商店街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 07:11 UTC 版)
形態
商店街は、一般には道路の両側に店舗が張り付く形態が多い。このため、商店街は横の百貨店とたとえられた時期もある。中には、これらが複合化し実質的に面状の商店群を形成しているものや、わき道に飲食店やファッション関係の小店舗など、路面店とは別の業種・業態の店舗が張り付き、魅力ある市街地を形成している例も多い。
また、イメージアップのためにアーケードや街灯、カラー舗道などで、商店街であることが視覚的に認識できるようにしているものも多い。アーケードや街灯、舗道の形や色が途中で変わるのは、商店街組合の境界を示す一例である。
変則的な例としては、地下街そのものや集合商業施設などの店舗が集合した状態の施設も商店街と位置づけられることがある。たとえば、東京駅八重洲口地下の名店街、新宿駅地下のサブナード、東京都港区赤坂のアークヒルズ、港区六本木の六本木ヒルズなどがある。
他には、元々は通常の商店街であったが、駅前再開発などでビルが建設されるために一時閉店するが、その土地の地権者であることに変わりないため、その再開発ビルに引き続き出店してビル内に商店街を形成するケースもある。たとえば埼玉県さいたま市大宮区のOSS24(再開発後にできた、そごう大宮店のビルに出店)、千葉県柏市のファミリかしわ(再開発後にできた、丸井柏店(現:柏マルイ)のビルに出店)がある。また、道路拡幅や河川整備などに伴う集団移転の一環として、商店街がショッピングセンター内に移転する例もある(新潟県上越市のエルマール、同十日町市のUモールなど)。
注釈
- ^ 100円にする商品は、アイディア次第だという。例えば、味噌屋では通常1キログラム単位のところを、少量の250グラム程度を単位として安めの100円に設定し、量り売り。美容室では眉毛の手入れが100円。床屋では顔半分の顔そりが100円、などなど。会計は店の奥でするのをルールとするのがコツだという。そうすると顧客は店舗の中まで見て親しみがわき、会話がうまれ、リピータになる人が出てくるという。
- ^ そもそも店主ひとりしかおらず、出張する余裕のない商店も多いが、そういう場合は、商品を出張商店街へあずけ販売してもらい、そのかわり売れた金額の1割をロイヤリティとして出張商店街の側へ支払うなどの解決策があるという。
出典
- ^ a b c d e f g h 浅井建爾 2015, p. 177.
- ^ a b c FAQ「小売商業対策について」 中小企業庁(2023年11月4日閲覧)
- ^ (37)古代のスーパーマーケット『読売新聞』2014年1月5日/奈良文化財研究所「なぶんけんブログ」2014年8月7日(2023年11月4日閲覧)
- ^ 京都市埋蔵文化財研究所・京都市考古資料館[1200平安京・2]東西の市『リーフレット京都』No.65(2023年11月4日閲覧)
- ^ 新雅史 2012, pp. 53–57.
- ^ 新雅史 2012, pp. 67–72.
- ^ 新雅史 2012, p. 52.
- ^ [1]『朝日新聞』土曜朝刊別刷り「be」2023年11月4日6-7面(同日閲覧)
- ^ 新雅史 2012, pp. 88–91.
- ^ 新雅史 2012, p. 108.
- ^ 新雅史 2012, p. 110.
- ^ 新雅史 2012, pp. 111–112.
- ^ 新雅史 2012, p. 114.
- ^ 新雅史 2012, pp. 114–115.
- ^ シャッター商店街は地域経済の問題か?| 桃山学院大学 准教授 角谷 嘉則 先生 | 夢ナビTALK
- ^ NHK総合 2010年1月29日放送『難問解決!ご近所の底力「よみがえれ!ふるさとの商店街』調べ
- ^ “令和3年度商店街実態調査報告書” (PDF). 中小企業庁 (2022年4月8日). 2022年4月19日閲覧。
- ^ a b 浅井建爾 2015, p. 178.
- ^ a b c 出典:NHK総合 2010年1月29日放送「難問解決!ご近所の底力「よみがえれ!ふるさとの商店街」
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