トガサワラとは? わかりやすく解説

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とが‐さわら〔‐さはら〕【××椹】

読み方:とがさわら

マツ科常緑大高木。本州四国深山自生樹皮灰色針状で、2列に密生する4月ごろ、雌花雄花咲き球果黒褐色。材は軽く建築材利用


栂椹

読み方:トガサワラ(togasawara)

マツ科常緑針葉樹


トガサワラ


日本針葉樹のなかでは、分布限られ蓄積少なくどちらかといえば、珍しいものといます。本州中部三重県奈良県和歌山県)、四国高知県)などの一部分布してます。木材になったものを知っている方は非常に少ないのではないでしょうか。ところが、現在北米から大量に輸入されているベイマツ呼ばれている木材は同じ属のP. menziesiiからのもので、木材はトガサワラのそれとよく似ていて、区別付ける事はまず出来ないでしょうその意味で、覚えていて頂きたい木材いえます一方で、このことは、ベイマツ米国産のマツ類でなくて日本流に言えばアメリカトガサワラというべきであるという考えもでてきます。

木材
心材と辺材境界は、はっきりとみえ、前者淡紅褐色で、後者黄白色です。早材から晩材への移行急なため、年輪ははっきりとわかります。したがって肌目が粗い木材です。木理一般に通直です。気乾比重は0.4-0.49(平均値)-0.59です。
其の他種々の性質上述ベイマツのそれによく似てます。

用途
産地では建築材器具材などに使われています。しかし、それ以外の地域ではほとんど知られていないでしょう。もしも、大量にあるようでしたら、ベイマツ同じよう市場出回ったことでしょう


栂椹

読み方:トガサワラ(togasawara)

マツ科常緑針葉樹


トガサワラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/05 08:56 UTC 版)

トガサワラ(栂椹、学名Pseudotsuga japonica)は、マツ科トガサワラ属常緑樹である。ツガに似た針葉樹で、南日本の一部のみに分布する日本固有種[1]である。


  1. ^ a b c d e Katsuki, T., Luscombe, D & Farjon, A. 2013. Pseudotsuga japonica. The IUCN Red List of Threatened Species 2013: e.T31291A2803646. doi:10.2305/IUCN.UK.2013-1.RLTS.T31291A2803646.en, Downloaded on 17 December 2016.
  2. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - トガサワラ(2011年9月21日閲覧)
  3. ^ a b 清水建美 (1997) トガサワラ 『朝日百科 植物の世界 第11巻』 246 - 247, 朝日新聞社.
  4. ^ 月刊朝日新聞世界の植物、通巻106巻、p.2058
  5. ^ 哺乳類、汽水・淡水魚類、昆虫類、貝類、植物I及び植物IIのレッドリストの見直しについて
  6. ^ 和歌山県レッドデータブック (2000)、p.323


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