界面活性剤とは? わかりやすく解説

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かいめん‐かっせいざい〔‐クワツセイザイ〕【界面活性剤】

読み方:かいめんかっせいざい

界面張力著しく低下させる物質に対しては、せっけん・油・アルコールなど。表面活性剤

「界面活性剤」に似た言葉

界面活性剤

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

かいめんかっせいざい 界面活性剤 surface active agent

表面活性剤」ともいう。液体表面吸着し表面張力著しく低下させる物質をいう。 洗剤コンクリート用の混和剤として使われている。その性質上、一部のものは浄化しにくく汚染問題となっている。

界面活性剤

【英】surface active agent , surfactant

分子内に親水基親油基をもち,界面吸着して界面張力著しく低下させる働きをもつ物質水溶液中での解離イオン性質により,陽イオンカチオン),陰イオンアニオン系),非イオン両性界面活性剤分類される潤滑油添加剤として用い場合は,清浄性さび止め性,油性水分離性,乳化性,分散性,あわ立ち性などに関与する
その他、潤滑剤やメンテナンス用品、作業環境保護など工場・現場が必要としている商品や供給会社に関する情報については、「ジュンツウネット21」で見ることができます。 ⇒ 「ジュンツウネット21」

界面活性剤(表面活性剤)

ケンのような乳化分散剤のことで、アニオン型、カチオン型、非イオン型がある。

界面活性剤

【英】: Surfactant, Detergent
液体気体固体などのうち、2つ物質境界である界面働いて境界面の性質変化させる物質例えば、と油のように異なった性質同士混じりやすくするもので、洗剤主成分であることが知られている。また、生体内存在し細胞膜などを構成しているレシチンや、植物界広く分布するサポニンなども界面活性剤の仲間である。

界面活性剤の分子構造は、その分子の中に親水性くっつきやすい)の部分親油性(油とくっつきやすい)の部分をもち、洗剤では、親水性部分くっつき親油性の部分汚れくっついて水の流れにのって、汚れを落とす。また、に溶かしたときに電離しイオンとなるイオン性界面活性剤と、イオンならない非イオン性界面活性剤大きく分類される

主な性質として、表面界面張力低下作用浸透湿潤作用乳化作用分散作用、再汚染再付着防止効果起泡作用などがある。バイオテクノロジー研究では、生体由来の界面活性剤(バイオサーファクタント)の研究進んでおり、環境汚染対策医療農業など様々な分野用いられている。

細胞

バイオテクノロジー


界面活性剤

溶液中のある溶質各々物質界面吸着して界面の性質変える事を界面活性といい、この溶質を界面活性剤という。

界面活性剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 19:04 UTC 版)

界面活性剤(かいめんかっせいざい、英語: surface active agent, surfactant)とは、分子内にになじみやすい部分(親水基)と、になじみやすい部分(親油基疎水基)を持つ物質の総称。両親媒性分子と呼ばれることも多い。ミセルやベシクル、ラメラ構造を形成することで、極性物質と非極性物質を均一に混合させる働きをする。また、表面張力を弱める作用を持つ。


  1. ^ 産業技術総合研究所「バイオサーファクタントの構造」。PDF
  2. ^ a b 殺菌と界面活性剤の話 花王株式会社 化学品研究所 C&S 商品開発センター 岡野 哲也 2016年7月23日閲覧
  3. ^ 界面活性剤の働き(作用・機能) 日本界面活性剤工業会 2016年7月23日閲覧
  4. ^ 経済産業省「家庭用品品質表示法」平成13年4月24日経済産業省告示第328号。[1]


「界面活性剤」の続きの解説一覧

界面活性剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 08:06 UTC 版)

鎮咳去痰薬」の記事における「界面活性剤」の解説

チロキサポール(アレベール)が喀痰の多い閉塞性肺疾患増悪に対して用いられることがある吸入であり、吸入液はサルブタモール(ベネトリン)と併用でベネトリン吸入0.5%を0.3~0.5mlとアレベール吸入溶液を2~3mlと生理食塩水5~8mlを混合してネブライザー吸入する

※この「界面活性剤」の解説は、「鎮咳去痰薬」の解説の一部です。
「界面活性剤」を含む「鎮咳去痰薬」の記事については、「鎮咳去痰薬」の概要を参照ください。


界面活性剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 01:30 UTC 版)

界面」の記事における「界面活性剤」の解説

詳細は「界面活性剤」を参照 界面自由エネルギー分子間相互作用による安定化界面近傍低下することによるこのため相分離する二つ成分それぞれの化学構造類似した構造一つ分子中に併せもつものが界面に並ぶことにより、この高エネルギー状態を緩和することができる。このような物質を界面活性剤という。と油のように互いに混合せず相分離する系ではそれぞれおよび油に親和性のある親水基親油基一つ分子中に併せもつ、つまり両親媒性構造をもつものが界面活性剤となる。

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