エッチ‐ティー‐エム‐エル‐ファイブ【HTML5】
読み方:えっちてぃーえむえるふぁいぶ
《hypertext markup language 5》ウェブページ記述のためのマークアップ言語、HTMLの5回目の改定版。特別なプラグインを使用せずに、音声や動画の再生、およびグラフィックス描画に対応できるほか、文書の論理構造を表現するタグが追加された。
[補説] WWWコンソーシアムが2014年10月に標準化した仕様を公開。改訂版として、2016年にHTML 5.1、2017年にHTML 5.2を発表。しかしWWWコンソーシアムと非営利団体WHATWG(ワットダブリュージー)との間で、規格にわずかな違いが生じていたため、2019年よりWHATWGのHTML Living StandardがHTMLの唯一の標準規格となった。
HTML5
別名:HTML5 five
HTML5とは、W3Cがマークアップ言語「HTML」(HyperText Markup Language)の新仕様として規格策定を進めている仕様である。
HTML5は2008年から仕様の策定が進められており、2012年3月現在も規格の策定が進められている。部分的には、すでにWebブラウザがサポートし始めている仕様もある。
HTML5で追加された機能の例としては、文書の内容をタグによって「本文」「補足」「ヘッダー/フッター」などに区別することが可能になる点、また、「audio」や「video」などのタグにより、プラグインなしでマルチメディアのファイルが再生可能になる点、などを挙げることができる。文書の先頭に記述するDOCTYPEは大幅に簡素化されている。
なお、2012年3月現在、最も一般的に用いられているHTMLのバージョンは4.01である。
参照リンク
HTML5 - (W3C。英語)
HTML5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 02:51 UTC 版)
HTML5(エイチティーエムエル・ファイブ)は、World Wide Web Consortium(W3C)がかつて策定していたHyperText Markup Languageの5回目に当たる大幅な改定版であり、2021年1月28日に廃止された。 現在はHTML Living Standardによって置き換えられている[1]。
注釈
- ^ 英: First Public Working Draft
- ^ 英: Last call working draft
- ^ 英: Candidate Recommendation
- ^ 英: Proposed Recommendation
- ^ 英: W3C Recommendation
- ^ 2014年4月29日版を勧告候補とした後、2014年6月17日に差し戻しを宣言して2014年7月31日版となる。Philippe le Hegaret (2014年6月17日). “HTML5: ON OUR WAY TO RECOMMENDATION”. W3C. 2020年8月8日閲覧。
- ^ a b 最終草案との記載はないが事実上の最終草案。
- ^ 内容はHTML 5.1勧告そのもの
- ^ 終了区切り子を省略したタグは「閉じないタグ」と呼ばれた。JIS X 4151 "閉じない開始タグ" "閉じない終了タグ"
- ^ ただし、単に内容がないだけの要素を空要素と呼ぶこともある。このため、単に内容がない要素との区別のために、SGMLの付属書Kなどでは強制空要素 (mandatorily empty element) という用語も使われる。
- ^ SGML規格に付属書Kが加わる以前には、空要素の終了タグを記述すること自体が禁止されており。また、付属書Kを参照したHTML 4.01やISO/IEC 15445 でも、HTML4以前と同様に空要素の終了タグを記述してはならないこととなった。またいずれのHTML規格でもNETは "/" だった。
出典
- ^ “W3C HTML”. www.w3.org. 2021年10月15日閲覧。
- ^ HTML5勧告–オープン・ウェブ・プラットフォームの重要なマイルストーンを達成
- ^ HTML 5.1 is a W3C Recommendation | W3C News
- ^ HTML 5.2 is done, HTML 5.3 is coming | W3C Blog
- ^ “HTML Review Draft — Published 29 January 2020 is a W3C Recommendation | W3C News” (英語). 2021年6月21日閲覧。
