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せっけん せき― 0 【石鹸】

洗剤として用いる、高級脂肪酸ナトリウム塩動植物油脂硬化油水酸化ナトリウム鹸化(けんか)し、塩析して得る。水溶液表面張力低下させて安定な泡を生じ、油脂乳化したり、泥などの粒子懸濁する。高級脂肪酸カリウム塩はカリ石鹸といわれ、特殊用途洗剤に用いる。シャボン



難読語辞典

日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社

石鹸

読み方:セッケン(sekken)

洗剤として得る、高級脂肪酸ナトリウム塩



近代文学作品名辞典

日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社

石鹸

読み方:セッケン(sekken)

作者 林芙美子

ジャンル 小説



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石鹸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/07 12:17 UTC 版)

この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています(詳細)。
本来の表記は「石鹼」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。
シンプルな石鹸

石鹸(石鹼・せっけん)とは、高級脂肪酸の総称である。

工業的には、動植物の油脂からつくられる。その製品には炭酸塩香料などを加える場合もある。特に純石鹸(じゅんせっけん)と呼ぶ場合は、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムだけで、添加物を含まない石鹸を指す。

界面活性剤であるため、を多く含む汚れを水で洗浄できる。また、細菌細胞膜ウイルスエンベロープを破壊するため、一部の病原体に対して消毒能力を持つ。

一般に水を溶媒として溶かして使用するが、水なしで使えるよう工夫されたドライシャンプー介護災害時に使われているほか、宇宙ステーションでも使用されている[1]

目次

歴史

古代から水だけで落ちにくい汚れに対し、粘土灰汁、植物の油やサポニンなどが利用されていたが、やがて動物のを焼く時に滴り落ちた脂肪の混合物に雨が降り、油脂アルカリによる鹸化が自然発生して石鹸が発見されたと考えられている。

これを神への供物として羊を焼いた古代ローマの「サポーの丘英語版」での出来事とし、soap の語源とされている[2]が、実際の考古学的証拠によると、紀元前2800年ごろアムル人の王都バビロンで利用され、紀元前2200年ごろのシュメール粘土板からはシナニッケイの油を原料とした製法が判っている。

ヨーロッパではプリニウス博物誌の記載が最初で、ゲルマン人ガリア人が用いていたこと、すでに塩析が行われていたことが記されている。その後いったん廃れるが、アラビア人に伝わり生石灰を使う製造法が広まると8世紀にスペイン経由で再導入され、家内工業として定着していった。12世紀以降、それまでのカリ石鹸に替わりオリーブ油を原料とする固形のソーダ石鹸が地中海沿岸を中心に広まり、特にフランスマルセイユ9世紀以降主要な集散地から生産の中心地となった。産業革命下のロンドン以降大量生産されるようになり、現代に至る。

日本

日本には戦国時代末期か安土桃山時代スペイン人ポルトガル人により伝えられたと推測されている。最古の確かな文献は、1596年慶長元年8月)、石田三成博多の豪商神屋宗湛に送ったシャボンの礼状である。

最初に石鹸を製造したのは、江戸時代蘭学者宇田川棒斎・宇田川榕菴で、1824年文政7年)のことである。ただしこれは医薬品としてであった。

最初に洗濯用石鹸を商業レベルで製造したのは、横浜磯子堤磯右衛門である。堤磯右衛門石鹸製造所は1873年明治6年)3月、横浜三吉町四丁目(現:南区万世町2丁目25番地付近)で日本最初の石鹸製造所を創業、同年7月洗濯石鹸、翌年には化粧石鹸の製造に成功した。

1877年(明治10年)、第 1回内国勧業博覧会で花紋賞を受賞。その後、香港上海へも輸出され、明治10年代の前半に石鹸製造事業は最盛期を迎えた。1890年(明治23年)、時事新報主催の優良国産石鹸の大衆投票で第1位になったが、全国的な不況のなかで経営規模を縮小した。翌年創業者の磯右衛門が死去。その 2年後の1893年(明治26年)、廃業した。彼の門下が花王資生堂などで製造を続けた。

製法

製法は油脂鹸化法と脂肪酸中和法、エステルけん化法の3種類がある。原料は天然油脂アルカリのみだが、製法によって最終製品に含まれない副原料を使用する。原料油脂としては、牛脂ヤシ油オリーブ油などのほか、馬油、こめ油ツバキ油など様々な油脂が用いられている。

油脂鹸化法
原料油脂を水酸化ナトリウム鹸化し、食塩塩析して分離する。原料油脂に前処理をしない古来からの製法で、釜炊きと通称される。品質がやや不安定だが個性的な石鹸を作れるため、主に小規模事業者が行う。
脂肪酸中和法
原料油脂を高温加水分解して得られた脂肪酸蒸留してグリセリンから分離し、単独で中和する。アルカリの残留がない肌にやさしい石鹸が得られ、大量生産に適し品質も安定するため、大規模メーカーの製造(連続中和法)に使われる。なお、分離したグリセリンは保湿機能を持つため、後で戻し配合する場合もある。
エステル鹸化法
前処理として、原料油脂(トリアシルグリセロール)にメチルアルコールを反応させ、エステル交換反応によって脂肪酸メチルエステル(バイオディーゼルの主成分でもある)に変換した後に鹸化する。低温・短時間で鹸化できるため、油脂の酸化などによる匂いや不純物の発生を抑える。アレルギー対策用などの製品で利用される。



  1. ^ おふろ宇宙航空研究開発機構
  2. ^ 石けん洗剤の歴史日本石鹸洗剤工業会
  3. ^ 日本石鹸洗剤工業会「石けん洗剤知識」を一部改変
  4. ^ 50 雑貨工業品品質表示規定経済産業省
  5. ^ 洗濯用又は台所用の石けん消費者庁
  6. ^ 2-1.魚介類への毒性洗浄・洗剤の科学
  7. ^ 初期リスク評価書NITE-化学物質管理分野


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