岩倉政治とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 岩倉政治の意味・解説 

岩倉政治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 02:19 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

岩倉 政治(いわくら まさじ、1903年3月4日2000年5月6日)は、日本の小説家である。

経歴

富山県東礪波郡高瀬村(現南砺市高瀬)出身。大谷大学哲学科鈴木大拙に師事[1]

戦前は一時期プロレタリア文化運動にかかわったが、その後〈転向〉し、1939年の作品「稲熱病」(いもち)が芥川賞候補作となる。戦時下には日本文学報国会の小説部会の幹事として、全国を講演したりもした。

戦後は富山市に在住。戦時下の行動を自己批判し、社会変革の運動にかかわりながら文学活動をつづける。1949年の児童文学作品、「空気のなくなる日」は映画化やその後も教材として長く読まれた。1950年代には『人民文学』にも作品を発表した。この時期には、日本共産党公認で富山県第2区から衆議院議員総選挙に立候補したこともある。

1965年の日本民主主義文学同盟創立に参加、その後は『民主文学』を中心に晩年まで創作活動を続け、また同盟富山支部を創設、後進を育てた。1984年、北日本新聞文化賞受賞。

娘婿は歌手の梅原司平である。

脚注

  1. ^ 岩倉政治文庫” (日本語). 富山市立図書館 On-Line (2013年1月27日). 2021年12月10日閲覧。

参考文献

著書の紹介文




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「岩倉政治」の関連用語

岩倉政治のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



岩倉政治のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの岩倉政治 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS