HTML 5とは? わかりやすく解説

HTML5

フルスペル:HyperText Markup Language 5
別名:HTML5 five

HTML5とは、W3Cマークアップ言語HTML」(HyperText Markup Language)の新仕様として規格策定進めている仕様である。

HTML5は2008年から仕様策定進められており、2012年3月現在も規格の策定進められている。部分的には、すでにWebブラウザサポートし始めている仕様もある。

HTML5で追加された機能の例としては、文書の内容タグによって「本文」「補足」「ヘッダー/フッター」などに区別することが可能になる点、また、audio」や「video」などのタグにより、プラグインなしでマルチメディアファイル再生可能になる点、などを挙げることができる。文書先頭記述するDOCTYPE大幅に簡素化されている。

なお、2012年3月現在、最も一般的に用いられているHTMLバージョンは4.01である。


参照リンク
HTML5 - (W3C。英語)

HTML5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 02:51 UTC 版)

HTML5(エイチティーエムエル・ファイブ)は、World Wide Web Consortium(W3C)がかつて策定していたHyperText Markup Languageの5回目に当たる大幅な改定版であり、2021年1月28日に廃止された。 現在はHTML Living Standard英語版によって置き換えられている[1]


注釈

  1. ^ : First Public Working Draft
  2. ^ : Last call working draft
  3. ^ : Candidate Recommendation
  4. ^ : Proposed Recommendation
  5. ^ : W3C Recommendation
  6. ^ 2014年4月29日版を勧告候補とした後、2014年6月17日に差し戻しを宣言して2014年7月31日版となる。Philippe le Hegaret (2014年6月17日). “HTML5: ON OUR WAY TO RECOMMENDATION”. W3C. 2020年8月8日閲覧。
  7. ^ a b 最終草案との記載はないが事実上の最終草案。
  8. ^ 内容はHTML 5.1勧告そのもの
  9. ^ 終了区切り子を省略したタグは「閉じないタグ」と呼ばれた。JIS X 4151 "閉じない開始タグ" "閉じない終了タグ"
  10. ^ ただし、単に内容がないだけの要素を空要素と呼ぶこともある。このため、単に内容がない要素との区別のために、SGMLの付属書Kなどでは強制空要素 (mandatorily empty element) という用語も使われる。
  11. ^ SGML規格に付属書Kが加わる以前には、空要素の終了タグを記述すること自体が禁止されており。また、付属書Kを参照したHTML 4.01やISO/IEC 15445 でも、HTML4以前と同様に空要素の終了タグを記述してはならないこととなった。またいずれのHTML規格でもNETは "/" だった。

