過去のシリーズに登場するコピー能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 08:46 UTC 版)
「星のカービィ 参上! ドロッチェ団」の記事における「過去のシリーズに登場するコピー能力」の解説
ファイア ホットヘッド、フレイマー、アッチー、ミセス・モーリィの投げるドラム缶からコピー。 口から炎を吹いて攻撃する。氷や一部のブロックを溶かしたり草を燃やせるほか、雲を消すこともできる。また、空中で一定の高度から落下する際に放つ頭突き攻撃にも炎属性が付加される。今作では従来の「バーニング」と統合され、コマンド入力で炎を纏って突進する「バーニングアタック」が可能となり、使い勝手が向上している。 まきもの入手後は、十字キー上下入力で炎の軌道を斜め上下にも操作可能になる。 アイス ペンギー、Mr.フロスティからコピー。 口から冷気を吐いて攻撃する。これによって倒された雑魚敵は氷ブロックに変化するほか、今作では水や溶岩をも冷え固めることが可能。また、空中で一定の高度から落下する際に放つ頭突き攻撃にも氷属性が付加される。上記の「ファイア」とは異なり、従来の「フリーズ」との統合はされていない。 まきもの入手後は「ファイア」同様、十字キー上下入力で冷気の軌道を斜め上下にも操作可能になる。 エンジェル アニーからコピー。 天使のような姿になり、矢を発射して攻撃する。基本的な性能は前作『星のカービィ 鏡の大迷宮』に準じているが、今作では浮遊中も高度を下げずに滞空できるようになっている。 しかし前作に比べて浮遊時の移動速度や矢の射程・弾速が低下している上に相変わらず攻撃力も低いため、かわいらしい見た目に反して上級者向けのコピー能力といえる。 まきもの入手後は、コマンド入力で若干の貫通力を持つ矢を水平に高速で3本同時に発射する「高速連射」が使用可能になる。 カッター サーキブルからコピー。 カッターブーメランを投げて攻撃する。投げたカッターは前作同様、Bボタンを押す長さと十字キーの上下入力を組み合わせることで、飛距離と高度の調整が可能。 まきもの入手後は、通常攻撃が「貫通カッター」に強化され、カッターそのものが巨大化して攻撃範囲と貫通力が高まり、更にボスに対して多段ヒットするようになる。今作で最もパワーアップされた能力と言っても過言ではない。 ソード ソードナイト、ヘビーナイト、メタナイトが攻撃時に出す星からコピー。 剣で斬りつけて攻撃する。空中では回転斬りになり、スライディングは剣を構えて突進するモーションに変化し、威力が高まる。この他、前作同様コマンド入力で「ミジンソード」「ファイナルソード」などの剣技も使用可能。今作ではファイナルソードの衝撃波が地形を貫通しなくなっているほか、水中ではミジンソード・ファイナルソード共に使用できなくなっている。 まきもの入手後は、パレット上で「ソード」と「ファイア」「アイス」「スパーク」のいずれかのシャボンを組み合わせるか、「ソード」と「ファイア」「アイス」「スパーク」のいずれかの能力敵を同時に吸い込んでコピーすることで、それぞれ「ファイアソード」「アイスソード」「サンダーソード」のミックス能力を生成・使用可能になる。なお、各ミックス能力の性能はソードと同様だが、攻撃時は常にそれぞれの属性が付加される(水中を除く)。 スリープ ノディからコピー。 その場で眠ってしまい、何もできなくなる。一定時間経過するかダメージを受けることで解除され、目を覚ます。なお、本作ではパレット上でこのシャボン同士をミックスすることで、後述する「ゴースト」のシャボンを生成することが可能になっている。 まきもの入手後は、眠っている間に体力を徐々に回復するようになり、従来に比べてある程度使い道を見い出せるようになっている。ただし、回復量自体は少ない。 スパーク スパーキーからコピー。 自身を中心に放電する。今作では水面や金属などの「電気を通すもの」の上で使用すると、高速で地形に沿って進む電流が前後(左右)に発生するほか、黒い雷雲の上で使用すると、放電範囲が広がる。また、十字キーを連打することでエネルギーを1段階蓄電することができ、攻撃範囲を広げることができるなど『星のカービィ スーパーデラックス』のプラズマとの統合がされており、従来に比べて使い勝手が向上している。 まきもの入手後は、蓄電が2段階まで可能になり、最大まで蓄電するとカービィの周囲に攻撃判定を持った電気のバリアが発生する。