紀伊半島とは? わかりやすく解説

きい‐はんとう〔‐ハンタウ〕【紀伊半島】

読み方:きいはんとう

近畿地方太平洋側突き出た日本最大半島紀ノ川櫛田(くしだ)川とを結ぶ中央構造線から南をいう。林業木材加工業・水産業が盛ん。景勝地が多い。


紀伊半島

分野
日本および日本周辺個別的に表す地名 (地図に関する用語
意味:
キイハントウ
備考
含まれる県が不明確のため、予想雨量記述する際など、対象地域特定する必要のある場合には用いず地方予報区細分名や県名用いる。

紀伊半島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 08:47 UTC 版)

紀伊半島(きいはんとう、: Kii Peninsula[1])は、本州中央部から南側の太平洋に突き出る、日本最大の半島である[2]。名称は、「木が多く自然豊か」の「木」が、紀伊半島の紀になまったとされる[要出典]


注釈

  1. ^ 紀勢本線の多気駅御坊駅間(283.8km)はJRやその他の鉄道事業者の鉄道路線に接続する乗換駅が存在しない。これは日本においては最長である。
  2. ^ 2012年3月現在、西側(和歌山県)では南紀田辺インターチェンジ田辺市)、東側では紀伊長島インターチェンジ紀北町)以北が完成し、大阪や名古屋とつながっている。

出典

  1. ^ 外国人にわかりやすい地図表現検討会 (2016年1月6日公表) (PDF). 地名の英語表記及び外国人にわかりやすい地図記号について. 国土地理院. p. 13. https://www.gsi.go.jp/common/000111876.pdf#page=13 
  2. ^ 天皇陛下のお言葉全文 和歌山で開催の国文祭・芸文祭”. 産経ニュース (2021年10月30日). 2021年10月30日閲覧。
  3. ^ 平年値ダウンロード”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
  4. ^ 観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
  5. ^ 諏訪兼位・宮川邦彦・水谷総助・林田守生・大岩義治(1997)"紀伊半島中部,中央構造線の大露頭:月出露頭(三重県飯南郡飯高町月出ワサビ谷)"地質学雑誌(日本地質学会).103(11):XXXV-XXXVI.
  6. ^ 田中喜久雄. “伊勢湾台風で一部露出―月出の中央構造線露頭地”. 歴史の情報蔵. 三重県環境生活部文化振興課県史編さん班. 2016年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月18日閲覧。
  7. ^ 月出の中央構造線”. みんなで、守ろう!活かそう!三重の文化財 / 情報データベース. 三重県教育委員会事務局社会教育・文化財保護課. 2016年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月18日閲覧。
  8. ^ 南紀熊野ジオパーク 南紀熊野ジオパークを学ぶ 温泉”. 南紀熊野ジオパーク. 2023年2月14日閲覧。
  9. ^ 『日本のエアポート04 東海3空港』2011年11月、イカロス出版、pp.146-147


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紀伊半島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 07:01 UTC 版)

安政南海地震」の記事における「紀伊半島」の解説

津波襲来前に各地大砲を撃つ様な音が聞こえ紀伊田辺では「又坤に当て黒雲の中より火の玉飛出海中入事七八ツ、夫れより海鉄砲の音トーン/\と鳴渡り」(『干鰯善助手記』)という記録もある。また田辺新庄では「海鉄砲三ツ鳴り、峯に登り少し過し候得ば津浪にて大土崩れ白波立チ来り申候」(『塩崎幸夫文書』)という記録もある。 同文書には前日東海地震では「震(中)五ツ時分半時余り」とあり浪が入ったことが記され五日南海地震は「震(大)七ツ時分よりゆり出し井戸飛出申候」とあり、さらに津波第3波最大であったことが記されている。 津浪之事 一番潮ニ峯之家流れ、其外小家下拙家より外下へ皆流申候 二番潮ニて大分家流れ申候 三番潮高サ三丈余、此時下拙之家倉其外納屋一度流れ申候、峯之倉も此時流れ申候、其外五反田流れ申候 四番ヨリ大潮も段々少しニ成申候、下拙ハほそ入山ヨリ見候故然とハ存不申候 廿度程寄候 .mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 広村堤防付近空中写真濱口梧陵遡上高8m津波襲来した紀伊広村において濱口梧陵濱口儀兵衛, 物語では濱口兵衛)が稲藁に火を着け津波襲来村人知らせて避難誘導した逸話小泉八雲による稲むらの火物語となり、今村明恒提言により尋常小学校5学年国定教科書にも採用された。 ただし、物語では「今の地震は、別に烈しいといふ程のものではなかった。しかし、長いゆつたりとしたゆれ方と、うなるやうな地鳴りとは、・・・」となっているが、実際広村揺れは『濱口梧陵手記』に「其激烈な事前日の比に非ず。瓦飛び、壁崩れ、塀倒れ、塵烟空をふ」とある程烈しいものであった。また物語の五兵衛は「これは、たゞ事ではない。」、「大変だ津波がやつて来るに違ひない。」と村人らに津波襲来知らせた設定になっているが、実際に前日東海地震とそれに伴う津波経験しており、南海地震強い揺れ誰もが大津波予測していた。地震動については本作品が執筆された直前発生した明治三陸津波から小泉八雲何らかの示唆得た可能性もあり、このように物語事実相違点幾つか見受けられるものの、物語文学的価値事実とは左程関係は無くむしろ事実歪めたがゆえにその価値高めた節がある今村明恒評価しており、津波教訓子供教えるものとして高く評価されるべきものである。 さらに実在儀兵衛(梧陵)は物語以上に嵩高英雄的献身的であり、醤油で財を成した彼は、その私財94344匁を投じて延長652.3mの堤建設造営費とした。 和歌山も非常に激し揺れ見舞われたが、津波による被害震害比して軽く大工棟梁水島平次郎が記した水島見聞雑記によれば、「若山は、地震強けれ津波軽く然共伝法下江五十杯程、右津波寄来り、いやが上に重り誠に蕎麦の鉢を積重ねたるが如く北島川原数十町も脇に掛り有之候、四百石位の舟砂上押上られ有之」という。

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紀伊半島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 09:49 UTC 版)

太陽の黙示録」の記事における「紀伊半島」の解説

北日本(ノースエリア)においては南西部位置し南日本(サウスエリア)との境界線にも近い半島東南海・南海大地震において半島地盤沈下によって広範囲水没し熊野連峰山々諸島様に海上に浮かぶ様相となったこのため北日本当局によって復興対象からは外され、それを利用する形で海峡同盟当局目を盗んでアジト構築していた。

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紀伊半島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 21:12 UTC 版)

安政東海地震」の記事における「紀伊半島」の解説

紀州藩領分伊勢紀伊では4日5日両日津波田畑168,000石余に汐入り荒廃、家2万6,608軒が流失倒壊あるいは焼失収納米890石、材木15480本、船1455隻、高札場5ヵ所が流失、699人が流死した(『御城書』)。 尾鷲(現:尾鷲市)において、往古宝永津波地震収まってから飯を一鍋炊く時間があり、井戸水枯れ、潮がすずめ島(約300m沖)まで引いた襲来した伝えられてきたが、この度津波は酒一燗の間も無く、あるいは井戸水枯れことなく道を五・六町 (5-600m) 歩く程度時間で高さ二丈(約6m)の浪が直に襲来し人々慌てさせたという(『三重県南部災異誌』『大地震津浪記録』)。那智勝浦にもほぼ同様の言い伝えがあった(『新田家過去帳』)。

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