 08:49 UTC 版)
本種は小穂や果胞が大きく、それが花茎の先端に集中してつくことで、湿地性の他の種とは容易に区別できる。例えば湿地性のスゲとして普通なアゼスゲやカサスゲなどは小穂が遙かに小さくて雌小穂は細長い。オニナルコスゲでは果胞が6-9mm、ウマスゲでは9-12mmと本種に迫るか、あるいは超える大きさを示すが、これらは雌小穂が互いに離れて生じ、また果胞の嘴も本種のように鋭く長くない。
※この「類似種など」の解説は、「オニスゲ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 09:29 UTC 版)
名前どおりに全体の感じはシラスゲに似ており、特に穂が膨らむ前はかなり似ている。しかしシラスゲは普通の草地に多く、水浸しの条件に出現することはない。水湿地に出るものとしてはカサスゲとその近縁種があり、これもかなり似ている。こちらはより深い水域にも出現する。また、より背が高くなる。他にも水湿地に出るスゲ類にはやや似たものがある。しかしいずれにしても、大きく膨らむ果胞が独特で、これが確認できれば間違いはない。果胞が大きく膨らむものとしてはゴウソがあるが、こちらは小穂がぶら下がる。 膨らんだ果胞は、水に浮かんで散布されるための適応、と言いたいところであるが、果胞は脱落性でなく、実際にポトリと水面に落ち、という様子は見られない。
※この「類似種など」の解説は、「ミヤマシラスゲ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 17:34 UTC 版)
ヨシがあまりにも有名なため、ツルヨシもヨシと同一視されていることが多い。実際にヨシによく似ているが、以下の点で異なる。 地表を長く這い、葉身のある匍匐茎があること。ヨシの匍匐茎は地中を伸び、鱗片に包まれる。 匍匐茎と茎の節に白い毛を密生すること。 葉鞘の上部が赤く染まること。ヨシのそれは全体に薄い緑である。 小穂の第一包穎が第一小花の長さの半分を超えること。ヨシでは半分以下である。 普通はツルヨシがヨシより一回り背が低いのですぐにわかるが、中流のやや砂の細かいところや、川の周辺の止水にでる場合など、ヨシとそっくりの姿になることもある。その場合も上記のような細部では区別できる。 また、冠水にも強く、葉の基部がややすんなりしている点などは、渓流植物の特徴とも共通するもので、より水流の早い生育地への適応ともとれる。長く匍匐茎をのばす性質も、より基盤の不安定な環境への適応と見られるかも知れない。大水などで群落の一部が失われた場合にも、すぐに蔓を伸ばして群落を広げるのが見られる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 17:40 UTC 版)
日本産の同属の中では小穂に絹毛状の毛が多い点で多くの種とは区別できる。その点ではシマスズメノヒエ P. dilatatum が似ているが、本種に比べると小穂が一回り大きく(長さ3-3.5mm)、総は数が少なく(3-6)、茎に沿って立つのではなく、大きく横に開いて出る点ではっきりと区別できる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/10 22:58 UTC 版)
コモチシダ属には世界に14種があり、日本からは6種が知られる。日本では中部以南にコモチシダ W. orientalis が広く分布しているが、本種はこれよりは沖縄に産する独特の葉型を持つオオギミシダ W. harlandii などと同一のクレードをなすとされる。他に日本では琉球列島のごく一部のみに知られるホソバオオカグマ W. kempii が本種に近縁とされ、雑種が出来るとも言われるが、確実な標本はないとのこと。 雑種としてはアイオオカグマ W. ×intermedia が佐賀県からのみ知られるが、これはおそらくコモチシダと本種の雑種と考えられている。 ほかに本種の変種として記載されたものにトサノオオカグマ var. latisecta があり、これは裂片が大きくて斜三角形になる型で、高知で記録されたとのこと。 なお、牧野原著(2017)では本種の栄養葉がイヌガンソクの栄養葉と似ていることに言及しており、葉脈の特徴の違いを指摘している。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 10:29 UTC 版)
