魔王モロク一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:11 UTC 版)
「ラグナロクオンラインの登場キャラクター」の記事における「魔王モロク一派」の解説
魔王モロク/魔神モロク 強大な力を持った魔王。形状は巨大な人型だが、黒い体表から幾多の瞳を覗かせる姿をしている。 約400年前、タナトスタワーのゲートを通って魔界から出現したが、待ち構えていた「彼女」とその仲間たちに敗退、南方へと逃れる。その後もアサシンクロス達との戦いを繰り広げ、最期は魔剣士タナトスとの戦いに敗れて地下深くに封印されている。封印を施した建物はモロク城と呼ばれ、そこに出来た都市もモロクの名前が付いた。モロク周辺が砂漠化しているのはこの戦いの余波によるもの。 過去何度か復活を企てた者たちが居たが、全て退けられている。その中の一人であるレイヤン・ムーアはモロクの思念に取り付かれたことで支配され、彼を復活させようと幾多の子供たちを拉致し、生贄として殺害。儀式は途中で阻止されたが結界に僅かな綻びが発生してしまい、その間隙をついて自力で長き封印を破り復活。彼の目的は世界のあらゆる物を破壊すること。手始めに自身を封印し続けてきた砂漠都市と周辺の砂漠地帯を壊滅させた。それにより砂漠の一部が壊死し、地形が変わってしまった。そこは次元の狭間と呼ばれている。また、自分を封印した人間たちに対して激しい怒りと憎悪を抱いており復讐することを述べている。 自分の分身である「現身」を無限に生み出し、モロクの街を破壊。一般のモンスターをはるかに凌駕する現身たちも、世界各地から集った戦士たちには敵わず、追い詰められたモロクは次元の狭間への撤退を余儀なくされた。その後、次元の狭間に発生した時空の裂け目を通って異世界へと逃れる。プレイヤーはモロクを追跡するべく異世界に渡るが、異世界関連のクエストではモロクの存在が上がるもののモロク自身は表舞台には出てこない。 異世界の二種族の争いを送り込んだ刺客を使って扇動し、その隙にラフィネのオーブを奪取。「神」へと転生するために魔神殿を作り出し、一度死を迎え、復活することを目論む。再生の半魔神 「神」として転生を果たしたモロクの新たなる姿。上記のような怪物の形態ではなく、黒髪で色白の幼い少年の姿となっている。口調も見た目通りで幼く、一人称も「僕」になっており外見だけではなく言葉遣いまで大きく変化した。アハトとシナイムのことは「主人公に負けるとは思わなかった」と述べており、手札の中でも最強のカードだったことが窺える。戦闘中に「太古のモロク&安息のモロク(外見は転生前のモロク)」を呼び出す。その後、以下の形態へと変身する。 絶望の神モロク 自らを神と称するモロクの新たなる姿。ゲーム的に言えばラストバトルにおける最終形態である。 少年から青年の姿へと変貌し、本性を露わに最後の勝負を挑んでくる。前述のような幼い口調は消え失せ、尊大で他者を見下したものに変化した。自身の勝利を絶対のものと確信し、主人公たちを「人間風情」と見下し、「魔神」としての力を振るう。しかし、「絶望の神」の力も世界という境界を越えて生まれた「絆」と「希望」の前に及ばず、追い詰められ余裕をなくしていき、主人公に敗北。「人間風情」に負けたことを悔やみながら膝を突く。 ロキによれば「ヒトに憧れ、ヒトになれず、ヒトによって滅びる」とのことであり、モロクなりに人間に対する憧憬があった。ロキが語った通り、人間である主人公に敗北を喫した。そしてニーズヘッグからも「人や世界に対する羨望(自分を拒絶しない「居場所」を欲していた)」を抱いていたことを指摘されるが、動揺しつつも受け入れることはなく「主人公たちに自分の記憶がある限り何度でも復活する」と言い捨て消え去った。モロクの肉体は滅びたが、この世界はモロクが生み出した精神世界であり、肉体を失ってもなおモロクは同じことを繰り返し続け、そのたびに守護者の隣に立つ冒険者によってとどめられるという結末を辿ることになる。 