きい‐さんち【紀伊山地】
読み方:きいさんち
紀伊半島の大半を占める山地。山容は壮年期地形の険しさを示す。最高峰は大峰山にある八剣山(はっけんざん)で、標高1915メートル。
[補説] 吉野・大峰(吉野山、吉野水分神社、金峰神社、金峰山寺、吉水神社、大峰山寺)、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、青岸渡寺、補陀洛山寺、那智の滝、那智原始林)、高野山(金剛峰寺、丹生都比売神社、丹生官省符神社、慈尊院)と、その三つを結ぶ参詣道である大峰奥駈道、熊野参詣道(中辺路(なかへち)・小辺路(こへち)・大辺路(おおへち)・伊勢路(いせじ))、高野山町石道(ちょういしみち)は、平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の名で世界遺産(文化遺産)に登録された。
紀伊山地
紀伊山地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/05 15:27 UTC 版)
紀伊山地の三波川帯はほぼ四国のものと連続し、三波川結晶片岩および御荷鉾緑色岩からなり、主に紀ノ川南西側に分布する。紀伊山地中央部では秩父帯古生層がその南側の中生層に衝上した衝上断層を形成している。三重県松阪市では月出の中央構造線という大規模な露頭を見ることができる。 層序は以下のように区分される。 点紋帯渋田層 飯盛層 龍門層 無点紋帯鞆淵層 御荷鉾緑色岩類堂鳴海山層 生石層 沼田層 嵯峨層 これらの変成作用の年代は鞆淵層:68.7-78.6Ma、毛原層:89.3-97.1Ma、生石層:81.7-101Ma、沼田層:99.4-117Ma、嵯峨層:113-118Maを示し北側の地質帯ほど変成年代が若くなっている。
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