金峰山寺とは? わかりやすく解説

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きんぷせん‐じ【金峰山寺】

読み方:きんぷせんじ

奈良県吉野山にある金峰山修験本宗総本山院号蔵王堂院。役(えん)の小角(おづの)の草創伝え聖宝僧正理源大師)の中興伝える。蔵王堂二王門(ともに国宝)を中心に金峰山一山天台真言両宗の修験道寺院構成され、諸院諸坊数十宇を数える。平成16年2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産文化遺産)に登録された。蔵王堂金輪王寺


金峰山寺

読み方:キンプセンジ(kinpusenji)

別名 総本山蔵王堂

宗派 金峰山修験本宗

所在 奈良県吉野郡吉野町

本尊 金剛蔵王権現

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

金峯山寺

(金峰山寺 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 03:23 UTC 版)

金峯山寺(きんぷせんじ)は、奈良県吉野郡吉野町吉野山にある金峯山修験本宗(修験道)の総本山寺院山号は国軸山。開基(創立者)は役小角と伝える。かつては「山下(さんげ)の蔵王堂」と呼ばれていた。本尊は蔵王堂に安置される蔵王権現立像3躯。本尊は巨像として著名で中尊は約7mもあり、普段は非公開(秘仏)であることから「日本最大の秘仏」とも称される。現存の蔵王堂は、天正18年(1590年)に豊臣秀吉の寄進によって再建されたもので、蔵王権現立像3躯の造仏は、秀吉の発願した方広寺大仏(京の大仏)の造仏にも携わった、南都仏師の宗貞・宗印兄弟が手掛けたことが、胎内の銘から知られる[1][2]


注釈

  1. ^ 附指定の像内納入品は2016年追加指定[5]
  2. ^ 近年では、吉野・大峯の世界遺産登録を記念して、2004年(平成16年)7月から翌年6月まで開帳されたほか、2007年(平成19年)10月4日 - 8日にも開帳された。また、平城遷都1300年祭を記念して2010年(平成22年)9月1日から12月9日まで、「国宝仁王門大修理勧進」として2012年(平成24年)3月31日から6月7日まで開帳された。その後もたびたび開帳されている。
  3. ^ 像内納入品のうち、経典4巻、墨書紙片、竹製筒は2018年追加指定[7]
  4. ^ 2019年の官報告示で像内納入品の員数が以下のように訂正された。(変更前)「杮経(残欠共)2束、582枚」→(変更後)「杮経(残欠共)2束、580枚」[9]

出典

  1. ^ 張洋一「東京国立博物館保管「京都大仏雛形」について 寛文期方広寺大仏の再興に関連して」(『Museum』554号、1998年6月) p.21
  2. ^ 文化遺産データベース 木造蔵王権現立像
  3. ^ a b 『本居宣長全集』第18巻 1973年 菅笠日記 明和9年3月8日の条
  4. ^ 『週刊朝日百科 日本の国宝』10号(朝日新聞社、1997)、pp.309 - 312
  5. ^ 平成28年8月17日文部科学省告示第116号)
  6. ^ 「金剛蔵王権現」(金峯山寺サイト)
  7. ^ 平成30年10月31日文部科学省告示第209号
  8. ^ 令和4年3月22日文部科学省告示第43号で名称変更・員数訂正。
  9. ^ 令和元年7月23日文部科学省告示第31号
  10. ^ 平成26年8月21日文部科学省告示第105号
  11. ^ “奈良・金峯山寺は「鬼も内」 蔵王堂で節分会”. 岐阜新聞. (2016年2月3日). オリジナルの2016年2月3日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/FoGoI 2020年5月2日閲覧。 


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