色彩とは? わかりやすく解説

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しきさい


しき‐さい【色彩】

読み方:しきさい

いろ。いろどり色合い。「—が美しい」

物事あらわれている、あるようすや傾向。「保守的—が強い」


色彩

色のとりあわせ。色どり。色あい。

色彩

作者武田麟太郎

収載図書武田麟太郎全集 第1巻
出版社日本図書センター
刊行年月2003.1


(色彩 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 21:03 UTC 版)

いろは、可視光の組成の差によって感覚質の差が認められる視知覚である色知覚、および、色知覚を起こす刺激である色刺激を指す[1]


注釈

  1. ^ JIS Z 8105:2000「色に関する用語」日本産業標準調査会経済産業省)11頁。
  2. ^ 他方で、日置隆一は『新編色彩科学ハンドブック』において、「物体という概念が付随」すると主張している。
  3. ^ 『新編色彩科学ハンドブック』などの参考文献を参照。ただし、著書の表題のように例外もある。
  4. ^ 錐体細胞の数が健常者よりも少ないために色が異なって見える。
  5. ^ ただし、完全な原色は実在しない。
  6. ^ 印刷技術で多用されるアゾ赤よりも色相的にマゼンタに近い。出典 :『有機顔料ハンドブック』 橋本勲 カラーオフィス 2006.5
  7. ^ 牛骨や石膏などの美術教材が良くないことや、市販の写真用のレンズが産業用レンズより良くないことに似ている。

出典

  1. ^ a b 『色彩学概説』 千々岩 英彰 東京大学出版会
  2. ^ 松本 英恵『人を動かす「色」の科学』サイエンス・アイ新書、2019年、21頁。 
  3. ^ a b c 松本 英恵『人を動かす「色」の科学』サイエンス・アイ新書、2019年、20頁。 
  4. ^ a b c d e 松本 英恵『人を動かす「色」の科学』サイエンス・アイ新書、2019年、26頁。 
  5. ^ a b c d 松本 英恵『人を動かす「色」の科学』サイエンス・アイ新書、2019年、30頁。 
  6. ^ 尾登誠一「3 色の世界を知る」『色彩楽のすすめ』岩波書店〈岩波アクティブ新書〉、2004年、34頁。ISBN 4-00-700101-4 
  7. ^ 『新編色彩科学ハンドブック』日本色彩学会 東京大学出版会
  8. ^ 『広辞苑 第六版』岩波書店
  9. ^ インクジェット用顔料インキにおける顔料分散
  10. ^ 色の恒常性 - 脳の世界:京都大学霊長類研究所・行動発現分野(旧URL)
    色の恒常性 - 脳の世界:中部学院大学 三上章允(新URL)
  11. ^ 目と健康 No,13 特集:色覚の異常
  12. ^ 色の組み合わせチェック - 読みやすい前景色と背景色
  13. ^ インテリアセミナーレポート「高齢者の視界と色の視認性」(東リ)(1999.02) - ウェイバックマシン(2010年10月19日アーカイブ分)
  14. ^ 日本色彩研究所『色の百科事典』丸善、2005年、124-127頁。ISBN 978-4621075425 
  15. ^ 清野恒介『色彩用語事典』新紀元社、2009年、136-137頁。ISBN 978-4775307113 
  16. ^ 男は青。女は赤。これって決まりごと?(Excite Bit コネタ) - エキサイトニュース 反面、「男は青、女は赤」というイメージは、万国共通らしい。武蔵野大学のある教授が世界20カ国、約5000人を対象に「男女のイメージカラー」について調査したところ、「男は青、女は赤」という回答が最も多く得られたというのだ。
  17. ^ レゴに緑が少ない理由とは? レゴブロックの“深イイ”世界 〈dot.〉 dot.ドット 朝日新聞出版



色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/19 14:46 UTC 版)

