複数作に登場するもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:58 UTC 版)
「桃太郎電鉄シリーズの登場人物」の記事における「複数作に登場するもの」の解説
コマルン 『DX』『HAPPY』で登場。毎ターン終了時に悪行をする。白目の無い羽根を持つ貧乏神のような風貌で、桃太郎チームスタッフ(当時)の小丸良人がモデルとなっている。物件を消去するタイプだが、物件を持っていなくても変身することがある。テーマ曲は「パクパクコマルン」(関口和之作曲)。食品物件・農林物件・水産物件のどれかを1件食べる。普通>増資>独占の順に優先順位が下がる。 お腹いっぱいで何も食べない。 貧乏神に戻るターンでも悪行を行なってから戻る。また、対象物件が1件もない状況でも、規定ターンが過ぎるまでは強制的に貧乏神に戻ることはない。 ギーガボンビー 『7』『jr.』『15』で登場。五大ボンビーの一人。キングボンビーの体内に寄生した宇宙寄生獣。紫色の化け物のような容姿。笑い声は「ゲフーッ! ゲフーッ!」。 唯一、貧乏神からではなくキングボンビーから誕生し、貧乏神を変身させるカードでは決して登場することのない形態。「誰かに取り付く」という概念自体がなく、出現したが最後、全員を対象に等しく悪行を行った後に去っていく。 『7』『jr.』では常に、『15』では50年目以降にランダムで、キングボンビーにカウントが出現。最初は10だが、悪行1回につき1カウント減り、0になると登場する。途中で貧乏神に戻っても減ったカウントはそのままで、出現がランダムの『15』でも一度カウントが出るとギーガボンビー誕生までカウントは必ず出現する。出現すると下記の悪行を全て行なう。テーマ曲は『7』『jr.』では「ギーガボンビーの誕生」、『15』では「戦慄のギーガボンビー」(関口和之作曲)。全員の持ち金(借金含む)を0にする。『7』『jr.』では「ゴッドカード」があれば半額が補填される。 全員のカード(損害系含む)を全て食べ尽くす。 3つ目の悪行は作品によって異なる。全員の独占駅を1つずつ選んでその全ての物件を捨てる。(『7』『jr.』) 全員に大損害を与える「とりかえしカード」を8枚ずつ送り込む。(『15』) 悪行を終えると消滅し、誰かが次の目的地に着くまで貧乏神がいなくなる(カウントも10に戻る)。また残りカウント5以下で「ハサン仙人」のいるマスに到着すると、キングボンビーのカウントを10に戻してもらえる。 ブラックボンビー 『11』『15』で登場。五大ボンビーの一人。全身真っ黒でキングボンビーのように強調された赤い唇と牙、黄色い目、猫のような耳と怪獣のような尻尾が特徴で、股間の部分に紫色の「B」の文字がある。笑い声は「ギュルッフッフッ!」で一人称は「ワレ」。必殺技「ペイント・イット・ブラック」を使用し、ほとんどの駅をブラック駅に変える。毎ターン開始時に悪行を行う。テーマ曲は「暗黒のブラックボンビー」(池毅作曲)。 キャラクターデザイン担当の土居孝幸によると輪郭がわかるように光を反射する質感にしたという。カードが封印されて使えなくなる。ターン中に自分がブラックボンビーを奪った場合もその場でカードを封印されている。また、目的地に入ることで他人になすりつけても、そのターンは物件駅でカードを使えない。 目的地とマイナス駅以外のマス(物件駅・港・カード売場なども含む全て)を、対象のプレイヤーの番のみブラック駅に変えてしまう。ターンの途中で他人になすりつけても、その月はカードが使えずマスの色も元に戻らない(逆に、自分がブラックボンビーを奪った場合、そのターンはマスの色が変わらない)。ブラック駅の詳細は桃太郎電鉄シリーズを参照。 悪行自体はターンの最初だが、活動期限を終えて元の姿に戻るのはターン終了時なので、ターン終了前になすりつけた場合は活動期限を迎えていても元に戻らない。 ロシアンボンビー 『20周年』『WORLD(DS)』で登場。『WORLD(DS)』ではロシア周辺にいる時に稀に変身する。