同属の種は日本にも他にあり、特にヘリトリコブシ P. heterograna はよく似ている。本種より背甲の背面に顆粒が少なくて正中線上や縁取り部に限られることで区別出来る。またこの種は砂泥質の浅い海底に生息し、本種の生息する波打ち際よりは沖に見られる。コブシガニ科のものは一般にはより深い海に見られるものが多く、干潟に見られるものは少ない。 なお、属の分類の見直しから元のPhilyra が7つに分割されたため、本種の学名は以前の Philyra pisum から 現在のPyrhila pisum に変更されている。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 16:18 UTC 版)
本種の属するチカラシバ属には世界の熱帯から亜熱帯に約100種が含まれるが、日本には4種ほどが知られる。このうちで在来種は普通種であるチカラシバ P. alopecuroides 及びこれによく似た九州以南と小笠原の海岸にあるシマチカラシバ P. sordidum で、いずれも背丈はせいぜい80cmで、またその茎は基部から分枝しない。帰化種であるエダウチチカラシバ P. orientale は120cmほどになり、またその茎は基部でよく分枝し、穂は円柱形で長さ15-25cmにもなり、小穂基部の毛には羽根状のものが含まれる。本種との違いは小穂が短い柄の上に2-4個ずつつく点である。この種は東京と神奈川県に帰化している。 暖地性の大型イネ科で黄褐色から紫紅色除けに覆われた円筒形の穂があり、葉舌が軟毛列、第1包穎が小穂長の1/4、総苞毛に羽状毛が少数含まれる、といった点と確認すれば本種と確定できる。 なお一見ではエノコログサの仲間のようにも見えるが、小穂を見ればエノコログサのように丸っこくはなく、チカラシバと同様にとがった形をしているのがすぐに見て取れる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 16:17 UTC 版)
キビ属は世界の熱帯から暖帯域を中心に約500種があるが、日本には在来種としてはハイキビ P. repens とヌカキビ P. bisulcantum があり、他に本種を含む数種が帰化植物として知られている。このうちでヌカキビは草全体の姿、大きさ、全体に毛がないことなど似たところが多いが、花序がほぼ直立し、花序の枝が主軸に対して直角に近い大きい角度で出て、先端にある小穂がやや垂れるように付くこと、小穂の柄に小さな棘がないことなどで区別できる。またこの種は林縁や湿ったところに生え、本種とは生育環境が異なることも記されているが、実際には結構一緒に生えていることを見かける。 他にハイキビは小穂の第1包頴が小穂全体の長さの1/5程度、という点で似ているが、この種は多年生で地下茎がよく発達することで区別がつき、またこの種は海岸性である。 日本で知られる他の種は葉や鞘に毛を持つものが多く、その点で区別がつく。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/21 14:52 UTC 版)
キオン属は世界に様々なものがあるが、日本ではつる状になるのは本種だけである。また葉の形が長い三角状、つまり基部で両側に軽く突き出すようになっている葉の形はかなり独特で、少なくともこの植物が生育する日本国内では判別は容易である。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/23 03:45 UTC 版)
ヒゲブトグンバイ属は世界に5種のみが知られ、日本には本種のみがある。 グンバイムシ科の昆虫はすべて植食性で、ほとんどは宿主植物の葉の裏に住み、そこで吸汁して生活するもので、本種のように虫瘤を形成するものは珍しい。グンバイムシ科で虫瘤を作るものの多くは葉が変形して袋状になるもので、花が変形して袋になるタイプは少なく、日本では本種のみである。虫瘤を開くと虫が容易に見つかるので判別はたやすい。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 23:28 UTC 版)
ハマビワ属には世界的には種数が多いが、日本では4種のみ知られている。そのうち、アオモジ L. citriodora は落葉樹で、葉が薄いうえにつやもない。逆にハマビワ L. japonica は海岸地域に多い種で、葉が厚いうえに裏面に綿毛が密生している。したがって、この2種は本種とあまり似ていない。もう1種のバリバリノキ L. acuminata は常緑高木だが、葉が細長いうえに先端が長くとがり、長さ10-15cmにもなるので、これも見間違えることはない。 外見的にはタブノキやアオガシも似ているが、本種では葉の基部が葉柄に流れないのがよい区別点となる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/05 08:56 UTC 版)