その状態からは1段階目以上の攻撃範囲を持つ高威力の放電攻撃「レベル3チャージ」、または蓄電した電気を「プラズマ波動弾」さながらにエネルギー弾として発射する「スパーク弾」が使用可能になる。ただし、プラズマ弾より威力は低め。 ニンジャ バイオスパーク、スピンの投げる手裏剣からコピー。 手裏剣や苦無、忍術を使って攻撃する。忍者らしく壁に張り付いたり、今作では水面を歩くこともできるほか、立ちモーションが周囲を警戒するような固有のものとなる。また、いくつかの技の内容は若干変更されている。 まきもの入手後は、コマンド入力で前後(左右)に赤い火柱を連続で巻き起こす「爆炎の術」が使用可能になる。なお、爆炎の術は水上で使用すると「爆水の術」となり青い火柱が立ち昇るが、無属性の攻撃となる。 『スーパーデラックス』以来、10年ぶりの登場となった。 ハイジャンプ スターマンからコピー。 上空へ大ジャンプで飛び上がり、体当たりで攻撃する。ジャンプ時に発生する爆発にも攻撃判定が存在する。ジャンプ中は無敵だが、落下中は無防備になるため注意。今作では天井に到達しても中断されずに一定時間滞空状態で留まることが出来、一旦地面に着地せずとも一定時間が経過すれば空中でも再度繰り出せるようになっている。 まきもの入手後は、通常攻撃が「スーパージャンプ」に強化され、ジャンプ時にバリアを纏うようになりジャンプ力も高まるほか、特定のブロックを破壊可能になる。 パラソル パラソルワドルディ、パラソルワドルドゥ、パラソルシャッツォに付いているパラソルからコピー。 傘で叩いて攻撃する。ボタンを押し続けることで傘を前方に突き出し続ける「パラソルシールド」も可能。今作では立ちモーションがその場でステップを踏むような固有のものとなる。傘には攻撃時以外にも常に攻撃判定が存在しているため、立ち・移動・ホバリング状態でも上方向からの攻撃を防ぐことができる。また、空中で落下する際は左右に揺れながらゆっくりと落下する(十字キーを下に入力すれば、普段通りの落下も可能)。 まきもの入手後は、パラソルシールドが「スーパーパラソルシールド」に強化され、傘から前方に星形のエネルギーが発生するようになり、リーチが延長される。 ハンマー ボンカースからコピー。 ハンマーで叩いて攻撃する。前作同様、「ジャイアントスイング」「鬼殺し火炎ハンマー」などの豪快な技を持つが、その分ハンマーを振る速度などは遅めで隙が大きい。 まきもの入手後は、コマンド入力でハンマー自体を巨大化させ、威力と攻撃範囲が大幅に増加した「ビッグハンマー」が使用可能になる。 ファイター デッシー、バウファイターからコピー。 格闘技で攻撃する。今作では立ちモーションがファイティングポーズを構える固有のものとなり、そのまま放置しておくと挑発や雄叫びなど、時折好戦的な挙動を見せる。技の構成は前作を踏襲しているが、新たにニンジャでしか使えなかった「いずな落とし」が追加されたほか、「パワーショット」は溜め段階に関係なく射程が無制限になり、且つ地形を貫通するようになった。ただし、大半の技はヒット時にノックバックが発生しなくなったため、接触ダメージを受けやすくなっている。 まきもの入手後は、パワーショットの溜めが3段階まで可能となり、強化版の「メガパワーショット」が使用可能になるほか、警告音が鳴るほど体力が減少した状態では溜め時間に関係なく常時メガパワーショットを放つようになる。 スロウ エイブンからコピー。 敵やブロックを吸い込んで掴み、投げ飛ばす。「スロウ」の吸い込みは通常とは異なり、ボタンを押し続けていてもカービィが疲れることなく継続可能なほか、スカーフィやシャッツオの砲弾などの通常では吸い込めない敵や敵弾、がんばり吸い込みでなければ吸い込めなかった敵も掴むことができるようになる。また、今作では立ちモーションがファイティングポーズを構える固有のものとなる。 投げた物は貫通力の高い飛び道具となって壁に衝突するまで飛んでいき、特定のブロックも破壊することができる。また、投げる際は上下キー入力で正面以外にも投げる方向を指定可能。ただし、中ボス以上の敵は吸い込めず(通常とは異なり、中ボスは倒した後でも吸い込むことができない)に投げることができないため、長期戦を強いられることも。 まきもの入手後は、通常攻撃が「ハイパースロウ」に強化され、投げた敵のグラフィックが変化して威力が高まるほか、掴んだ敵が炎・氷・電気のいずれかの属性を持っていれば、投げる際にその属性が自動的に付加されるようになる。 