システィーナ礼拝堂壁画修復」の記事における「色彩」の解説

修復チームは、ジョットマサッチオマソリーノフラ・アンジェリコピエロ・デラ・フランチェスカギルランダイオカラッチティエポロら、色彩感覚優れたフレスコ画描いた画家たち作品とは違って修復後のミケランジェロ天井画多彩な色使いがよみがえることは期待していなかった。フレスコ画湿った漆喰顔料刷り込むという技法であり、その特性上使用できる顔料限られている。ミケランジェロ描いた祭壇画『最後の審判』使用されている青色顔料ウルトラマリン天井画では使用されていないことが、修復チーム天井画には多彩な顔料使用されていないだろうと判断した一因でもあった。ウルトラマリン高価な鉱物であるラピスラズリ原料したもので、フレスコ画では漆喰が完全に乾いてからフレスコ・セッコ技法使用される顔料である。『最後の審判』使用されている、円光ローブ飾り表現する金箔ウルトラマリン同様に漆喰乾いてから使用される素材だった。ただし、ヴァザーリはその著書で、ミケランジェロ当初予定では天井画仕上げとしてウルトラマリンと金箔を使用するつもりだったと書いている。そしてヴァザーリはこの予定実現しなかった理由として、ミケランジェロ足場を再び組み直すのを嫌がったことと、おそらくは金箔と鮮やか過ぎるウルトラマリンが、ミケランジェロ天井画込めた制作意図分かりづらくすると考えたためだろうとしている。 修復チームにとって、天井画色使いに関してもっとも予想外だった技法ミケランジェロ使用した陰影描写だった。ペンデンティヴ並んで描かれている「リビア巫女」と「預言者ダニエル」がその好例といえるリビア巫女身にまとう黄色衣服には、濃黄色から淡橙色、暗橙色からほとんど赤色と、さまざまな階調の色彩でグラデーションつけられていた。ダニエルローブにはリビア巫女のような滑らかなグラデーション施されていないローブ黄色の裏地には濃緑色だけが陰色として使用され薄紫色の衣服には濃赤色が陰色に用いられている。このような玉虫色ともいえる色調組み合わせは、天井画さまざまな描写みられる。たとえば、マタンとともにルネット描かれている馬は淡緑色と赤紫色色調描写されている。 「預言者ダニエル」のように、けばけばしい印象与えようになった色使いもある。修復前後ダニエル比較すると、ミケランジェロフレスコ・セッコカーボンブラック多用していたことと、このカーボンブラック使用当初からの計画通りだったことがはっきりと分かるダニエル衣服鮮やかな赤色は、効果的な陰色として使用されている。このように上層の薄い黒色顔料層を通して鮮烈な色彩で陰影表現するという手法は、黒色部分比較的よく残っている「クマエ巫女」の描写など天井画いたるところで見ることができる。鮮やかな色彩で明暗表現するという手法フレスコでは一般的なものではなく油彩テンペラでよく用いられる手法である。ダニエルローブクマエ巫女黄色衣服も、黒色除去される修復前のほうが陰影描写が明確で、布のしわやひだの質感明瞭だった天井画全体暗く汚れていた修復前の状態が、ミケランジェロ意図していたものよりも色あせて単色画のような印象となっていたのは間違いないしかしながらベックやアルギンボーは、汚れた修復前のフレスコ画のほうが、陰影描写繊細輪郭はっきりしていたと主張している。 マニエリスム期の画家伝記作家ヴァザーリは、自著画家・彫刻家・建築家列伝』で、ペンデンティヴ描かれている「預言者ヨナ」が16世紀半ば完成した記し次のように絶賛している。 システィーナ礼拝堂天井画最後に描かれヨナ以上に驚嘆賞賛の的となり、畏怖の念抱かずにはいられない作品存在しないレンガ細工の壁は滑らかなカーヴ描いて丸天井へと前方へと自然に張り出していく。しかし(この張り出していく滑らかなカーヴは)逆方向後方へと身をよじって描かれヨナ断ち切られるかのように見える。陰影表現という芸術の持つ力が(建物構造を)凌駕し天井引っ込んでいるかのような印象与えているのである。 — ジョルジョ・ヴァザーリ旧約聖書』の『ヨナ書』に登場するキリスト復活預言者ヨナは、天井画中でも絵画的神学的に極めて優れた構成描かれた作品である。主祭壇上部ペンデンティヴ描かれている「預言者ヨナ」は身体を仰け反らせ、その視線は神へと向けられている。このヨナ表現されている技法ヴァザーリが「短縮遠近法」と呼んだ革新的な技法であり、後世画家たち多大な影響与えたしかしながらこの重要な作品修復作業によって、黒色陰影描写僅かに画面左側に残る箇所以外、ほとんどが失われてしまった。このため作品劇的な印象損なわれ短縮遠近法効果薄くなってしまっている。ヨナ飲み込もう大きな口を開け背景の建物建物描写も、修復作業詳細表現失われている。