マトリョーシカのような容姿で、ロシア語を意識したしゃべり方をしながら毎ターン終了時に悪行を行う。テーマ曲は「哀愁のロシアンボンビー」(池毅作曲)。6つに分裂した体のうち1つを選ばせる。中には「−(1 - 30)億円カード」が入っており、1年以内に使用して指定金額を払わないと10倍の金額を強制的に取られる。 エアプレンボンビー 『2010』『タッグマッチ』で登場。飛行機とパイロットで構成された姿。飛行機の上に直接人が乗っており、どちらが本体なのかは不明。飛行機の顔はいかついが、その割にはさわやかな口調が特徴。毎ターン終了時に悪行をするが、銀河鉄道マップ上ではプロペラが動かないので何もできない。テーマ曲は「痛快のエアプレンボンビー」(池毅作曲)。 キャラクターデザイン担当の土居孝幸によると操縦士のキャラクターは『USA』に登場したエンパイアビルを駆けあがるミニゲームのキャラクターを元にしているという。プレイヤーを目的地以外のどこかの物件駅まで飛ばし、最短移動距離のマスに応じた交通費を奪う。 バクレツボンビー 『2010』『タッグマッチ』で登場。ガスマスクを付けている手榴弾のような容姿。登場は16年目以降で、出現後も提示してくる条件を満たさなければ何もせず数ターンで貧乏神に戻る。テーマ曲は「驚愕のバクレツボンビー」(池毅作曲)。条件とは「通算9マス以上の移動」。これを満たしてしまうとターン終了時に爆発し、画面内全員の持ち金に被害が出る上、取り付かれたプレイヤーはカードも全てなくなるが、強制的に貧乏神に戻る。他人になすりつけると移動数はリセットされる(この時通算9マスを超えても爆発しない)。移動数がカウントされるもの - 線路やルート上の進行(猪突猛進カード・歴史ヒーローの高杉晋作(目的地に接近)・坂本竜馬(超高速船)・相手に加勢する武田信玄(目的地から遠ざかる)も同様)、ヘリコプター移動。 移動数がカウントされないもの - ワープ移動全般、☆に願いをカード、列車自体の空中移動(オナラカード・歴史ヒーローの源義経(八艘飛び)・相手に加勢する大久保利通(廃藩置県)など)。 ピヨピー 貧乏神の変身としては『G』で登場(変身形態としては下記の「1作品のみ登場するもの」に該当するがキャラクター自体としては複数の作品に登場する)。薄っぺらくて白いヒヨコの姿。『G』では変身直後あるいはなすりつけ直後に悪行を行う。キャラクター自体としてはボンビーではないが、ゲームとしての扱いはボンビーと同じなのでこの項に記述する。テーマ曲は「ステキなピヨピー」(関口和之作曲)。 『G』での悪行は以下のとおり。カードが封印されて使えなくなる。ターン中に自分がピヨピーを奪った場合もその場でカードを封印されている。ただし、ターン内にピヨピーを他のプレイヤーになすりつけた場合、物件駅でカードを使うことは可能。 ルーレットで色を決め、対象のプレイヤーの番のみ全て同じ色(プラス駅・マイナス駅・ボンビラス駅・カード駅・ナイスカード駅)に変化させる。変化対象になるのはプラス駅・銀河駅・マイナス駅・カード駅。ターンの途中で他人になすりつけても、その月はマスの色が元に戻らない(逆に、自分がピヨピーを奪った場合、そのターンはマスの色が変わらない)。これにより、大恐慌でもプラス駅が登場する可能性があり、その場合は通常景気と同額がもらえる。 悪行自体はターンの最初だが、活動期限を終えて元の姿に戻るのはターン終了時なので、ターン終了前になすりつけた場合は活動期限を迎えていても元に戻らない。 『16』『2010』『タッグマッチ』『2017』にも登場するが、貧乏神が変身した形態ではなく、名産怪獣『雪の恋人怪獣ピヨピー』として登場(後述)。札幌が目的地の時、到着すると出現して、プラス駅・銀河駅・マイナス駅・カード駅・ナイスカード駅を、全てスーパーカード駅にしてくれる。これに関してさくまは「ピヨピーは改心しちゃったね。北海道の白い恋人のイメージなんですよ」とコメントしている。
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