同所的に出現するもので、よく似たものにツガとモミがある。本種は分布が限定されるが、その生育地にはこの2種が一緒に生育していることが多く、この3種の見分け方は自然観察会などにおいてよく取り上げられる素材である。 球果があれば区別は簡単で、モミはずっと大きくて枝の上に乗って立ち、種子と共に鱗片を脱落させる。ツガのそれは形は似ているがもっと小さくて枝先からぶら下がる。トガサワラの場合、ツガに似ているが一回り大きく、また鱗片の縁に種子鱗片が顔を出す。 葉の形では、モミのそれは長くて先端が二つに割れて尖るのに対して、ツガのそれは短くて先端は2つに割れるが丸い。トガサワラの葉はツガに似て、より細長い。またツガとトガサワラの葉は枝に螺旋状につくが、モミは両側にでる傾向が強い。ただし、モミの葉は若い枝では先端が鋭く尖るが、大木の枝先では葉先が丸くなる傾向があり、また枝につく葉の列もはっきりしなくなるので、不慣れなものを悩ませる場合がある。葉の基部を見る特別がはっきりしている。モミの場合、葉の基部が丸く広がって茎についている。ツガでは茎には葉のつく部分の下側に縦長の隆起(葉枕)があり、葉柄はその延長のように茎に沿って伸び、すぐ大きく曲がって葉となる。トガサワラは細い葉柄がすぐに茎につく。 樹型や枝振りでは、トガサワラは他の2種に比べて横向きの枝がよく伸びて、柔らかな感じの樹形になる。 北米原産で建材に多用されるベイマツはアメリカトガサワラの別名を持つように本種と近縁に当たる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 04:19 UTC 版)
日本において、同属で本種と似たものとしては、以下の2種が挙げられる。 T. yesoensis:エゾアシナガグモ T. tanikawai:タニカワアシナガグモ エゾは本州・四国・九州では山地に生息し、平地には出ない。タニカワはトカラ列島以南の南西諸島に分布する。これらの区別について、八木沼(1986)はエゾの方が本種より大きいこと、新海(2006)はタニカワについて腹部に黒斑があることと全体に黄色みを帯びることを挙げている。小野編著(2009)はこのほかに雄の大顎の形態、交接器の構造に触れた上で、雌では区別が難しいことを指摘している。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/24 09:41 UTC 版)
同属のヒンジガヤツリとは大きさが明らかに異なる。カヤツリグサ属にも似たものもあるが、果実が二枚の薄膜に包まれないことで区別できる。 なお、この属の穂が小穂であるのか小穂の集合であるかには議論がある。星野他(2011)でも記述に混乱がある。詳しくはヒンジガヤツリ属の項を参照のこと。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 07:02 UTC 版)
この属には日本で8種ほどが知られる。シンジュガヤなど多年生のものとは地下茎が発達しない事で区別できる。他方、一年生のものの中ではケシンジュガヤなどより遙かに大きいこと、同じように大きくなるホソバシンジュガヤ等とは苞の葉鞘に翼が発達する事で区別できる。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 14:08 UTC 版)
本種のように背面が緑色で白い斑紋を持つものは複数の属に渡ってかなりの種がある。カナブンなどは背面が緑でも金属光沢があり、また毛が生えていないので簡単に区別出来るが、本種のように鈍い緑色で毛が多いものもハナムグリ Eucetonia pilifera など複数種がある。しかしもっともよく似ているのは同属のオキナワコアオハナムグリ O. forticula である。背面の姿はほとんど同じで、この種の方が多少大型(体長13-15mm)である。区別点としてはこの種は腹面の色がつやのある赤、あるいは緑色をしている点で、本種が黒色をしているのとはっきり区別出来る。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 05:57 UTC 版)