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:13 UTC 版)

「色」の記事における「色彩」の解説

類語に色彩(しきさい)がある。光の刺激による視覚系感覚物体表面がある部分波長の光を反射することによる物体色」と、光源から発する一定の波長の光による「光源色」とに大別されるデザイン対象となるのはおもに物体色で、その見え方は、色相明度彩度の三属性表される日本産業規格JISにおいては色と同義語であるものの、彩り傾向などを指す語として知られることから、日常語のみならず、色を狭義捉えようとする、科学工業など文脈においても広く色の語が用いられている。 ある対象地域・地区施設などの色彩に関する計画周辺の自然環境人工環境配慮して行うことを色彩計画という。 自然、地形景観特長把握するとともに対象種別考慮して計画進めていく必要があるまた、計画される色彩が整備内容整合するか、心理的な印象整合するかなどの検証求められる景観対象がもつ色彩的構成がその景観印象決定づけるような場合表現を色彩景観と呼ぶが、「空」などはその典型例であり、落ち着いた景観華やぐような景観など、人の感情訴え風景生み出すうえで色彩の果たす役割大きい。 また、2つ上の色を組み合わせて「間 (ま)」をつくり出すことを色彩調和呼び、「まとまりのある美しさ」人の感情の快・不快に関係し色彩調和論著者の数だけの法則があるといわれている。

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 02:14 UTC 版)

日本の道路標識」の記事における「色彩」の解説

表示面の色彩 道路標識用いられる色彩は、標識令では「緑色」、「青色」、「黄色」などとされているのみであり、具体的な色度指定はされていない一方で日本産業規格JIS)により保安反射シート及びテープ規格決められており、道路標識の色彩はこちらに準拠している。 表示以外の塗装 標識板標識柱には腐食防止のため防錆処理が行われ、その一環として塗装施される塗装用いられる色は原則として白色灰色大型標識柱場合は重たい印象与えないため亜鉛めっき主流)だが、周辺環境景観との調和のために異なる色を用いることもある。その場合はダークグレーやダークブラウンなどが採用される

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 01:43 UTC 版)

アマンユベニガイ」の記事における「色彩」の解説

外側淡い橙色ピンクで、殻頂から伸びる淡色放射彩が出る。これらの色は貝が死ぬと薄れる傾向がある。

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 17:56 UTC 版)

シチクガイ」の記事における「色彩」の解説

紫色、あるいは暗紫色で、縫合下には褐色斑が並ぶ目立つ白色帯がある。周縁にも細い白帯を1本巡らし、縫帯(体層から区画され水管溝の形成痕)は白色になる。殻口内は茶褐色

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 06:00 UTC 版)

非言語コミュニケーション」の記事における「色彩」の解説

「色彩#文化における色」も参照 人間は色彩にメッセージ込めたり、色彩からメッセージ読み解いたりする。すなわち、色彩はコミュニケーション手段になりうる。色彩によるコミュニケーション成り立つのは、伝統文学歴史を通じてその文化圏人間に共通の知識感情経験与えるからである。

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:54 UTC 版)