- ^ The WHATWG Blog » Blog Archive » Spelling HTML5
- ^ “OperaのCEO:「HTML 5でFlashは不要になりつつある」”. CNET Japan. (2009年5月25日) 2012年5月30日閲覧。
- ^ “Microsoft がAppleやGoogleと同調”Webの未来はHTML5だ”–IE固有仕様がやっと一掃へ”. TechCrunch Japan. (2010年5月1日) 2012年5月30日閲覧。
- ^ W3C HTML5 Logo
- ^ “HTML 5.2 IS NOW A W3C RECOMMENDATION”. W3C (2017年12月14日). 2020年8月8日閲覧。
- ^ “HTML 5.2 IS NOW A W3C RECOMMENDATION”. W3C (2017年12月14日). 2020年8月8日閲覧。
- ^ 草案(Working Draft; WD ワーキング・ドラフト)……2018年10月18日 - 2020年8月時点での最新版
- ^ “HTML 5.3 W3C Working Draft, 18 October 2018”. W3C (2018年10月18日). 2020年8月8日閲覧。
- ^ a b 新野淳一 (2019年6月10日). “HTML標準仕様の策定についてW3CとWHATWGが合意 今後はWHATWGのリビングスタンダードが唯一のHTML標準仕様に”. ITmedia NEWS. 2020年3月20日閲覧。
- ^ 渡邉卓 (2017年1月1日). “2017年のWeb標準”. gihyo.jp » WEB+DESIGN STAGE » 一般記事 » 新春特別企画. 技術評論社. 2017年3月25日閲覧。
- ^ もんど (2016年10月21日). “W3Cのは『欠陥フォーク』!? HTMLスナップショット2016 ── HTML5 Conference 2016セッションレポート”. HTML5Experts.jp. 2017年3月25日閲覧。
- ^ Ito, Hayato. “六本木ではたらくソフトウェアエンジニアへのよくある質問とその答え (FAQ) (2015 - 2017) — hayato.io”. 2017年3月25日閲覧。 “私も含めて Chrome の開発者が参考にするのは W3C HTML5仕様ではなく WHATWG の HTML Living Standard です。”
- ^ 矢倉眞隆 (2015年11月25日). “まだぼやけているHTML5の将来、WHATWGとの二重管理のジレンマ。W3C TPAC 2015 - Publickey”. Publickey. 2017年3月25日閲覧。 “ブラウザベンダーの開発者の多くはフィードバックが仕様にすぐ反映されることからWHATWG HTMLや「Living Standard」と呼ばれるモデルを好んでいます。(中略)そのためマイクロソフトなどはWHATWGの仕様には直接的に関与していません。もっとも、マイクロソフトから「EdgeチームもWHATWG HTML仕様を参照しているので、(WHATWG HTMLに)特許ポリシーがあれば…」という発言があったのも事実です。”
- ^ “どうしてHTML5が廃止されたのか” (2023年4月5日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ “HTML REVIEW DRAFT — PUBLISHED 29 JANUARY 2020 IS A W3C RECOMMENDATION”. W3C. 2021年5月21日閲覧。
- ^ 4.2.5.5. Specifying the document’s character encoding
- ^ 原文HTML5仕様 "Void elements can't have any contents (since there's no end tag, no content can be put between the start tag and the end tag)."
- ^ 原文HTML5仕様 "Void elements only have a start tag; end tags must not be specified for void elements"
- ^ 原文XML仕様 "An element with no content is said to be empty."
