概形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 05:17 UTC 版)
全体に棍棒状で、灰白色から淡肉色をしている。長さは15センチメートル程度が普通だが、大きな群体はよく伸びると50センチメートルに達する。ただし伸縮性に富み、縮むと10センチメートル以下になる。 全体は棒状の形をした冠部と、より細い棒状の柄部からなり、伸長時には柄部が底質内にあって水中に伸び出した冠部を支える。冠部はその表面にほぼまんべんなくポリプを並べる。この類では群体の軸になる骨軸を有するが、本種では著しく小さくなり、冠部と柄部の境界に1cm程度にある場合もあるが、全く欠く場合もある。また、群体内部には冠部先端から柄部の下端まで続く中心管系と周辺管系、それに縦横に伸びる溝道といった海水の通る管の系統が発達しており、それらが全てのポリプとつながって海水の出入りに与るため、群体はきわめて伸縮性に富む。更に、群体には細かな骨片が多数含まれ、その形や構造は分類上で重視されるが、細かくなるので割愛する。
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