GATSBY TOWN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/26 07:12 UTC 版)
「GATSBY COP」の記事における「GATSBY TOWN」の解説
人口10万人の、辺境の小都市。GATSBY TOWNという名称は通称であり、正式名称はアディボケグリトミンフェケイアスビングシェーアヘアケラレフグンスアカへラーズアーザスタへイグアリン。かつてはマンダニウムという鉱石を発掘する炭鉱都市として栄えたが、エネルギー革命によって鉱山業は衰退。その後は、毎分200トンの湯量を誇る豊富な温泉資源を活かして、観光産業中心の都市へと大胆にシフトした。マンダニウムを微量に含んだ泉質は美容への効果が高いとして、銀河温泉番付でも毎年上位にくるなど、GATSBY TOWNの温泉は宇宙でも注目を集めている。 地形・気候 3方を山に囲まれたすり鉢状の地形に位置しており、夏は暑く冬は寒い、寒暖差の激しい気候になっている。特に夏場に吹く乾いた熱風はギャツ風と呼ばれ「ギャツ風吹けば、猫も市長もゴロ寝する」という諺どおり、ギャツ風によって学校や会社が休みになることも多い。GATSBY TOWNの観光局でも、観光で訪れる場合はギャツ風の吹かない春や秋がオススメとされている。また、地質としては水はけのいい火山灰層が全域に広がっており、名産品であるスカイフラワーの栽培が盛んにおこなわれている。 ギャツ語 GATSBY TOWNで使用される、英語のアルファベットに一対一対応する表音文字をギャツ語と呼ぶ。文献では、線文字Gと言われる古代文字から独自の発展を遂げたとされている。近年はアルファベットの普及によりギャツ語を使わない若者も増えたが、GATSBY COPが着るピースフルユニフォームには各自の名前がギャツ語であしらわれるなど、レトロで逆に新しい造形としてファッションに取り入れられることも増えてきた。 スカイカレー GATSBY TOWNのご当地料理で、鮮やかなスカイブルーの色合いが特徴的。ご当地料理といったものの、実は街の観光地化を進めていくなかで自治体発で最近つくられたメニューであり、古くからの住民は「あんな水色のやつ、地元の人間は誰も食わない」とバッサリいくこともしばしば。作り方としては、キツネ色まで炒めた玉ねぎにトマトを加えて水分を飛ばし、カレー粉・恐竜むね肉・水を入れて弱火で40分煮込む。その後、テンパリングしたスカイフラワーシードを入れることで、爽やかな風味とスカイブルーの色が足される。 クラインまんじゅう GATSBY TOWNで人気No.1を誇るお土産。老舗ネオ和菓子屋であるユークリ堂が、通常は3次元において存在できないはずのクラインの壺を独自の次元並列化技術で精製し、その型を元におまんじゅうを完成させた。表裏の区別を持たない立体であるため、どこが皮でどこがあんこなのか我々は認識することすらできないが、その味はどこか素朴で懐かしさすら覚える。季節限定の桜餡や栗餡のバージョンは売り切れることも多いので、買いたい方は午前中の来店がオススメ。 ペッテキオン GATSBY TOWNで旧暦の正月を祝うため1週間にわたって開かれるフェスティバル。ペッテキオンの期間、人々は街中に流れる温泉のお湯をお互いに思いっきり掛け合うことで、一年間の健康を祈る。また、その年成人を迎える男子の中からペッテキオスと呼ばれる司祭が選ばれ、街の中心にある円形の広場ペッテキアに組んだ高さ120mのやぐらの上で1週間暮らすこととなる。期間中にペッテキオスにお湯をかけたものは特別なご利益「ペッテキッペ」が得られるという言い伝えがあるため、GATSBY TOWNの住人達や観光客がペッテキオンのあいだペッテキッペのためにペッテキアに集いペッテキオスにお湯をかけようとするのが風物詩となっている。 点P 宇宙で7番目に銀河遺産に登録された移動型遺跡で、GATSBY TOWNで一番の観光名所。高速で動き続ける点Pは、頂点Aを目指していると言われており、いつか点Rや点Qと出会うと予想されている。冬の良く晴れた日は、GATSBY TOWNの名所である点P坂から元気よく動く点Pを観察することができる。 THIN-TON-TON GATSBY TOWNが発祥となった音楽ジャンル。鉱山で鉱員たちがツルハシをふるう「ティントン・ティントン・ティントントン」という7拍子のリズムをベースにして発展した民謡がルーツと言われている。7拍子で刻まれる圧縮されたデジタルノイズのなかに響く、しわがれた男の声と、微かに聞こえる下敷きをペコペコする音がノスタルジーを著しく刺激する。 Gパンの乱 GATSBY COP設立の契機となったバトル。「ジーンズのことをGパンと呼ぶか、デニムと呼ぶか」というささいな口げんかをきっかけに、自警団のマックスとタンクが対立。やがてすべての自警団を巻き込む大きなバトルとなり、痛み分けでバトルが落ち着くまで7年もの時間を要した。この反省を活かし、内戦終結の翌年にはGATSBY COPが設立され、街の平和を守ることとなった。また、ジーパンの乱の悲劇を繰り返さないために、GATSBY TOWNではジーンズのことを「フレンドリーパンツ」と呼ばなくてはいけない法律が制定された。 踊るアンドロイド計画 GATSBY TOWNで発生した大規模サイバーテロ事件。発端は街中のアンドロイド3体が、急にプログラムにない阿波踊りを始めたことだった。当初はちょっとしたフラッシュモブだと思われていたが、1時間もしないうちに阿波踊りをするロボットは150体にも増加。「ヤットサーヤットヤット」という元気のいい掛け声が街中にこだまし、街の主要機能はダウンした。正式に捜査が始まると、指揮をとったヤギラは、あるマンションの一室から大音量のお囃子が流れていることに注目。強制捜査に踏み切り、犯行グループを検挙することに成功した。犯行グループは何を聞いても「同じアホなら踊らにゃそんそん」と供述しており、いまだにその動機は不明である。 ネオGATSBY TOWN計画 現市長キップルが推し進める、GATSBY TOWNの超大規模再開発計画。具体的には市街地の大半を一度更地にし、同一規格の超高層ビルで埋め尽くす計画である。キップルは現状のGATSBY TOWNを「おもちゃ箱をひっくり返したような典型的な失敗都市。」と痛烈に批判しており、「規格化と効率化による経済効率の最大化が必須である」としている。一方で市民からの反対の声は根強く、計画は難航している。
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