特殊文庫とは? わかりやすく解説

特殊文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 07:09 UTC 版)

富山市立図書館」の記事における「特殊文庫」の解説

翁久允文庫 1970年昭和45年)に富山市立図書館として独立した際には、富山県新川郡東谷村出身小説家ジャーナリストである翁久允から蔵書約2,700点(洋装和書約2,000冊、洋書269冊、雑誌201種、和装本181点)を寄贈され、翁文庫整備したClip 総曲輪生まれ国語学者の山田孝雄 山田孝雄文庫 1996年度平成8年度)には元成城大学学長山田俊雄山田孝雄三男)から、富山市総曲輪生まれ国語学者・山田孝雄蔵書10,000点が寄贈された。寄贈されたのは書籍漢籍拓本などであり、その分野は言語学文学歴史学宗教学など多岐にわたる1999年平成11年11月5日には本館6階に約18,000点の山田孝雄文庫開設された。 岩倉政治文庫 2003年平成15年)には小説家岩倉政治遺族から蔵書原稿など約6,300点を寄贈された。岩倉富山県東砺波郡高瀬村(現・南砺市高瀬出身だが、戦後には富山市在住して創作活動行っている。2010年平成22年11月3日には本館6階にある専用室に岩倉政治文庫設置された。岩倉政治文庫岩倉著作480冊を含む約2,000冊の蔵書未発表作品を含む原稿書簡など約4,300点であり、この中には単行本収録されていない雑誌掲載作品も多い。 盛田昭夫文庫 2016年平成28年8月にはソニー創業者一人盛田昭夫遺族より、盛田昭夫会長書棚並べていた所蔵509冊が寄贈された。盛田長女がYOYAMAキラリ内の美術館と、新しくなった図書館組み合わせ興味持ったことがきっかけで、役立ててほしいと寄贈された。書籍政治経済経営に関するものから、自然科学幼児教育など多岐にわたる。また一部書籍には盛田本人による書き込み下線などが引かれているものもある。これらの書籍は、同年12月16日より5階フロアにて盛田昭夫文庫開設し貸出しされている。 路面電車コーナー 富山市富山地方鉄道富山軌道線富山港線が、2019年度末に富山駅結ばれる路面電車南北接続)ことに先がけ、2018年平成30年9月7日開設された。富山県日本世界各地路面電車関連した本など約200冊を集め常設される。

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特殊文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 04:43 UTC 版)

慶應義塾大学附属研究所斯道文庫」の記事における「特殊文庫」の解説

椎本文庫 国学者橘守部旧蔵和書江戸後期著名な国学者で、本居宣長対抗して独自の学風樹立した橘守部旧蔵和書240冊(自筆稿本59点を含む)から成り1939年の売立時に天理大学図書館とほぼ折半した形で落札されたもの。天理大学図書館斯道文庫のものと、近年橘家から二松学舎大学寄贈され資料をあわせると、橘家蔵書守部学問全体像をほぼ窺うことが可能。 安井文庫 儒学者安井息軒二代蒐書幕府昌平黌教授で、江戸期日本儒学大成とされる安井息軒と、その外孫旧制第一高等学校教授であった堂の蒐書6000冊から成りその内自筆稿本手写本書入れ本等の約100点が貴重書として別置されている。 浜野文庫 漢学者浜野知三郎旧蔵和漢書大東文化学院理事であった漢学者浜野知三郎旧蔵和漢書約11500冊で、和漢古書明治後の漢学関係を中心とする学術書から成る。その中には安井息軒の師で江戸後期儒者として名高い松崎慊堂自筆稿本170点や、猪飼敬所古賀精里等の名だたる儒者狩谷棭斎市野迷庵等の高名な考証学者達の、自筆本書入本始めとする約1100冊の貴重書、あるいは菅茶山宛の書簡約140通等がある。また森鷗外史伝小説資料提供していた関係で、鴎外筆の付箋のある本もある。なお、浜野文庫本に捺された「浜野文庫」の印が湾曲しているのは、空襲による火災の際に金庫内で高熱晒されことによるものであり、戦争悲惨さ忘れることがないように、戦後そのまま使用された。 亀井家学文庫 儒学者亀井南冥亀井昭陽父子中心とする、亀井一族自筆稿本や約370から成る平岡文庫 慶應義塾大学名誉教授であった平岡好道より寄贈された、東京佃島の住吉神社社家平岡家旧蔵書約3200冊で、そのうち和装本が約1500冊を占める。それらは近世期多岐分野にわたる版本中心で、著名な国学者賀茂真淵自筆稿本や、天皇陵図絵巻等の貴重書含まれる大曽根文庫 日本漢文学専門とした中央大学教授大曽根章介(1929-93)の旧蔵書で、約400から成る古代から近世まで幅広い日本漢文学関係書を収集している。 今関文庫 漢学者漢詩人であり、戦前戦中政府要人顧問としても活躍した今関天彭旧蔵書で、約1000から成る主要な蔵書は現在カリフォルニア大学バークレー校および名古屋市立鶴舞図書館にあり、その残り晩年まで手元置いていた漢籍および日本漢詩文関係書、交遊のあった日中文化人政治家等からの書簡類、自筆日記原稿などが寄贈されている。 松林桂月文庫 南画家松林桂月旧蔵書で、約200から成る画論法帖漢詩文などがある。 永島文庫 中国音韻学専攻した東京都立大学名誉教授永島栄一郎の旧蔵書で、約250から成る明清および民国時代文字音韻関係書などがある。 ガスパルドヌ文庫 フランス東洋学者エミール・ガスパルドヌの旧蔵書で、約400から成る主たる研究対象であったヴェトナム関係の漢籍およびヴェトナム本が中心である。その他の蔵書のうち、欧文書は図書館原稿類は言語文化研究所保管している。

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