エッチティーエムエル‐リビングスタンダード【HTML Living Standard】
HTML Living Standard
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:07 UTC 版)
「HTML5」の記事における「HTML Living Standard」の解説
HTML Living Standardは、WHATWGが策定しているHTMLの規格である。W3Cの勧告するHTML5およびそれ以降(HTML 5.1など)は、HTML Living Standardを基にしている。 ただし、2019年5月28日に発表されたW3CとWHATWGの合意以前においては、「W3C側で変更がなされており、両者の仕様には差異が生じている」という状況が続いていた。WHATWGはウェブブラウザの開発元により結成されており、この頃においてはHTML Living Standardの方がよく参照されていた。 2019年5月28日、W3CとWHATWGは、「HTML Living StandardをHTMLとDOMの唯一の標準とし、W3Cは今後HTMLとDOMに関する標準の策定を行わない」旨合意したことを発表した。以降はHTML Living Standardが唯一の標準規格となり、ある時点におけるHTML Living StandardのレビュードラフトがそのままW3Cの勧告候補や勧告となる。2021年1月29日、WHATWGにあるHTML Review DraftがW3Cによって勧告されたことによって2021年5月現在、有効なHTMLの標準規格はHTML Living Standardのみとなっている。
※この「HTML Living Standard」の解説は、「HTML5」の解説の一部です。
「HTML Living Standard」を含む「HTML5」の記事については、「HTML5」の概要を参照ください。
- HTML Living Standardのページへのリンク