1作品のみ登場するもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:58 UTC 版)
「桃太郎電鉄シリーズの登場人物」の記事における「1作品のみ登場するもの」の解説
スペースボンビー 『USA』で登場。宇宙の彼方から登場する、ペガサスに乗った赤い甲冑の騎士。変身とうたっているが、中身は貧乏神本人。自らをペルセウスの生まれ変わりと語り、武器や防具を与えると言いながら、ターン終了時にカード袋を埋める悪行を行なう。テーマ曲は「輝け!スペースボンビー」(池毅作曲)。サイコロ1-2個の出目の数だけ「SPACE」と書かれたプレートを数ターン貼りつけてカード袋を埋める(既にその場所にあったカードは捨てられ、新たにカードをその場所には入れられない)。「スペース(宇宙)」と「スペース(空白)」をかけたネーミングが悪行の由来となっている。 全てが「SPACE」プレートで埋まっている状態になると貧乏神に戻る。 ビリリンモンロー 『USA』で登場。貧乏神がマリリン・モンローに変装した姿で、変身ではなく前述の「車掌のマネ」のようにその場限り。マリリンの主演映画をもじったタイトルに応じた悪行を行う。テーマ曲は「お金はお好き?」(関口和之作曲)。億万長者と結婚する方法元ネタは「百万長者と結婚する方法」。プレイヤーの金で様々なブランド品を買ってくる。 帰らざる金元ネタは「帰らざる河」。プレイヤーの金を他プレイヤーに分配してしまう(額は均等ではない)。2人プレイのときは相手に全額与える。 ナイアガラ(各種攻略本では「ナイア〜ガラ」)元ネタは「ナイアガラ」。「とうとうお金がナイアガラ」と言ってプレイヤーの金を0にする。持ち金がマイナスの場合は発生しない。 七か月目の浮気元ネタは「七年目の浮気」。次月より7か月間、青マスに止まってもお金がもらえなくなる。 お暑いのがお好き元ネタは「お熱いのがお好き」。暑い所(メキシコシティ、アカプルコ、プエルトリコ、ジャマイカ)のうちのどこかに飛ばされる。日本編のキングボンビーの「ハワイ・沖縄行き」と同様に目的地となっている駅には飛ばない。 ミサイルボンビー 『15』で登場。五大ボンビーの一人。甲羅に無数の大砲を装着した亀の怪獣のような容姿。ターン終了時に、背中にある大砲からミサイルを発射して攻撃する。テーマ曲は「武張るミサイルボンビー」(池毅作曲)。笑い声は「グブッ! グブッ!」。攻撃系カードを数枚使う。他のプレイヤーが関わるタイプの場合はミサイルボンビーが相手となる(例:刀狩りならボンビーにカードを取られ、カード交換ならボンビーが持つ損害系と交換させられる、など)。また、複数のプレイヤーを攻撃するカードだと通常通り他のプレイヤーにも直接影響が及ぶ。使用するカードは「ぶっとばしカード」「刀狩りカード」「カード交換カード」「デビル派遣カード」「豪速球カード」「牛歩カード」「徐行運転カード」「武器よさらばカード」「さよならカード」「ふういんカード」「ベビキュラーカード」「裸一貫カード」「指定うんちカード」「冬眠カード」「ハッカード」。 ハピネスボンビー 『16』で登場。巨大な風船のような容姿。取り付いたプレイヤーに損害を、それ以外のプレイヤーに利益をもたらす。テーマ曲は「愉悦のハピネスボンビー」(池毅作曲)。 便利系カードを5枚以上持っていると変身するようになる。変身直後あるいは、なすりつけられた直後に取り付いたプレイヤーの便利系カードをすべて捨てる。 ターン終了時に、貴重なカードを1枚他のプレイヤーに与える(この場合取り付いているプレイヤーに直接被害はない)。 ターン終了時に、取り付いているプレイヤーの持ち金を1/4-全額を、他のプレイヤー1人に与える。 ターン終了時に、取り付いているプレイヤーの物件を数件他のプレイヤーに与える(1件あたり相手はランダム)。 さくまあきらによると、歌曲「オー・シャンゼリゼ」をイメージしたキャラクター。 