いおう〔いわう〕【硫‐黄】
読み方:いおう
酸素族元素の一。単体は無臭の黄色結晶。温泉や火山帯に産する。水には溶けない。斜方硫黄・単斜硫黄などの同素体がある。空気中で熱すると青い炎をあげて燃え、悪臭のある二酸化硫黄(亜硫酸ガス)を生じる。火薬・マッチ・医薬品の原料、ゴム製造などに使用。元素記号S 原子番号16。原子量32.07。
ゆおう〔ゆわう〕【硫=黄】
硫黄(いおう)
原油や石油製品に含まれている不純物の一つで、多く含まれるほど一般的に価格は安くなります。中東で産出される原油は一般的に硫黄分が高く、南方アジアで産出される原油は硫黄分の低いものが多くなります。硫黄含有量が高い原油をサワー原油(sour crude)、硫黄含有量の低い原油をスウィート原油(sweet crude)と呼びます。イオウフロアブル
硫黄(Sulfur)
Agrigento,Sicily,Italy
硫黄(Sulfur)
La Fracciata,Carrara Italy
S 画像の幅約3cm
硫黄(Sulfur)
Cozzodisi mine,Agrigento,Sicily,Italy
S 画像の幅約2.7cm
有名なイタリア シシリー島産の硫黄です。
この産地の硫黄は黒いピッチ質のもので覆われているのが特徴です。
硫黄(Sulfur)
群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉
S 画像の幅約5mm、標本の幅約3.8cm
温泉地として有名な万座温泉産の自然硫黄です。
母岩表面に小さな硫黄の結晶が沢山付いています。
天青石/硫黄(Celestine/Sulfur)
Machow mine,Tarn,Poland
SrSO4 画像の幅約1.5cm
小さな天青石の結晶と黄色い硫黄の組み合わせが美しい標本です。
硫黄
硫黄
硫黄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 06:57 UTC 版)
「Survivalcraft」の記事における「硫黄」の解説
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硫黄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 16:04 UTC 版)
「ゼロの使い魔の用語一覧」の記事における「硫黄」の解説
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硫黄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:16 UTC 版)
硫黄はアミノ酸(メチオニン、システイン、シスチンなど)、システインから合成されるグルタチオンや含硫タンパク質、スルホ脂質、補酵素(補酵素Aなど)、ビタミン(ビオチン、チアミンなど)、ファイトケラチン、メタロチオネイン、チオレドキシンの構成要素である。タマネギやニンニクの刺激成分アリシン、マスタードやブロッコリーのグルコシノレートも含硫化合物である。 タンパク質のシステイン残基のメルカプト基(SH基)は、酸化還元酵素やタンパク質分解酵素の活性中心である。2つのメルカプト基はジスルフィド結合(-S-S-)を形成する。ペプチド鎖同士を架橋し、タンパク質の三次構造の決定や構造維持に重要である。この結合の形成はまた、システイン2分子からシスチン1分子、還元型グルタチオン2分子から酸化型グルタチオン1分子を合成させる。システイン残基を含む鉄-硫黄クラスターは電子伝達を担う。 硫黄不足の症状はクロロシス、成長抑制、アントシアニンの蓄積による紫化である。これらの症状は、主にアミノ酸とタンパク質の合成が阻害されることによる。硫黄同様にアミノ酸とタンパク質の構成成分である窒素不足のそれと類似している。硫黄不足の時、窒素は硫黄に対して過剰になるためアルギニンやグルタミンなどが蓄積する。硫黄は窒素と異なり、植物体内での移動性が低く、不足症状は成熟もしくは若い葉から現れる。 硫黄が欠乏した植物は、種子に貯蔵するタンパク質(種子貯蔵タンパク質)を変化させる。大豆の場合、相対的に含硫アミノ酸の割合が低いβ-コングリシニンのβサブユニットの含有量が増え、含硫アミノ酸の割合が高いグリシニンのそれは減る。これは、種子中のタンパク質総量を減らさないための戦略である。硫黄を十分に与えた場合には逆にグリシニンが増え、βサブユニットは減る。この制御にはO-アセチルセリンが関わる。含硫アミノ酸含量が少なくなった小麦は製パンに向かない。 窒素肥料として硫酸アンモニウム(硫安)を長く施用してきた水田では、水稲の根が傷つく「秋落ち」が生じることがある。その発生過程は次のとおりである。硫安を施用すると、稲はアンモニウムイオンを急速に吸収するので硫酸イオンは残留する。硫酸イオンは還元されて硫化水素と成る。このガスは根を傷つけるが、通常は硫化鉄に固定されるため問題はない。この固定は、根に到達する前に土壌中の鉄と硫化水素が結合することによる。しかし、長期間の栽培で消費されてかつ、肥料で供給されずに水田土壌中の鉄が減少すると、硫化水素は捕捉されずに根に到達し得る。この対策として、窒素肥料には硫安ではなく、塩化アンモニウムや尿素といった無硫酸肥料が推奨されている。 植物は土壌中の硫酸イオン(SO42-)の選択的な吸収により硫黄を摂取している。この吸収は硫酸イオン輸送体により行われている。シロイヌナズナでは14種類が見つかっている。これらの輸送体は細胞内への取り込みを担い、硫酸イオン1分子を3分子のプロトンと共輸送する。