ボム フォーリー、ドロッチェ、ドクのユーフォーが攻撃時に出す爆弾からコピー。 爆弾を放り投げて攻撃する。十字キーで投げる方向を指定できるほか、その場に設置することも可能。ダッシュ中に投げた場合は直線状に飛んでいく。 まきもの入手後は、パレット上で「ボム」と「アイス」「スパーク」のシャボンを組み合わせるか、「ボム」と「アイス」「スパーク」の能力敵を同時に吸い込んでコピーすることで、それぞれ「アイスボム」「サンダーボム」のミックス能力を生成・使用可能になる(「ボム」自体が火属性なので「ファイアボム」は存在しない)。なお、各ミックス能力は属性以外、通常のボムと同性能である。 レーザー レーザーボール、ドクのユーフォーのレーザーノズルからコピー。 レーザーを発射する。角度の付いた地形に当てると、直角に反射する。今作では従来のシリーズに比べ威力が大幅に上昇しているほか、雲を消したり、特定のブロックを破壊することも可能。 まきもの入手後は、コマンド入力で通常より威力と貫通力の高い「貫通レーザー」を発射可能になる。 マジック ボクシィからコピー。 前作から性能が大幅に変更され、使い捨てではない汎用のコピー能力になった。今作では鳩やトランプを飛ばしたり、びっくり箱の如くシルクハットから人形を出す「ハットマジック」で攻撃する。 まきもの入手後は、コマンド入力で前作と同様のマジック能力「マジックルーレット」が使用可能になる。ただしこの技は使い切りであるため、一度使用すると能力を失ってしまうリスクを伴う。 ホイール ウィリー、ミセス・モーリィの投げるタイヤからコピー。 タイヤに変身して高速で地上を疾走、そのまま直接体当たりを仕掛けて攻撃する。動作中は無敵で、方向転換やジャンプも可能だが、方向転換時のみ無敵ではなくなるため注意。また、水上を走ることも可能だが、今作では水上で方向転換しても沈まなくなった。 まきもの入手後は、動作中に溶岩や凍った床の上などを通過すると、その属性(ステージ属性)を纏うようになる。 ビーム ワドルドゥからコピー。 鞭のようにしなる「ビームウィップ」で攻撃する。今作では「スパーク」同様、水面や金属などの「電気を通すもの」に接触させれば、そこに電流を発生させることもできる(電流のグラフィックは「スパーク」のものと異なる)。 まきもの入手後は、ビームウィップが「スーパービームウィップ」に強化され、ビームのグラフィックが変化、リーチと速度が若干強化される。 トルネイド ツイスターからコピー。 竜巻に変身して一定時間突進する。動作中は無敵で、左右の方向転換や高度調整も可能だが、前作に比べて操作性は若干低下している。今作では星ブロックを破壊可能になり、ホイールのように水上を移動することも可能になった。 まきもの入手後は、動作中に溶岩や凍った床の上などを通過すると、その属性(ステージ属性)を纏うようになる。その際は竜巻も巨大化し、攻撃範囲が大きくなる。 U.F.O ユーフォー、ドクの乗る円盤からコピー。 円盤に変身し、常時飛行状態且つ十字キーで空中を自由に移動可能になる。ボタンを押す長さによって攻撃内容が変化する、ビームやレーザーなどの光学兵器で攻撃する(1段階目はコピー能力の「ビーム」と同性能、2段階目は「レーザー」と同性能である)。最大溜め攻撃「貫通ビーム」は特定のブロックを破壊可能。 ただしコピー可能な敵が希少であるため、「能力おためし部屋」を解禁するまでは入手が困難な能力である。従来のシリーズとは異なり、コピーした状態でステージを出ても能力は失われずにコピー状態を維持可能。しかし、旧作に比べて攻撃力は全体的に抑えられている。水中でも空中と同様に移動や攻撃が可能だが、他の能力とは異なり、すりぬけ床を下りたりハシゴの昇降ができない、コピーパレットからアイテムを頬張った状態では、地上に落下したまま身動きができなくなってしまうという欠点を持つ。 まきもの入手後は、カービィの周囲に攻撃判定を持った電気ビット「スターガード」が1つ、常時回転するようになる。また、このビットは「スパーク」や「ビーム」同様、水面や金属などの「電気を通すもの」に接触させれば、そこに電流を発生させることもできる(電流のグラフィックは「スパーク」のものに準じる)。
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