ゾンビボンビー 『16』で登場。てっぺんに釘が刺さっている腐った頭部と、包帯だらけの全身で構成されたゾンビ。損害系以外のカードを何枚か持っていないと変身しない。毎ターンの開始時と終了時の両方で悪行を行う珍しい形態。テーマ曲は「悪魔のゾンビボンビー」(池毅作曲)。 土居の描いたオリジナルのデザイン画では赤色の血となっているが、ゲーム中及びパッケージ・説明書用のアートワークでは深緑色の血に変更されている。 カードを8枚以上持っていると変身するようになる。損害系カードが10枚以上になると貧乏神に戻る。ターン開始時には、取り付いたプレイヤーのカードを封印する。ターン中に自分がゾンビボンビーを奪った場合もその場でカードを封印されている。 ターン終了時には、持っているカードを1-3枚、「ゾンビカード」などの損害系カードに変化させる。なすりつけが発生した場合、最初のターン終了時はカード封印をする「演出」を行うだけ。 カードが1枚もない状態、全て損害系カードで埋まった状態でターンが終了すると貧乏神に戻る。 イレーザーボンビー 『16』で登場。消しゴムのような容姿。登場は8年目以降で、ターン終了時に悪行を行う。一定以上の金額の物件を持っていないと変身しない。テーマ曲は「空前のイレーザーボンビー」(池毅作曲)。所有している物件の中で最も高額なものを毎月1件ずつ消し去る。 1億円以上の物件を5つ以上持っていると変身する。5か月経過するか、物件を1件も持っていない状態でターンが終了すると貧乏神に戻る。 土居孝幸の初期のラフスケッチでは消しゴムでできたゴーレムのようなデザインだった。 ツルギボンビー 『タッグマッチ』で登場。 鎧武者のような容姿。兜には大きく「貧」の文字があしらわれている。独占都市を持っていないと変身しない。テーマ曲は「武勇のツルギボンビー」(池毅作曲)。取り付いたプレイヤーの独占都市をランダムで1駅選んで捨てる(歴史ヒーローの出現する都市なら歴史ヒーローも去ってしまう)。「プロテクトカード」を使用した都市や「桃太郎ランド」がある岡山は優先順位が最も低い。 独占都市が1駅もない場合、ターンが終了すると貧乏神に戻る。 デビルボンビー 『WORLD(DS)』で登場。 黒い竜のような容姿。テーマ曲は「魔界のデビルボンビー」(池毅作曲)。「デビル系カード」「とりかえしカード」「ゾンビカード」などの損害系カードを、1ターンに1〜4枚吐き出して押し付けてくる。 チャージボンビー 『WORLD(DS)』で登場。 白い巨体の容姿で腹部に赤字で「C」が書かれている。新鮮なカードを食べて自らのエネルギー源とする。登場は32年目以降。テーマ曲は「渇望のチャージボンビー」(池毅作曲)。バッテリー切れ寸前の状態で登場し、最初に持っているカードをすべて捨てる。 翌月からはサイコロを振って出た目の枚数分のカードを要求してくる。この悪行は他のプレイヤーになすりつけたり貧乏神に戻ったりしても続く。「赤いマスへ!カード」などのその場で効果を発動するカードはチャージされない。指定された枚数のカードを集めればお礼として「のぞみ周遊カード」などの上位のカードが手に入る。 ナイトメアボンビー 『2017』で登場。 ドラキュラの容姿。テーマ曲は「呪いのナイトメアボンビー」(池毅作曲)。毎月カードを1枚燃やす、燃やされたカードは以後1年間は入手することができなくなる。 キングボンビーJr.ポコン 『令和』で登場。 青い肌を持つ風神の容姿。テーマ曲はキングボンビーと同じで「悪夢のキングボンビー」(関口和之)。キングボンビー(『令和』のデザイン)の息子で、父からハリケーンの舞を伝授されたという設定。ハリケーンボンビーと同じように、物件を吹き飛ばすが、『12』 - 『WORLD(DS)』に登場したハリケーンボンビーや『2017』のキングボンビーの物件飛ばしモードとは違い、初めての悪行では物件を1件吹き飛ばし、2回目では2件と吹き飛ばす物件数は決まっている。