本種の所属するカモノハシ属のものは外見がイネ科の中でも独特で、その棒状に見える穂、触ってみると真っ二つに分かれることなどで日本では似たものがなく、容易に見分けが付く。小穂の様子などが似たものにアイアシやウシノシッペイの類があるが、いずれももっと細長い穂をつける。 同属のものとしてはほぼ分布域が重なるのがカモノハシ I. aristatum var. glaucum である。本州から九州に分布し、外見的にも似ている。生育環境も海岸近くの湿った場所に多いが砂浜に出ることもある。ただし本種の方が毛が多い点で見分けが付く。カモノハシは無毛なのが普通であるが、多少の毛が出る型があり、また本種にも毛の少ないものがあるが、その場合でも茎の基部の節の部分に本種では密生した毛が出るので、これを確認すれば区別は付く。遠目にはカモノハシの方が細身で痩せている感じに見える。より細部について見ると、小穂では本種では第2小穂の第2小花の護頴に長い芒があり、小穂から長く突き出すのに対してカモノハシでは目立つ芒が全くない。ただしこの種の基本変種であるタイワンカモノハシ var. aristatum は芒があり、この変種は紀伊半島以南、琉球列島に分布する。 なおヤエヤマカモノハシ I. muticum が沖縄県以南で海岸の砂地に出現する。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 22:50 UTC 版)
同属の M. scandens はとてもよく似ており、しばしば誤同定される。和名はこの種にもツルヒヨドリが当てられ、またツルギクとも呼ばれる。 この種の他にM. cordata、M. cordifolia とも混同されてきた。特にM. cordata はアフリカからアジア、パプアニューギニアに分布し、しばしば本種と混同された。本属の植物でその在来の分布域から外に広がっているものは他にいない、とされている。 M. cordataと、本種を判別する特徴としては以下のような点が挙げられる。 総苞の長さが3~4mm。M. cordata では5~6mm。 痩果の長さが2mm以下。M. cordataでは2mm以上。 葉柄の間にある結節の突起が無毛。M. cordataでは柔毛に被われている。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 23:45 UTC 版)
日本のテンツキ属では、特に小穂が小さい種である。同様に小穂が小さいものにはアオテンツキ、ヒメヒラテンツキなどがあるが、小穂が丸っこいこととその数が特に多いことで区別は易しい。その他の属にも似たものはない。 なお、琉球列島などに小穂がやや大きい型があり、これをタイワンヒデリコ(subsp. koidzumiana (Ohwi) K.Koyama)とする説があるが、実際にははっきりした区別はないようで、認めないことが多い。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 04:08 UTC 版)
葉など全面に星状毛があって白っぽく見えるのが独特で、混同しそうなものは他にない。 ナス科の植物は草本が多く、低木になるものもあるが、高木になるものは少ない。その点、本種はさほど背が高くはならないものの、立派な樹木の形になるもので、日本在来のものでは唯一と言っていい。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 01:12 UTC 版)
上記のように同じ節とされているのは他に2種(と2変種)がある。そのうちホスゲは苞の葉身は最下の1~2枚を除いて発達しないこと、タカネマスクサ(とホザキマスクサ)は果胞が幅広く、また広い翼があることで区別出来る。イトヒキスゲは本種に似ているが小穂を3~7個しかつけないこと、葉幅が狭く、また小穂も果胞も一回り小さいことで区別出来る。 やっかいなのはマスクサで、節は異なるが外見が本種ととてもよく似ている。具体的には根茎が伸びず茎や葉が纏まって生じること、茎の高さ30~60cm、葉幅が3mm前後、全体に緑で滑らかであること、小穂が多数、苞の葉身が花序より長いこと、小穂の大きさと形などがほぼ共通している。細部を見ると違いは明瞭で、まずマスクサの柱頭は3裂、本種は2裂である。果胞はマスクサは倒卵形で幅広い翼があるのに対して本種は狭卵形で狭い翼がある。従ってしっかり調べれば区別はごく簡単である。にもかかわらず、上記のようにこの両者は非常によく似ており、外見ちょっと見ではほぼ同じに見える。また両者共に樹林内から人里近くの草地、道路脇にまで出現し、その生育環境もほぼ同じである。マスクサは本州から九州にまで分布し、各地で広く見られる普通種であり、さらに多分に多形的な種でもあり、混乱が生じやすい。 マスクサ 同・花序の様子
