足立家の人々
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「あまちゃんの登場人物」の記事における「足立家の人々」の解説
足立 ユイ(あだち ユイ) 演 - 橋本愛 アキと同学年で地元でも名の知られた美少女。2008年一学期の終業式の日、北三陸鉄道の列車内でアキと出会い(4・5話)、やがて親友となる。 名士の足立家に生まれお嬢様育ち。普段はクールだが、感情が高ぶると一転して喜びを爆発させたり激高したりする(31・47話など)。また非常に負けず嫌いで、気持ちを素直に表さず自己中心的な態度や腹黒い面を見せることもある(アキ曰く「面倒くさいユイちゃん」)。一方、「ブス」呼ばわりされたアキを庇ったり、自分の発言でアキを傷付けた事に泣き出すなど友情に厚い一面も見せる。1980年代のサブカルチャーに異常に詳しく、天野家で春子がかつて暮らした部屋に入った際はアキを差し置いて大興奮する(31話)。また、天然な一面がある。 将来の夢はアイドルになることで、憧れを抱く東京の事情には(東京育ちの)アキよりも通じている。町おこしのイベントである「ミス北鉄☆コンテスト」に優勝し、観光協会のホームページに掲載された彼女の動画が注目を浴び、全国から多くのファンが北三陸市を訪れるようになる(18話)。程なくアキも全国的に人気が高まり、二人のユニットを「潮騒のメモリーズ」と命名し、今後の方針について熱く語る(40話)。アキの活動休止後も一人でミス北鉄としての活動を継続し(54話)、テレビ番組「5時だべ わんこチャンネル」にレギュラー出演(56話)するなど活躍の場を広げる。 アキの片思い相手である種市から交際を申し込まれ戸惑いを見せるものの、種市が卒業後に転居する内定先の社員寮の所在地がお台場だと知り、上京後に遠距離恋愛という形で交際することを約束する(48話)。 2009年春、水口の素性を知って芸能界入りを本格的に考えるようになる(56話)。そのため家出をしようとして地元民に阻止された(60・61話)後、ようやく円満に上京しようとする前夜に父・功が倒れ、さらに1か月後に母・よしえが失踪する。立て続けに足止めされた一連の出来事と家族に襲いかかった不幸、芸能活動に励むアキとの差が広がることに深く傷心し、ついには不良少女に変わり果て、高校も辞めて荒れた生活を送るようになるが、ユイを心配する春子に叱咤されるとともに周囲の地元民たちの温かさに触れ次第に心を開き(83話)、春子の勧めで「軽食&喫茶リアス」および「スナック梨明日」でアルバイトを始める(84話)。2010の正月に帰省したアキに対して素直になれず辛くあたるが、挫折し落ち込むアキの気持ちを察して謝罪し和解。アキ自身のためにアイドル活動を頑張ってもらいたいことと、応援することを誓う(94話)。アキの事務所移籍の頃には海女を目指し訓練を始め次第に更生。ミス北鉄の活動と並行し海女として海に潜ることになる(110話)。 2010年のお盆には夏と共に東京旅行を計画するが、直前に失踪中のよしえが東京で現れたと連絡を受け、動揺し取りやめる(114話)。2011年3月11日、アキとGMTの合同コンサートを見に行くために上京しようとするも、北鉄車内で東日本大震災に遭いトンネル内に閉じ込められ、ショックで心に深い傷を負う(133話)。結果、劇中では一度も東京へ出る事は無かったが、アキからも諭され、今後も北三陸で暮らす事を決意する。 2012年夏、アキを訪ねてGMTメンバーが北三陸へ現れたことから、対抗意識によりアイドルへの夢が再燃。いまだ夢を諦め切れてない事を吐露し、アキと共に「潮騒のメモリーズ」を復活、地元アイドルとしての活動を再開した。 足立 ヒロシ(あだち ヒロシ) 演 - 小池徹平 ユイの兄。1985年生まれ。地元民たちに「足立さん家の息子」と認識されているが、名前を覚えてもらえない(15話など)。折り合いが悪い関係の父・功から、自宅の薪ストーブの前でいつも居座っているため「ストーブ」と呼ばれ、やがて周囲でもこの呼び名が定着する。「リアス」の常連たちやGMTのしおり・真奈からもイケメンと評されるルックスの持ち主だが、話すと「残念」と言われてしまう(99話)。 盛岡の大学を卒業後は東京のホテルに就職したが、2か月半で退職し北三陸に帰ってきた。物語開始当初は、自分の居場所を見つけられない若者で、漁船監視のアルバイトを始めるが(5話)すぐに辞め、アイデアの豊富さとパソコンが得意なことを大吉に見込まれて観光協会のウェブ担当として再就職。