FFR-31MR スーパーシルフとは? わかりやすく解説

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FFR-31MR スーパーシルフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 21:06 UTC 版)

雪風 (架空の兵器)」の記事における「FFR-31MR スーパーシルフ」の解説

FAF開発した双発複座戦術戦闘電子偵察機主力制空戦闘機であるFFR-31 シルフィード初期生産機(オリジナル・シルフィード)を戦術偵察用に改装した機体OVA版ではFFR-31を改装云々予算獲得為の方便過ぎず実際は完全な新規設計機であるとされている。機体名称の由来は、西洋伝承登場する風の精霊シルフ」である。綴りは「Super Sylph」。自機情報を守るためだけの強力な武装電子戦能力持ちシルフ雪風撃墜されるまでは一度撃墜された事は無く、「フェアリィ空軍最強の翼」の異名得ていた。パイロットは「シルフドライバー」と呼ばれている。生産機数87機を計画していたが、26機に削減された。特殊戦第五飛行戦隊通称ブーメラン戦隊13機が配備されている他、航空宇宙防衛軍団防衛偵察航空団システム軍団飛行試験センターにも配備されている。ただし、特殊戦以外の部隊所属する機体特殊戦のような機械知性体搭載しているかは不明搭載している機械知性高性能な事も相まってその空戦能力極めて高く劇中では追尾してくるジャムの超高速ミサイルを、重心中心にその場旋回して進行方向に機尾を向けたままガン射撃撃墜したり、模擬空戦において、スペック上ではスーパーシルフよりも優れた機動性を持つ新型戦闘機、FA-2 ファーンII翻弄している他、『敵は海賊』とのコラボレーション短編「被書空間」では、数千年ほどの技術差がある筈のラジェンドラ艦載CFV撃墜している。 また、本機メイヴ通常のレーダーシステム加えて空間受動レーダー呼ばれる受動探知システム搭載している、これは極低温下で作動することから「凍った目(フローズンアイとも読む)」と呼ばれており、敵機がいかに電磁的光学的に自らをステルス化しても、押しのけられた大気そのもの誤魔化せないため、これを探知する事で敵機位置を掴むシステムである。 原作では開発ナンバーFRX-47。主翼形はクリップドデルタ固定後退翼。双垂直尾翼胴体腹部ベントラルフィン有するエンジン配置双発エアインテーク及びエンジンノズルは二次元形状アウトライン小説執筆された当時新鋭機であるF-14やF-15等の第4世代ジェット戦闘機近く横山宏による挿絵そのように描写されている。劇中においては最新鋭ではないとされているが、搭載しているレーダー新型機さえも凌駕することは何度も描写されており、電波出力において対人殺傷能力があると記述される。ただし航空機レーダー健康被害与えるほど危険であることは現実においても同様で、軍用機のみならず民間旅客機気象レーダーでも地上動作させることは禁止されている。 スペック小説版全長:19.8m 全幅:13.5m 全高:6.2m ヌード重量11,800kg 基準離陸重量24,500kg 最大離陸重量38,000kg エンジン:FNX-5010-J フェニックスMk.Xデュアル軸流圧縮ターボファン×2雪風は後にFNX-5011-B フェニックスMk.XI(最大推力9,800kg(ミリタリー推力時)、22,500kg(アフターバーナー使用時)、通称スーパーフェニックス)に換装 最高速度不明少なくともマッハ2.0上 武装:高速射撃ガン 短距離空対空ミサイルAAM-III 中距離空対空ミサイルAAM-V 長距離空対空ミサイルAAM-VII 超高速空対空ミサイルHAM-VI 等を装備具体的な装備可能数は不明である。 その他、TAISP(自動戦術情報収集ポッド)、TARPS戦術航空偵察ポッドシステム)等の各種戦術データ収集ポッド装備するOVA版では翼端斜めに折れたカナード付きデルタ翼尾翼は双垂直尾翼コクピット後方上部上反角のついた後退カナードを、機体下部にセンサーブレードを有する。キャノピはパイロット席とフライトオフィサ席でそれぞれ独立している。エアインテーク及びエンジンノズルは二次元形状軍事評論家岡部いさくは、このデザインを「航空機汎用決戦兵器」と評している。 スペックOVA版全長:22.2m 全幅:14.63m 全高:5.56m(通常時)、11.94m(センサーブレード展開時) ヌード重量11,746kg 基準離陸重量23,700kg 最大離陸重量35,242kg エンジン:FNX-5011-B/C フィーニクスMk.XIターボジェット最大推力10,180kg(ミリタリー推力時)、13,910kg(アフターバーナー使用時))×2 最高速度マッハ3.0 巡航速度マッハ1.65 限界高度:23,300m 武装20mmガトリング砲×1 主翼ハードポイント×2 胴体エンジンハードポイント×2短距離空対空ミサイルAAM-III 中距離空対空ミサイルAAM-V 長距離空対空ミサイルAAM-VII 超高速空対空ミサイルHAM装備可能 その他、各種可視光赤外線カメラ、TAISP、赤外線ラインスキャン、コンフォーマル・マルチバンドESMセンサー等の各種偵察装備搭載 OVA版では更に、スーパーシルフには基本型であるFFR-31MRの他に、長距離迎撃戦闘機型のFFR-31MR/A、アビオニクス改良したFFR-31MR/B、エンジン強化したFFR-31MR/C、空力設計改良、ラムジェットブースターの搭載等を行い高速性能を向上させたFFR-31MR/D等のサブタイプ存在するが、A~C型既存機の改良案盛り込まれる形で計画消滅しD型のみが実際に製造されている。D型製造機数はスーパーシルフの中でもとりわけ少なく少なくとも5機、最大でも7機であると言われている。OVAでの「雪風」はこのD型であり、パーソナルネームの筆文字機首描かれている。なお、D型は主に防衛偵察航空団配備されており、特殊戦のスーパーシルフの中でD型なのは雪風のみ、あるいはごく少数あるらしいスペックD型全長:22.0m 全幅:13.2m 全高:6.23m(通常時)、9.75m(センサーブレード展開時) ヌード重量12,188kg 基準離陸重量25,500kg 最大離陸重量37,890kg エンジン:FNX-5011-D フィーニクスMk.XIターボジェット最大推力10,220kg(ミリタリー推力時)14,780kg(アフターバーナー使用時))×2 最高速度マッハ3.2 巡航速度マッハ1.9 限界高度:24,000m 武装20mmガトリング砲×1 主翼ハードポイント×2 胴体エンジンハードポイント×2短距離空対空ミサイルAAM-III 中距離空対空ミサイルAAM-V 長距離空対空ミサイルAAM-VII 超高速空対空ミサイルHAM装備可能 その他、各種可視光赤外線カメラ、TAISP、赤外線ラインスキャン、コンフォーマル・マルチバンドESMセンサー等の各種偵察装備搭載 この他ジャム作り出した「グレイシルフ」というスーパーシルフのコピー機存在する同機瞬間移動などのジャム的な能力持っているが、基本的な性能機体形状はスーパーシルフと同一である。機体塗装原作ではシルフ雪風そのものであり、コクピット通常通りだが、OVAでは機体表面濃淡グレー組み合わせた独特な模様通常のジャム機の物とは異なる)が浮かび上がっており、コクピット内部には座席代わりにジャム特有の回転発光体収まっている。小説OVA共に、主に対「雪風」戦に使用されており、雪風以外の機体遭遇している描写見られない

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