「におい」の記事における「色彩」の解説

においには、赤などのあざやかな色彩が美しく映えることという意味がある視覚捉えられる美しい色彩のこと。「匂い」。 例え『万葉集』には次のような歌がある。 黄葉(もみじは)のにほひは茂し -(『万葉集』10) また『いろは歌』の冒頭でも「いろはにほへと(色は匂えど)」とある。 伝統的に花の雄蕊雌蕊まとめて「におい」と言う日本画友禅などの和柄焼物漆器蒔絵絞り細工など細工の花の中心部分のこと。奥により強い存在感じさせる表に一部表出したものを「匂い」と呼ぶ。

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/22 09:42 UTC 版)

大口袴」の記事における「色彩」の解説

色は紅色基本だが、若年者の「濃装束」では紅色代わりに紫根染める「濃色」(こきいろ)を用い高位貴族なら四十歳越えた辺りから老人として朽葉色黄赤に近い茶色)を使うようになった宿徳しゅくとくと言う非常に高齢人物晴れの日白装束場合白色用いた

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/22 08:35 UTC 版)

グランド・プリズマティック・スプリング」の記事における「色彩」の解説

泉の鮮明な色彩はミネラル豊富な水の周り形成されるバクテリアマットの中で着色されるバクテリアよるものである。 バクテリアは、緑から赤までの色を生じバクテリアマットの色の量は、カロテノイド対す葉緑素割合および他の種よりも、ある種バクテリアに有利となる水温よる。夏にはバクテリアマットオレンジや赤になる傾向があり、冬は通常濃い緑である。水域中央極度高温のため無菌状態である。 水域中央の水の濃い青は、が行可視光線からの選択的な赤色波長域の吸収起因する本質的な水の青よるものである。この効果全ての大きな水の集まり青くする原因だが、グランド・プリズマティック・スプリングでは泉の中央におけるが高純度で、深さもあるため特に著しい。

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 09:54 UTC 版)

ヒインコ」の記事における「色彩」の解説

色彩豊かなゴシキセイガイインコ(英名:Rainbow Lorikeet、学名Trichoglossus haematodus)はThe Parrots of the World初版掲載されインコのうちの一種であり、またジョン・グールドリトグラフBirds of Australia にも登場している。以来ヒインコインコ中でも最も美し種類のひとつであると広くいわれている。 クラカケヒインコ(Eos cyanogenia) フトフムネアカゴシキセイガイインコ(ゴシキセイガイインコ亜種) ニブイロコセイガイインコ(Trichoglossus euteles) ニブイロコセイガイインコ ゴシキセイガイインコ ジャコウインコ(Glossopsitta concinna) コシジロインコ(Pseudeos fuscata) アオスジヒインコ(Eos reticulata) ベニインコ(Pseudeos cardinalis)

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色彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/13 05:43 UTC 版)

緋袴」の記事における「色彩」の解説

女房装束などで着用する袴を一般的には緋袴と言うものの、着用する人の年齢などによって色彩に違いがあった。若年層は濃い紫色の「濃色こきいろ)」を用い基本緋色紅色用いた。現在も宮中装束や一部の神社巫女装束にその名残残っている。 紅花が出す深紅色平安時代の頃から女性達の間で愛されて公式の場でもしばしば用いられた。紅花高価でかつ火災連想される事から度々禁止令が出されたが、全く効果がなかった。延喜17年917年)に三善清行出した意見書(『政事要略所収)にも緋袴流行憂う一文がある程である。 凶事当たって吉祥を表す紅色を使うことを避けたのか、萱草色かんぞういろ)の袴を用いた萱草忘れ草とも呼ばれ別離悲しみ癒す意味で着用した。 また平安時代には転居の際、「火」避ける、という意味で緋袴代えて白色の袴を着用した鎌倉末期にはそれは廃れてしまってたようだ

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色彩

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:38 UTC 版)

名詞

 しきさい

  1. 色。
  2. 物事傾向特色

発音(?)

し↗きさい

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