事実上、『ラグナロクオンライン』最強のモンスター。 原作コミックでは、自身の思念をモンスターに憑依させ、結界を破ろうと暗躍。しかし、ギロチンクロスであるロキに敗れたため、結局復活に至らなかった。なお、当初はこの設定は『ラグナロクオンライン』より500年ほど「未来」の出来事として語られていたが、後に設定が変更され「過去」の出来事として描写された。他にも原作コミックを基にした展開がクエストで登場しており、主人公は過去の時間へ移動しているという設定になっている。 アハト 魔王モロクの現身の一人。モロクの第一の使徒。シナイムと違って落ち着いた雰囲気をまとっており、誰に対しても礼儀正しく接する。また台詞には詩的な部分がちらほらと伺える。不思議な人物であり、見る者によって違う姿に見える。サファ族の場合、綺麗な肌をした美しい青年。主人公が男性の場合は女性に、女性の場合は男性の姿となる。 エルディカスティスにて大臣に新任し、自分に近づく者には暗示をかけて忠実なしもべにしてしまう。チェシャーを召使にしており、洗脳した(と思い込んだ)主人公にモロクの痕跡を消す依頼を遂行させた。新任ながらもアハトを慕うサファ族は多く、エルディカスティス中の権力をほぼ掌握している状態。その立場を利用し、裏からラフィネとの戦争の糸を引いていた。 モロクとの決戦時には前哨戦としてシナイムと共に襲主人公たちに襲い掛かるが敗北。だがモロクによって与えられた新たな肉体によってムスペルスコールとして復活した。ムスペルスコール 主人公に敗れたアハトが復活した新たなる姿。転生を果たしたモロクが生み出した二匹の獣(ムスペルスコール、ブリナラネア)のうち、一頭の肉体を与えられた。溶岩石の皮膚と焔の体毛を持つ狼となり、溶岩流によって傷を癒す能力を獲得している。 死して怪物となっても最後までモロクの望みに応えプレイヤーたちと戦い抜き、忠義の果てに敗れ去った。 なお「ムスペル」は火の国、「スコール」は狼を意味する。名前の通り強力な火属性攻撃を行使する。 シナイム 魔王モロクの現身の一人。モロクの第二の使徒。ラフィネ族の女性に憑依し、スパイとして暗躍していた。言葉遣いは丁寧だが、基本的に他者を下に見た言動を取る。憑依したラフィネ族の女性「シナイム」は用済みとなったため、逃走する際に殺している。 エクラージュに強大な魔力を供給するオーブ奪取のために女大臣シナイムに憑依。プレイヤーを利用してまんまとオーブを騙し取り、元のラフィネの身体を捨ててモロクの元へと戻った。その目的はオーブの力によってモロクの転生を手助けするためであった。 モロクとの決戦時には前哨戦としてアハトと共に主人公たちに襲い掛かるが敗北。だがモロクによって与えられた新たな肉体によってブリナラネアとして復活した。ブリナラネア 主人公に敗れたシナイムが復活した新たなる姿。転生を果たしたモロクが生み出した二匹の獣のうち、一頭の肉体を与えられた。蜘蛛の下半身と女性の上半身という構成となっており、姿は完全に怪物そのもの。新たな力によって勝利を確信していたが所詮は借り物の力。幾多の困難を乗り越えてきた主人公たちに通じるわけがなく、二度の敗北を味わい今度こそ討ち滅ぼされた。 シャルロシー モロクの第三の使徒。左右の瞳の色が違うオッドアイの少女の姿をしている。 死神アンク モロクに使える忠実なる死神。強大な魔力を持っており、腕利きの戦士でも到底太刀打ちできない強さを持つ。ビオスの島にて、多数のグールを率いてプレイヤーたちからエネルギーを奪い取り、モロク復活のための生贄にしようとする。敗北したその時ですら魔王の復活を喜び、不気味な哄笑を残しながら消滅した。 レイヤン・ムーア モロクによって洗脳された青年。モロクを復活させるべく暗躍させられた。 詳細は「#レイヤン・ムーア」および「#ダンデリオン」を参照
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