3回目登場の2回目悪行時からハリケーンボンビー同様に大量の物件を吹き飛ばすようになる。持っている物件数が多いほど一度に飛ばす物件数が増えていき最大20件まで吹き飛ばしてくる。なお巻き添えを喰らったプレイヤーに対しては初登場時からいきなり大量の物件を吹き飛ばしてくるため、取り憑かれているプレイヤーよりも周囲のプレイヤーの方が被害に遭うこともある。持っている物件が少ないとためらって何もしないこともある。 ビッグボンビー 『令和』で登場。 「貧」とあしらわれた覆面を被った泥棒の容姿。ありがひとしがキャラクターデザインを担当。テーマ曲は「奈落のビッグボンビー」(関口和之作曲)。借金がある時(持ち金がマイナスの時)、サイコロの目の数だけ借金の額が倍になる(例えば持ち金が-18億円だった場合、サイコロの目が5と出たら、5倍となり、持ち金が-90億円となる)。持ち金がプラスの状態でターンが終了すると貧乏神に戻る。持ち金にしか影響を与えない初のゲストボンビー。同作のVer1.2.0以降は取り付いている間は「徳政令カード」が使えなくなるようになった。これはアップデートでボンビーの悪行内容が変更・調整された初の例である。 デストロイ号 『令和』で登場。 キングボンビーの顔(『令和』のデザイン)が付いた列車でキングボンビー「最凶形態」の正体。 遠隔操作しているキングボンビー曰く自分自身が鉄道会社を経営する為に作った特別列車とのこと。テーマ曲は「悪魔のデストロイ号」(前山田健一作曲)。黒いサイコロを3〜4個振らされ出た目の数だけ強制移動させられ通過した物件駅及びその周辺の物件駅を焼き尽くし、所有者問わず焼かれた全ての駅にある物件を1件〜全件破壊する。通過した都市は被害が大きくなる。最終的に止まった駅が目的地でもゴール扱いにならない。海路や空路ではそれぞれ汽船や航空機に変形する。なお登場するのは32年目まででそれ以降は一切登場しなくなる。 一度変身すると以後5年間はこの状態に変身しなくなる他変身から2年間はキングボンビーに変身しなくなる。 デストロイ号とは関連しないが、『HAPPY』のパッケージや取扱説明書には、オリジナルキャラクターデザイナーである土居孝幸によるキングボンビー(『スーパーII』 - 『WORLD(DS)』に登場)を模した列車のアートワークが存在する。 大阪のおばちゃん 『12(西)』に登場。大阪が目的地の時に到着すると登場。貧乏神が変身するのではなく、バトンタッチする形で登場する(貧乏神変身中を除く)。眼鏡をかけていて、常にママチャリに乗っており、プレイヤーの行動に割り込んでおせっかいという名の悪行を行うため、まともにゲームを進行することが不可能に近くなる。テーマ曲は「大阪のおばちゃん登場!」(関口和之作曲)。おせっかい一覧 サイコロを振ろうとすると拒否され、おばちゃんの手持ちカードを使用する。使うカードによっては他のプレイヤーにも影響が及ぶ。「1-6進めるカード」「銀河鉄道カード」「みなぶっとびカード」「千載一遇カード」「ぶっとばしカード」「大阪カード」「冬眠カード」「ばちあたりカード」「ぱろぷんてカード」が対象。 カードを使おうとすると拒否され、その場で1ターン足止めされる。 カードを使おうとすると勝手におばちゃんの手持ちカードを使用する。 青マスに停まると「ここでもらえるお金はぜ〜〜〜んぶにせ札や!」と言われてお金がもらえない。 黄マスに停まると「何こないなとこで油売ってるんや!」と言われてカードがもらえない。 物件の購入・増資時に拒否され、「そんな高こうて儲けの少ない物件買ってどないするの!」と言われて買い物不可能になる。 カード売り場での売買を拒否され、「カードの使い方も知らんと」と言われて売買不可能になる。 何も行わない。 登場ターン数の制限はないが、誰かが次の目的地に登場すると去り、貧乏神が再登場する。
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