アキが北三陸市を紹介する動画とウニを捕って喜ぶ動画を撮影して自作の観光協会ホームページにアップし(20話)、アキが注目を浴びる発端を作る(25話)。またアキとユイが地元で取材を受けたりテレビ出演などをする際にはマネージャー役を務める(35話)ほか、「海女カフェ」担当も兼業する(56話)。 いつも入り浸るパチンコ店で知り合って以来、春子には本音をこぼすようになる。アキに恋をするが、なかなか距離を縮めることができなかったあげく、アキが種市に恋していることを春子から知らされて失恋(33・34話)。その後はアキに未練を残しつつ職場の同僚の栗原と交際するが、性格の不一致と栗原の心変わりにより終局。以後もアキを思い続けている。 功が倒れてからは母のよしえとともに介護も続け、母の失踪後も自らが介護を引き受けてどうにかユイを東京で待つアキの元へ送り出そうとする。 2011年の東日本大震災発生後は、大吉たちと共に復興へ向けて活動を再開。海女として復活したアキの動画をアップし続けている。 宮藤によれば、「ストーブさん」には実際にモデルになった人物がいるという。 足立 功(あだち いさお) 演 - 平泉成 ユイとヒロシの父。岩手県議会議員を務める地元の名士で、偉ぶるところのない気さくな人柄のため人々に敬愛されている。 北三陸高校の元教師で春子や大吉の担任をしたこともあり、その頃は春子のようなツッパリ生徒にもおおらかに接していたが、ヒロシが北三陸に戻って働いていない時期には厳しくあたってしまう(16話)。ユイの良き理解者でありユイがアイドルになりたいという夢を応援しており、彼女のタレント活動にも反対していない。 2009年、北鉄廃線の議題が県議会でのぼったことを受け、起死回生を図ろうと「お座敷列車」のアイデアを提案する(45話)。同年夏、ユイがデビューを目指し上京しようとする前夜に倒れ、意識は戻るものの一時は後遺症により介護の必要な状態となるが、家族を思い必死にリハビリテーションとして歩行トレーニングを開始(79話)。翌2010年の正月には、ヒロシの付き添いで「梨明日」に来店できるまでに回復する(90話)。リハビリ中に失踪したよしえに対して、子供達とは対照的によしえを許し迎え入れる。 東日本大震災後に岩手県議会議員を辞職し(139話)、翌2012年の北三陸市長選挙に立候補し当選した(147話)。 足立 よしえ(あだち よしえ) 演 - 八木亜希子 ユイとヒロシの母。仙台の出身で、短期大学を卒業後に岩手県のテレビ局にアナウンサーとして就職。功に見初められ、アナウンサー2年目の1984年に結婚し翌年ヒロシを出産する。現在は専業主婦。夏らも認める「才色兼備」にして「良妻賢母」だが、病に倒れた功がリハビリを始めた頃の2009年10月7日、病院の面会帰りに「リアス」に立ち寄ったのを最後に失踪、同年11月、東京上野で元上司の男性と楽しげに歩く姿をアキに目撃される(86・87話)。2010年8月、純喫茶「アイドル」で春子とアキに会う。将来の不安から家出し司会業・ナレーターのほかコンビニのアルバイトをするうちに、自立した生活の楽しさを覚え帰れなくなったことを語り(113・114話)、針のむしろとなる境遇を覚悟の上で、折しも上京していた夏・大吉と共に北三陸の家族の元へ帰る(117話)。「梨明日」で、足立家一同や北三陸の人々に涙ながらに謝罪。ユイとヒロシから罵倒されるが、功に迎え入れられ、2人も納得した。その後は、北三陸市長選へ立候補を表明した功を応援するなど家族の信頼を取り戻すために奮闘する(139話)。
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足立 ユイ(あだち ユイ) 演 - 橋本愛 アキと同学年の、アイドル志望の美少女。北三陸のミスコンで優勝し、アキとともに「潮騒のメモリーズ」を結成。家庭の事情による挫折を経て海女、ローカルアイドルとして復活する。 足立 ヒロシ(あだち ヒロシ) 演 - 小池徹平 ユイの兄。あだ名は「ストーブ」。観光協会のウェブ担当兼、海女カフェ担当。アキに片思いしている。父が倒れ母が失踪して以降、父の介護を引き受け足立家を支える。 足立 功(あだち いさお) 演 - 平泉成 ユイとヒロシの父で岩手県議会議員を務める地元の名士。ユイの上京前夜に病に倒れるが復帰する。東日本大震災後、北三陸市長に就任する。 足立 よしえ(あだち よしえ) 演 - 八木亜希子 ユイとヒロシの母で元アナウンサーの専業主婦。典型的な良妻賢母だが、功の病で将来に不安を感じ一時失踪する。
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