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 08:35 UTC 版)
ハブカズラ属はサトイモ科ではモンステラなどに近縁なもので、本種の葉はモンステラに似たような裂け方をしているが、これは本属の特徴ではなく、単葉のものも多い。南アジアから東南アジア、中国南部などに約20種が知られるが、日本に分布するのは本種のみである。ただし、ヒメハブカズラ属 Rhaphidophora は本属とはまとめられたこともあり、かなりよく似た植物である。現在では本属の子房が1室なのに対してこの属では不完全ながら2室に分かれること、本属では胚珠は普通は2個(時に8個まで)であるのに対してこの属では多数である点などから別属となっているが、外見的にはよく似たものである。日本にはヒメハブカズラ R. liukiuensis とサキシマハブカズラ R. korthalsii の2種が知られ、いずれも石垣島と西表島に分布する。ヒメハブカズラは葉身の大きさが30cmほどで切れ込みが入らない。サキシマハブカズラは本種によく似ており、ただし葉身が90cmにも達する大きなものである。形態的には成葉では同じように羽状に深く裂ける点では共通し、葉質が革質で厚く、また羽状に裂けた裂片が菱形である点で異なる、と区別はかなり微妙であるが、幼い時期には葉にはほとんど柄がなく、茎は節の間が短く、つまり茎に多数の葉が並んでおり、その全体で基物に密着するような形になり、本種とは全く異なる姿をしている。ただし、この2種ともにこの地域では稀少なものである。 ちなみにハブカズラとサキシマハブカズラはいずれも東南アジアに広く分布し、そのような地域ではその判別が問題となる。繁殖可能な個体であれば上述のような区別点をもって明確に区別できるというが、未発達の段階ではかなり難しくなる。またほかにも本種と区別に困るものが Amydrium 属に2種ほどある。これらは葉柄の翼や鞘などの構造で区別できる。 分布域が広く、変異は幅が広い。また成長につれてその形が変わることもあり、多くの同物異名の学名があるが、総合的な研究では特に下位の分類群、たとえば変種などは設定されていない。 栽培植物として広く見られるオウゴンカズラ E. aureum は Pothos 属として記載されたためにこの名(ポトス)で呼ばれることもあるが、現在は本種と同属となっている。ただしこの種は野生状態が知られておらず、その分類的位置には様々の説や変遷があり、その中で本種に含まれるのではないかとの説が何度も提出されている。この種は斑入りであることを別にすれば本種に似ており、本種程度に大きくなるし、成長するとその葉は羽状に裂ける。ただし形態的にも若干の差はあり、葉はこの種の方がやや厚手で、葉幅は広く、また羽状に裂ける場合も裂け方が深くない。ただし現在ではこの種は別種との判断が出ている。 なお、沖縄では在来種でないものも栽培逸出で生育していることがままあり、オウゴンカズラもモンステラも見ることができるので、紛らわしいこともある。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:27 UTC 版)
本種の属するヤンバルミョウガ属はアジアとアフリカの熱帯域を中心に20種ほどが知られるが、日本には本種1種のみが分布する。同じツユクサ科であるヤブミョウガ属 Pollia は草姿などが似ているが、この類は花序が茎の先端から出て円錐花序をなすことから見かけが大いに異なる。 なお、類縁はごく遠いが、ラン科のリュウキュウサギソウ Habenaria longitentaculata が茎や葉の様子など、とてもよく似ている。もちろん花があれば間違いようはないが、むしろ花がないと判断に迷う。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 20:59 UTC 版)
