1体のみ返還
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 22:55 UTC 版)
2015年7月18日、海神神社の銅造如来立像については、所有者が名乗り出ていなかったため日本に返還された。盗難時に右手中指の先端が約2ミリ欠損していた事実が確認されたが元々鋳造時に指先まで銅が届かず欠損していた部分を後年取り付けたか、盗難以前に欠損し修復されていた部分で強度が不足していたと考えられる。そのために修復には韓国側に説明を求めず、政府が補修費用を半額補助する方針が伝えられた。観音寺の観世音菩薩坐像については浮石寺が所有権を主張しているため、未だに返還されていない。2016年7月5日、浮石寺の円牛住職は「日本では、韓国が盗んだ物を返していないと言われているが、そうではない。盗んだ人は逮捕され、処罰された。それで窃盗事件は終わった。」として事件の解決を宣言した。
※この「1体のみ返還」の解説は、「対馬仏像盗難事件」の解説の一部です。
「1体のみ返還」を含む「対馬仏像盗難事件」の記事については、「対馬仏像盗難事件」の概要を参照ください。
- 1体のみ返還のページへのリンク