出典

  1. ^ W3C HTML”. www.w3.org. 2021年10月15日閲覧。
  2. ^ HTML5勧告–オープン・ウェブ・プラットフォームの重要なマイルストーンを達成
  3. ^ HTML 5.1 is a W3C Recommendation | W3C News
  4. ^ HTML 5.2 is done, HTML 5.3 is coming | W3C Blog
  5. ^ HTML Review Draft — Published 29 January 2020 is a W3C Recommendation | W3C News” (英語). 2021年6月21日閲覧。
  6. ^ The WHATWG Blog » Blog Archive » Spelling HTML5
  7. ^ “OperaのCEO:「HTML 5でFlashは不要になりつつある」”. CNET Japan. (2009年5月25日). http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20393688,00.htm 2012年5月30日閲覧。 
  8. ^ “Microsoft がAppleやGoogleと同調”Webの未来はHTML5だ”–IE固有仕様がやっと一掃へ”. TechCrunch Japan. (2010年5月1日). http://jp.techcrunch.com/archives/20100430microsoft-html5/ 2012年5月30日閲覧。 
  9. ^ W3C HTML5 Logo
  10. ^ HTML 5.2 IS NOW A W3C RECOMMENDATION”. W3C (2017年12月14日). 2020年8月8日閲覧。
  11. ^ HTML 5.2 IS NOW A W3C RECOMMENDATION”. W3C (2017年12月14日). 2020年8月8日閲覧。
  12. ^ 草案(Working Draft; WD ワーキング・ドラフト)……2018年10月18日 - 2020年8月時点での最新版
  13. ^ HTML 5.3 W3C Working Draft, 18 October 2018”. W3C (2018年10月18日). 2020年8月8日閲覧。
  14. ^ a b 新野淳一 (2019年6月10日). “HTML標準仕様の策定についてW3CとWHATWGが合意 今後はWHATWGのリビングスタンダードが唯一のHTML標準仕様に”. ITmedia NEWS. 2020年3月20日閲覧。
  15. ^ 渡邉卓 (2017年1月1日). “2017年のWeb標準”. gihyo.jp » WEB+DESIGN STAGE » 一般記事 » 新春特別企画. 技術評論社. 2017年3月25日閲覧。
  16. ^ もんど (2016年10月21日). “W3Cのは『欠陥フォーク』!? HTMLスナップショット2016 ── HTML5 Conference 2016セッションレポート”. HTML5Experts.jp. 2017年3月25日閲覧。
  17. ^ Ito, Hayato. “六本木ではたらくソフトウェアエンジニアへのよくある質問とその答え (FAQ) (2015 - 2017) — hayato.io”. 2017年3月25日閲覧。 “私も含めて Chrome の開発者が参考にするのは W3C HTML5仕様ではなく WHATWG の HTML Living Standard です。”
  18. ^ 矢倉眞隆 (2015年11月25日). “まだぼやけているHTML5の将来、WHATWGとの二重管理のジレンマ。W3C TPAC 2015 - Publickey”. Publickey. 2017年3月25日閲覧。 “ブラウザベンダーの開発者の多くはフィードバックが仕様にすぐ反映されることからWHATWG HTMLや「Living Standard」と呼ばれるモデルを好んでいます。(中略)そのためマイクロソフトなどはWHATWGの仕様には直接的に関与していません。もっとも、マイクロソフトから「EdgeチームもWHATWG HTML仕様を参照しているので、(WHATWG HTMLに)特許ポリシーがあれば…」という発言があったのも事実です。”
  19. ^ どうしてHTML5が廃止されたのか” (2023年4月5日). 2021年6月21日閲覧。
  20. ^ HTML REVIEW DRAFT — PUBLISHED 29 JANUARY 2020 IS A W3C RECOMMENDATION”. W3C. 2021年5月21日閲覧。
  21. ^ 4.2.5.5. Specifying the document’s character encoding
  22. ^ 原文HTML5仕様 "Void elements can't have any contents (since there's no end tag, no content can be put between the start tag and the end tag)."
  23. ^ 原文HTML5仕様 "Void elements only have a start tag; end tags must not be specified for void elements"
  24. ^ 原文XML仕様 "An element with no content is said to be empty."
  25. ^ FAQ – WHATWG Wiki”. WHATWG. 2008年2月25日閲覧。
  26. ^ The WHATWG Blog » Blog Archive » XHTML5 in a nutshell
  27. ^ HTML 5 + XML = XHTML 5 | HTML5 Doctor
  28. ^ Refer to XML rather than XHTML syntax · whatwg/html@643d1bc” (英語). GitHub (2016年11月25日). 2021年4月17日閲覧。
  29. ^ Rename "XHTML parsing" etc to more-accurate "XML parsing" by sideshowbarker · Pull Request #2062 · whatwg/html” (英語). GitHub. 2021年4月17日閲覧。
  30. ^ “S・ジョブズ氏、「Flash」に対する考えを公開書簡で明らかに”. CNET Japan. (2010年4月30日). http://japan.cnet.com/news/ent/20412895/ 2012年5月30日閲覧。 
  31. ^ “iPadユーザーの9割が満足、一番の不満点は「Flash非対応」――米調査”. ITmedia. (2010年5月24日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/24/news018.html 2012年5月30日閲覧。 
  32. ^ “スマートフォンの“Flash対応”ニーズ高く――MMD研究所調べ”. ITmedia. (2010年10月22日). http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1010/22/news099.html 2012年5月30日閲覧。 
  33. ^ AdobeのCTOがFlash擁護 「HTML5があればFlashは不要」論に反論、ITmedia、2010年2月2日
  34. ^ アドビがFlash Catalystで考えていること HTML5はFlashの脅威か?エバンジェリストに聞いた
  35. ^ Flashは比べようもないほどHTML5より優れている
  36. ^ “アドビ、モバイル版「Flash Player」の開発を中止”. CNET Japan. (2011年11月10日). http://japan.cnet.com/news/service/35010339/ 2012年5月30日閲覧。 
  37. ^ Adobe CTO Kevin Lynch Headed to Apple
  38. ^ “英Financial TimesがHTML5アプリを公開、Appleのアプリ内課金を回避”. INTERNET Watch. (2011年6月8日). http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110608_451358.html 2012年5月30日閲覧。 
  39. ^ “Open Mobile Summit 2011 San Francisco:HTML5か、ネイティブアプリか、それが問題だ”. ITmedia. (2011年11月10日). http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1111/10/news018.html 2012年5月30日閲覧。 



HTML5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 16:17 UTC 版)

文書型宣言」の記事における「HTML5」の解説

HTML5はSGMLベースでなく、公式のDTD存在しない(ただし、有志によって開発されたものは存在する)。そのためHTML5の文書型宣言文書DTD関連付けるという機能果たしていない宣言入れるものはルート要素の名前、HTMLだけである。大文字小文字区別されない。 XHTML5では、XML文法制約から大文字小文字区別され、という形で書くこととなる。DOCTYPEはすべて大文字とする必要がある。 XHTML5において、文書型宣言必須ではなく省略してしまって構わない。ただし、同じ文書HTMLとしても解釈する必要があるなら、文書型宣言付けることが推奨される逆に、XHTML5の要素XML名前空間入れ場合DOCTYPEを使うことはできない

※この「HTML5」の解説は、「文書型宣言」の解説の一部です。
「HTML5」を含む「文書型宣言」の記事については、「文書型宣言」の概要を参照ください。


HTML5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 07:47 UTC 版)

Doomのソース移植一覧」の記事における「HTML5」の解説

Freedoomは、Emscriptenおよびasm.jsを介してboon」という名前でWorld Wide Web移植されている。

※この「HTML5」の解説は、「Doomのソース移植一覧」の解説の一部です。
「HTML5」を含む「Doomのソース移植一覧」の記事については、「Doomのソース移植一覧」の概要を参照ください。


HTML5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 15:15 UTC 版)

プログレスバー」の記事における「HTML5」の解説

HTML5では多数ユーザーインターフェイス要素新たに標準化されたが、プログレスバーprogress要素として追加された。

※この「HTML5」の解説は、「プログレスバー」の解説の一部です。
「HTML5」を含む「プログレスバー」の記事については、「プログレスバー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「HTML 5」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「HTML 5」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「HTML 5」の関連用語

HTML 5のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



HTML 5のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリHTML5の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのHTML5 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの文書型宣言 (改訂履歴)、Doomのソース移植一覧 (改訂履歴)、プログレスバー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS