裏高野
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「孔雀王 (ファミリーコンピュータ)」の記事における「裏高野」の解説
孔雀(くじゃく) 主人公の退魔師。 慈空阿闍梨(じくうあじゃり) 孔雀の師匠。 宮毘羅(くびら) 裏高野の精鋭「十二神将」のリーダー。比叡山に派遣されたところを岩戸神族に襲われ、彼らの脅威を孔雀に言い遺して死亡する。
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裏高野
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弘法大師空海を祖とする真言宗(真言密教)総本山の高野山の裏に存在し、一般の人間にその存在は知られていない。この世から一切の魔を祓うことを使命とする。 日光(にっこう) 裏高野の座主「薬師大医王」の息子にて、第二位の階級、権大僧正の位を持つ裏高野の若きリーダー。実戦部隊「五輪坊」の首領でもあり、幼きころより父、薬師大医王より闇を滅ぼすことを命じられ裏高野の指揮を取っていた。最高神大日如来を守護神としているため、並はずれた霊力を持っており、すでに子供のころから当時最強の退魔師であった慈覚を圧倒する程の力を持っていた。 敵に対しては一切の妥協を許さない性格で、鳳凰の野望を食い止めるために禁断の兵器である阿修斗羅(アストラ)を持ち出し、裏高野ごと吹き飛ばそうともした。 天蛇王との決戦後は裏高野の座主となり、御山の再建を果たす。 『退魔聖伝』では裏高野崩壊時、孔雀に後を託して天の岩戸に消える、その後の消息は不明。 『ライジング』では守り本尊が日光菩薩となり、血縁に拠る禅譲ではなく実力で裏高野座主となることを目指し、そのためならば腹違いの妹である月読を排除することも厭わない野心家として描かれている。少年時代に孔雀王と結縁しようと地獄へ赴くが、当の孔雀王に門前払いされたことがあり、自身が灌頂できなかった孔雀明王と結縁した孔雀に強いコンプレックスをもっている。鬼ヶ島学園に開いた地獄穴を利用して刀跋毘沙門天こと「金剛夜叉明王」と結縁しようとしたが、孔雀に阻止され裏天台・六道会とまで組んで闇曼荼羅を完成させようとした。覚醒した倶摩羅の影響で魔物に堕ちかけるが、唯一の肉親である月読との和解によって救われる。 月読(つくよみ) 裏高野女人堂の主。裏高野の座主「薬師大医王」の娘にて日光の妹。生来の盲目であるが、常人では見えない物を見ることができる。守護神は月光菩薩。兄、日光とは違い父、薬師大医王より闇の子を救う使命を与えられていた。 また後述の鳳凰の母親も同じ名前で、先代の裏高野女人堂の主である。 盲目のはずだが、『退魔聖伝』では格闘を行ったりするなど、目が見えているような描写がある。 『曲神紀』において、大酒呑みで歌が壊滅的に下手なことが明かされた。持ち歌はブルーハーツ。 無印のころから孔雀を想い、阿修羅と並ぶもう一人のヒロインとしての位置付けをされていた。 『退魔聖伝』では天津神のオモイカネによって肉体を操られてしまうも、日光の尽力でオモイカネが倒されたことで元に戻り、孔雀たちと一緒に出羽三山に避難する。この一件から、もっと強くなるために今まで長髪だった髪を切って出羽三山で孔雀と別れた。 『曲神紀』の終盤に、本物のアメノウズメに導かれる形でアイドルとして出雲にやってくる。 『ライジング』では日光と対立するが捕らえられ、倶摩羅を覚醒させる贄にされた。覚醒した倶摩羅の影響で魔物に堕ちかけた日光を「唯一の肉親」としての愛情と許しによって救い、和解した。 鳳凰(ほうおう) 孔雀と同じ、裏高野第九階中僧都の退魔師。 守護神は、神鳥ガルーダ=迦楼羅王とされ、孔雀同様に空中飛行呪が使える実力者だが、真の姿は、魔族に身も心も売った闇の側の人間。八鋒輪鈷杵を武器としている。その名の示す通り、ある意味孔雀と対になるキャラクターで、孔雀に宿る孔雀王のかつての盟友であった大魔王(堕天使)サタンと同化、その生まれ変わりとなり、孔雀とは孔雀王の宿敵である天蛇王朋子以上に激しく果てしない戦いを繰り広げることになる。 父は当時裏高野最強の退魔師であったが、ある退魔行の失敗により薬師大医王により追放されている。彼が女人堂の先代主・月読を強姦して産ませたのが鳳凰である。 闇の側として六道衆と行動を共にするが、独立心が強く、最終的には孔雀たちはおろか朋子までも殺そうと画策している。最強の力を得ようと曼荼羅の神々の力を無制限に受け入れようとするが、肉体がそれに耐えきれず暴発してしまう。しかし孔雀の智拳印の力で徐々に闇の心が洗い流されていき、最終的には解脱してこの世を去った。 薬師大医王(やくしだいいおう) 裏高野全てを統べる座主、日光と月読の父親。 黄幡星の復活により、その時産まれた子供たちを「闇の子」として全て抹殺せよとの非情な命令を下す。その一方、光の力だけでは世界は救えないとも理解しており、月読に闇の子を救う使命を与えた。 鳳凰の変により裏高野が崩壊する時は日光たちに後を託し、冥界の門をふさぐため即身仏となる。 『退魔聖伝』でも登場しているが、無印より数年が経過しているにもかかわらずまだ即身成仏を果たしておらず、性格もシニカルで無情な人物になっており、最終的に孔雀によって殺害された。 嵐(らん) 裏高野の実戦部隊「五輪坊」の「風」の部隊の頭領、男装しているがれっきとした尼僧である。守護神は風天神。「紫雲糸」と呼ばれる鋼をも裁つ糸を武器にして戦い、その力は軍荼利の軍団をも全滅させる程。部下である五輪坊を殺されたことで同じ頭領である雷火と共にオカンを狙う。 実は軍荼利によって産み出された闇の子の一人であり、背中に六道衆の紋章がある。王仁丸とはオカンを巡る闘いで出会い、同じ境遇を背負うことから互いに男女として惹かれ合ったこともあったが、軍荼利戦以後は特に二人の関係を描く描写はない。 『退魔聖伝』では女人堂で月読の警護に任じていた。裏高野の異変を慈空に伝えるが重傷を負い、慈空が襲撃された後は行方不明となる。 『ライジング』では守護神(守り本尊)が風天神から伊舎那天に代わり、孔雀よりも6歳も年上で武道を学んではいたが、普通の家庭出身という設定。最終話では少なくともアラサーに突入したはずだが、裏高野女人寺で月読の補佐をしている。 雷火(らいか) 裏高野の実戦部隊「五輪坊」の「火」の部隊の頭領。雷電鼓が武器。 嵐と共に部下を殺したオカンを狙うが、シャンバラに登ったオルガに殺されてしまう。 薬師十二神将(やくしじゅうにしんしょう) 裏高野最強の実戦部隊。実質的リーダーは宮毘羅(クビラ)で他11人のメンバーを率いている。 大聖による阿修羅復活を阻止すべく、孔雀と共闘する。大聖との戦いで次々とメンバーを失っていくが、「薬師瑠璃光背扇陣」などの連携奥儀で大聖を追い詰め、最期は宮毘羅が自己を犠牲にして「薬師瑠璃光光炎弾」で大聖に突撃し、大聖に致命傷を与えた。しかしこの戦いで十二神将は全滅した。 『ライジング』では薬師十二神将それぞれを守り本尊とする密法僧(判明しているのは猛亥と申孫)が十二神将を名乗っている。 慈海(じかい) 慈空の師、齢140年を越える裏高野唯一の大阿闍梨。天蛇王復活の鍵である聖杯の所有者。 龍山寺で五穀断ちの千日行をしていたが、ラストバタリオンの襲撃を受け聖杯を孔雀に託す。 半ば死した状態でありながらその霊力は凄まじく、九字発勁でラストバタリオンの大軍を壊滅させるが八葉の化身となったカール・ハウスホッファーに敗れる。 『退魔聖伝』には若き日の慈空を諫める壮年期の姿が描かれている。 持明院五法神(じみょういんごほうしん) 「最後の光の守護神」を名乗る集団。何者にも支配されない独立部隊で、他の裏高野とは行動を共にしない。 般若、大威徳、不動、降三世、勝三世の五名から成り、最終決戦に向かう王仁丸と合流した。唯一の女性である般若がリーダー格。 大日如来を守る最後の要とされ、全てが憤怒相を持ち光の神々の中では唯一恐怖と力のみで魔を打ち払う存在。そのため、五法神が出陣する時は破壊の力でなければ世を救えない最終事態とされている。 八葉の老師および天蛇王との闘いで全滅した。
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