琵琶湖のものに関しては、『本種は特殊な形態によって他種とは容易に区別できる』との判断のみが行われてきたようである。中国産のものに関しては詳細な形態の記載が行われ、他の類似する種との比較検討も行われている。中国産の本種は琵琶湖のそれよりやや小さく、殻の全長が日本産では300-400μmであるのに対して165-306μmとなっていた。しかしビワツボカムリを特徴付ける楕円形の殻本体と明確に広がった殻口、それに先端の細長い突起という点が共通することからこれを同種とYang & Shen (2005, pp. 104f.) は判断している。一方でIchise, Sakamaki & Shimano (2021, pp. 177ff.) は、殻の形態計測に基づいた統計的解析などに基づき、両者が亜種レベルで異なるとの判断(琵琶湖においては生体サンプルを得られなかったため暫定的にではあるものの)を下している。 Yang & Shen (2005, p. 108) は、以下のような類似種との比較も行っている。 殻の先端に角状の突起を持つ点では D. delicatula、D. elegans、D. oblonga caudata に似ている。このうちで D. elegans と D. oblonga caudata は殻の表面が滑らかではない点で本種と異なる。これらの種では殻表面に凹凸がある。 本種の場合、先端の突起はその長さが全体の長さの25%以上もあり、 D. elegans と D. oblonga caudata では20%にも達しない。 上記のような点で本種にもっとも似ているのは D. delicatula であるが、本種では小さいものでも長さ165μmであるのに対して、この種は75-100μmしかない。 また本種の殻口は平らで広い襟となっており、その幅は殻中央の幅より広いが、D. delicatula では殻口は殻径より広くはならない。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 04:55 UTC 版)
本種のように頭胸部から腹部まで正中線沿いに幅広い縦帯模様を持つものは同じ属に多数ある。しかしイオウイロハシリグモ D. sulfereus のスジボケ型やスジボソハシリグモ D. angustivirgatus のそれは本種に較べるとずっと幅が狭い。同様に幅広い帯状紋を持つものにスジブトハシリグモ D. saganus があり、本種にもっともよく似ている。相違点としては斑紋の上では腹部の正中線の帯紋が本種では中央よりやや後方で1ヵ所だけくびれたようになっているのに対して、この種では中央より後方がずっと波打ったようになっていることで、また本種では色彩変異として頭胸部に淡い色の放射状の斑紋が、腹部の背面後方に横向きの淡い筋模様が出るものがあるが、この種ではこのような型は見られない。もちろん生殖器の構造でも違いが見られる。また本種が森林内に見られるのに対してこの種は平地の水辺、水田や池の周囲で見られる点も異なる。 なお、本種の学名は D. saganus Boesenberg et Strand 1906, が用いられてきた。しかしTanikawa & Miyashita(2008)が日本産の本属の種について精査した結果、この種の原記載に用いられたタイプ標本(シンタイプ)と記載文、それに図の間に多くの齟齬があり、たとえば雌性生殖器の図は標本と一致するが全身図は異なり、またその特徴を説明する文に出てくる斑紋は標本に見られない、といった具合であった。他方で D. pallitarsis はタイプ標本が失われているが、その記載や図は本種のタイプ標本に一致していた。そのため、D. pallitarsis は従来はスジブトハシリグモの学名とされていたのだが、むしろ D. saganus がスジブトハシリグモであるとして、その上で本種についてはあらためて新種記載を行い、上記の学名が本種のものとなった。
※この「類似種など」の解説は、「スジアカハシリグモ」の解説の一部です。
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類似種など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/30 08:18 UTC 版)
「オガサワラスズメノヒエ」の記事における「類似種など」の解説
穂の主軸と2本の総がTの字型になる点では独特である。日本産のスズメノヒエ属ではキシュウスズメノヒエやサワスズメノヒエがやはり2本の総を持つが、T字でなくV字になり、また総がより太くて短いので混同することはない。 小穂が小さいためもあり、むしろ全体に細長い印象が強く、そのため一見ではスズメノヒエ属とは見えず、メヒシバ属か何かのようにも見える。
※この「類似種など」の解説は、「オガサワラスズメノヒエ」の解説の一部です。
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