- ^ “FAQ – WHATWG Wiki”. WHATWG. 2008年2月25日閲覧。
- ^ The WHATWG Blog » Blog Archive » XHTML5 in a nutshell
- ^ HTML 5 + XML = XHTML 5 | HTML5 Doctor
- ^ “Refer to XML rather than XHTML syntax · whatwg/html@643d1bc” (英語). GitHub (2016年11月25日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “Rename "XHTML parsing" etc to more-accurate "XML parsing" by sideshowbarker · Pull Request #2062 · whatwg/html” (英語). GitHub. 2021年4月17日閲覧。
- ^ “S・ジョブズ氏、「Flash」に対する考えを公開書簡で明らかに”. CNET Japan. (2010年4月30日) 2012年5月30日閲覧。
- ^ “iPadユーザーの9割が満足、一番の不満点は「Flash非対応」――米調査”. ITmedia. (2010年5月24日) 2012年5月30日閲覧。
- ^ “スマートフォンの“Flash対応”ニーズ高く――MMD研究所調べ”. ITmedia. (2010年10月22日) 2012年5月30日閲覧。
- ^ AdobeのCTOがFlash擁護 「HTML5があればFlashは不要」論に反論、ITmedia、2010年2月2日
- ^ アドビがFlash Catalystで考えていること HTML5はFlashの脅威か?エバンジェリストに聞いた
- ^ Flashは比べようもないほどHTML5より優れている
- ^ “アドビ、モバイル版「Flash Player」の開発を中止”. CNET Japan. (2011年11月10日) 2012年5月30日閲覧。
- ^ Adobe CTO Kevin Lynch Headed to Apple
- ^ “英Financial TimesがHTML5アプリを公開、Appleのアプリ内課金を回避”. INTERNET Watch. (2011年6月8日) 2012年5月30日閲覧。
- ^ “Open Mobile Summit 2011 San Francisco:HTML5か、ネイティブアプリか、それが問題だ”. ITmedia. (2011年11月10日) 2012年5月30日閲覧。
HTML5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 16:17 UTC 版)
HTML5はSGMLベースでなく、公式のDTDは存在しない(ただし、有志によって開発されたものは存在する)。そのためHTML5の文書型宣言は文書とDTDを関連付けるという機能を果たしていない。宣言に入れるものはルート要素の名前、HTMLだけである。大文字小文字は区別されない。 XHTML5では、XMLの文法制約から大文字小文字が区別され、という形で書くこととなる。DOCTYPEはすべて大文字とする必要がある。 XHTML5において、文書型宣言は必須ではなく、省略してしまっても構わない。ただし、同じ文書をHTMLとしても解釈する必要があるなら、文書型宣言を付けることが推奨される。逆に、XHTML5の要素をXML名前空間に入れる場合、DOCTYPEを使うことはできない。
※この「HTML5」の解説は、「文書型宣言」の解説の一部です。
「HTML5」を含む「文書型宣言」の記事については、「文書型宣言」の概要を参照ください。
HTML5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 07:47 UTC 版)
「Doomのソース移植一覧」の記事における「HTML5」の解説
Freedoomは、Emscriptenおよびasm.jsを介して「boon」という名前でWorld Wide Webに移植されている。
※この「HTML5」の解説は、「Doomのソース移植一覧」の解説の一部です。
「HTML5」を含む「Doomのソース移植一覧」の記事については、「Doomのソース移植一覧」の概要を参照ください。
HTML5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 15:15 UTC 版)
HTML5では多数のユーザーインターフェイス要素が新たに標準化されたが、プログレスバーもprogress要素として追加された。
※この「HTML5」の解説は、「プログレスバー」の解説の一部です。
「HTML5」を含む「プログレスバー」の記事については、「プログレスバー」の概要を参照ください。
「HTML 5」の例文・使い方・用例・文例
- HTML5に対応したブラウザ
- そのブラウザはHTMLタグを表示しないが、そのページの中身を実行するためにタグを使う。
- ウェブブラウザの目的はHTML文書を読み、それをウェブページとして表示することだ。
- HTMLメールでのご連絡はできればお控え下さい。
- HTMLメールの場合は迷惑メールと判断されて受信できない場合がございます。
- HTML文書を見るために使われるプログラム
- 投票の結果は賛成5, 反対4, 棄権2であった
- このホテルは500人以上の客を収容できる
- 内金として50万円払う
- 男子が生徒の55パーセントを占める
- この川は河口のところで幅500メートルある
- 紀元前30年から紀元20年までは50年間です
- これらの数字を合計すると50になる
- 5時15分過ぎです
- われわれは相手の100議席に対して250議席を獲得した
- 15歳の少女
- 目覚まし時計が5時に鳴った
- 私の月々の小遣いは5千円です
- 現金払いには5%値引く
- 税金やらチップやらで,勘定は合計して50ドルになる
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