導管柔細胞から導管への輸送に機能する排出型輸送体の存在が予想されているが、それはいまだ発見されていない。 植物の硫酸イオン輸送体の一部は、細胞膜内外の硫黄の状況を検知するセンサー機能を持つと推定されている。その根拠として、硫酸イオン輸送体のC末端親水性領域(STASドメイン[ 英: sulfate transporter and anti-sigma factor antagonist domain])は原核生物の高シグマ因子アンタゴニストと相同性がある。また、動物のSTASドメインはGTPase促進因子(GAP)と結合する能力を有する。GAPは細胞外からのシグナルを受信し、多くのシグナル伝達の系を構成する。植物の硫酸イオン輸送体も同様のシグナル受信能力を持つかははっきりしていない。 シロイヌナズナの硫酸イオン輸送体遺伝子をSultr[ 英: Sulfate Transporter]と呼ぶ。Sultr遺伝子はアミノ酸配列の相同性から5グループ(Sultr1 - 5)に分類されている。このグループ分けは局在や硫酸輸送活性の特性の違いをも反映している。Sultr1は高親和型、Sultr2 - 4は低親和型であることが明らかとなっている。Sultr4は液胞に局在している。Sultr1 - 4はH+/硫酸イオン共輸送体である。CおよびN末端に長い親水性領域を持ち、親水性領域はSTASドメインである。一方、現在までに発見されている2種類のSultr5(Sultr5;1、Sultr5;2)はNおよびC末端にほとんど親水性領域を持たない。Sultr1 - 4と5は硫酸イオン輸送における役割が異なると推測されている。 吸収された硫黄は代謝され、上述の含硫化合物の合成に利用される。吸収後の硫酸イオンはまずATPスルフリラーゼによってATPと結合してアデノシンホスホ硫酸(APS)になる。APSには2つの運命がある。一つは、APSリン酸化酵素によってリン酸付加されて3'-ホスホアデノシン5'-ホスホ硫酸(PAPS)になることである。PAPSは硫黄脂質の基質となる。もう一つのAPSの運命は、APS還元酵素によるグルタチオン存在下での亜硫酸イオンへの還元である。亜硫酸イオンは亜硫酸還元酵素によって硫化物イオンになる。ここまでの過程で、硫酸イオン1モル当たり8個の電子は要求され、フェレドキシンによって供給される。硫化物イオンは、システイン合成酵素とセリンアセチル転移酵素の複合体によってO-アセチルセリンと合成され、システインに変換される。ATPスルフリラーゼやAPS還元酵素はシステインによってフィードバック阻害を受けている。システインはそのままでタンパク質の構成アミノ酸であり、また、メチオニンやグルタチオン合成の基質である。メチオニンの合成ではシスタチオニンγ合成酵素が、グルタチオンの合成ではγグルタミル-システイン合成酵素が鍵酵素である。 植物における硫黄の吸収と代謝の制御について詳述する。硫黄が欠乏すると硫酸イオン輸送体の遺伝子の転写と翻訳はO-アセチルセリンによって活性化される。O-アセチルセリンは硫化物イオンとともにシステインへと合成されるが、硫黄不足では代謝されなくなり蓄積する。また、硫酸イオン輸送体の転写因子SLIM1も植物の硫黄欠乏への応答に重要な役割を果たす。逆に、抑制はシステインやグルタチオンによって行われる。 硫黄の代謝経路はカドミウムなどの有害な重金属によって活性化される。重金属の解毒に関わるファイトケラチンやメタロチオネインはシステインを多く含んでいるため重金属の汚染環境では硫黄がより多く要求されるためと考えられているが、重金属がどのように活性化させているかは明らかとなっていない。カドミウムに対して感受性のシロイヌナズナ変異株(cad1)では、グルタチオン合成の鍵酵素γグルタミル-システイン合成酵素は損なわれている。ポプラの葉でグルタチオンの蓄積が促進されると、カドミウムへの耐性が向上する。 メチオニン代謝の鍵酵素シスタチオニンγ合成酵素の発現量は、メチオニン濃度によってmRNAの蓄積量の制御という形で調節されている。シスタチオニンγ合成酵素のmRNAが翻訳される際に、メチオニンから合成されるS-アデノシルメチオニン濃度が高いと翻訳は停止する。mRNAは分解される。一時停止の機構は、合成途中のシスタチオニンγ合成酵素のN末端側のペプチドとS-アデノシルメチオニンとリボソームの相互作用である。
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硫黄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 15:23 UTC 版)
「だんじょん商店会 〜伝説の剣はじめました〜」の記事における「硫黄」の解説
観光用の人造ダンジョンの製作に協力することになったサララ。サララは必要な資材を集めるためにダンジョンに探索に向かう。
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硫黄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 07:37 UTC 版)
日本薬局方の「イオウ」の適応に、頭部浅在性白癬が含まれ、薬効薬理には抗菌作用および角質軟化作用とある。 硫黄は、古くからさまざまな皮膚病に使用されてきた歴史を持つ。 現在でもフケやニキビなどいくつかの皮膚病などに使用されることがあり、硫黄の入ったシャンプーや入浴剤、クリーム、石鹸などが国内外で販売されている。民間療法としては、硫黄粉を擦り込む方法や硫黄含有液を塗布・湿布・漬け置きするなどの方法が取られている。硫黄には角質の軟化・溶解作用がある。一部の温泉でも水虫を効能としてうたうところがある。また入浴剤に配合することで水虫の効能を謳えるようになるようである。 作用機序としては、硫黄と皮膚との反応で生成する硫化水素により、抗菌作用や角質軟化作用が生じると考えられている。副作用としては、皮膚への刺激や発赤、皮膚炎などがある。濃度の高いものや長期間使用する場合には、十分な注意が必要となる。なお硫黄は、一部の金属に対して腐食作用があるので、取り扱いには注意が必要である。
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硫黄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:33 UTC 版)
アミノ酸・タンパク質やビタミンの合成に関わる。一方で、強還元状態では植物に有害な硫化水素の発生原因となる。 含硫黄肥料の多くは硫酸塩であり、これらは硫酸根肥料と呼ばれ、水溶性や酸性のものが多い。一般的な三要素の肥料である硫酸アンモニウムや過リン酸石灰、硫酸カリウムも硫酸根肥料であり、副成分として硫黄を含む。これらの特質を利用して、生理的酸性肥料である硫酸アンモニウムがアルカリ性土壌のpH矯正のため利用されたり、生理的中性肥料である硫酸カルシウム(石膏)がアルカリ性土壌を嫌う植物へのカルシウム供給に利用されたりもする。 日本においては土壌や水からの天然供給が豊富であり、硫黄欠乏は稀と考えられているが、硫酸根肥料の施用が長年に渡って避けられている水田では欠乏がみられることがある。
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硫黄
出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 10:57 UTC 版)
名詞
訳語
- アフリカーンス語: swael
- アラビア語: كبريت
- ベラルーシ語: сера
- ブルガリア語: сяра f
- ブルトン語: soufr m
- ボスニア語: sumpor
- カタルーニャ語: sofre
- チェコ語: síra
- ウェールズ語: sylffwr
- デンマーク語: svovl
- ドイツ語: Schwefel m, Sulfur n
- ギリシア語: θείο n (theío)
- 英語: sulfur
- エスペラント: sulfuro
- スペイン語: azufre m
- エストニア語: väävel
- バスク語: sufrea
- フィンランド語: rikki
- フェロー語: svávul
- フランス語: soufre m
- フリウリ語: solfar
- 西フリジア語: swevel
- アイルランド語: grumastal, grunnastal, ruibh
- ガリシア語: xofre
- スコットランド・ゲール語: sulfar
- マン島語: sulfur
- ヘブライ語: גופרית
- クロアチア語: sumpor
- ハンガリー語: kén
- アルメニア語: sulfure
- インターリングア: sulfure
- インドネシア語: sulfur, belerang
- アイスランド語: brennisteinn
- イタリア語: zolfo m
- グルジア語: გოგირდი
- カザフ語: кüкирт
- カシミール語: sarka
- コーンウォール語: sulfor
- ラテン語: sulphur
- ルクセンブルク語: schwiewel
- リトアニア語: siera
- ラトヴィア語: sērs
- マケドニア語: сулфур
- モンゴル語: хүхэр
- マレー語: sulfur, belerang
- マルタ語: kubrit
- オランダ語: zwavel m
- ノルウェー語: svovel
- ポーランド語: siarka f
- ポルトガル語: enxofre m
- ルーマニア語: sulf n
- ロシア語: сера f (sera)
- スロヴァキア語: síra f
- スロヴェニア語: Žveplo
- アルバニア語: sulfur
- セルビア語: сумпор
- スウェーデン語: svavel c
- タジク語: sulfur
- タイ語: กำมะถัน
- トルコ語: kükürt
- ウクライナ語: сiрка
- ウズベク語: олтингугурт
- ベトナム語: lưu
- 中国語: 硫(liú), 硫磺(liúhuáng)
- 朝鮮語: 유황
「硫黄」の例文・使い方・用例・文例
- コロイド硫黄
- その製品は硫黄と香料を含んでいない。
- 二酸化硫黄と二酸化窒素は酸性雨から生じる。
- 硫黄は青い炎を上げて燃える。
- 硫黄はマッチを作るのに使われる。
- 硫黄で燃えている火の池 《地獄のこと》.
- 硫黄華(いおうか).
- あたりに硫黄のにおいが漂っていた.
- 硫黄(いおう)の多い.
- 硫黄華.
- 硫黄乳.
- 硫黄が昇華したものを硫黄華とよんでいる.
- 室内を硫黄でいぶして消毒する
- 病室は硫黄で薫蒸した
- 硫黄消毒
- 室内を硫黄で燻べる
- 硫黄花
- 硫黄の黄色を持つ何かの
- 保存するために硫黄で処理する
- これらの乾燥フルーツは硫黄で処理される
硫黄と同じ種類の言葉
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