奨励会時代とは? わかりやすく解説

奨励会時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:19 UTC 版)

佐藤天彦」の記事における「奨励会時代」の解説

2001年初段2002年からプロ入り一歩手前三段リーグ参加三段リーグ時代下記2つのことで話題となった1つ目は、2004年通算2度目次点3位)となり、フリークラス棋士としてプロ入りできる権利を得たにもかかわらず、この権利放棄したことである。10勝6敗からの2連勝獲得した権利ということもあり思ってもみなかったことだったため、「これでプロになっていいのか」と迷った。まだ16歳佐藤に、師匠中田功は「この歳でフリークラス行って昇格見据えた勘定をするより、三段リーグ同年代ライバルたちと戦うほうがいい」と考え奨励会残留勧めたという。 2つ目は、61年ぶりのプロ編入試験として世間注目集めた瀬川晶司プロ編入試験第1局2005年7月18日)の相手試験官)を務めたことである。日本将棋連盟によると佐藤試験官選ばれ理由は、(瀬川がかつて奨励会年齢制限退会したにもかかわらず再度プロ入り挑戦しているのに対し佐藤上記のごとくフリークラス権利放棄したことから、「瀬川とは全く相反する勝負師観・人生観を持つ者として、奨励会員達の気持ちへの配慮をする上で相応しい」とされたことである。なお、この一局公開対局として行われた。戦形は横歩取り8五飛となり、結果91手で先手番の佐藤勝った2006年度前期リーグ14勝4敗で戸辺誠に次ぐ2位成績収め、見事、フリークラスではなく順位戦参加できる棋士として同年秋にプロデビュー四段昇段)した。

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奨励会時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 14:21 UTC 版)

瀬川晶司」の記事における「奨励会時代」の解説

将棋始めたきっかけは、小学校5年生の時クラス流行していた際に、担任の先生褒められたこと。ブーム去った後ものめりこみ小学校卒業文集にはプロ棋士なりたい記した幼馴染でのちにアマ名人アマ竜王となる渡辺健弥と切磋琢磨して腕を磨き1983年に一旦は奨励会入会試験落ちるも、1984年全国中学生選抜将棋選手権大会優勝し安恵照剛門下6級奨励会に入る。 途中1級1年9か月停滞したが、21歳奨励会三段リーグに入る。三段リーグには1992年から4年8期在籍していたが、最も高順位だったのは第16回1994年後期)で、前半は8勝1敗と好調だった年齢制限後が無い勝又清和敗れてから失速した末の8位であった勝又2位四段昇段を果たす)結局昇段かなわず第18回1995年後期)を最後に年齢制限26歳)で退会三段リーグ通算成績7272敗の勝率5割であった

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奨励会時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 06:51 UTC 版)

伊藤沙恵」の記事における「奨励会時代」の解説

将棋覚えたのは幼稚園年長くらいのとき。父が兄(5歳上)に教え、その兄から教わった2004年小学5年で、第29回小学生将棋名人戦東京都多摩地区代表で出場NHK教育テレビジョン放映される決勝大会準決勝・決勝)に進出し準決勝佐々木勇気敗れて全国3位優勝佐々木勇気準優勝菅井竜也)。準決勝戦った伊藤佐々木は、共に石田和雄経営する将棋道場通っていた。この年小学生将棋名人戦には、他に三枚堂達也永瀬拓矢斎藤慎太郎佐々木大地長谷部浩平石川優太代表選手として出場しており、女子代表選手伊藤のみであった同年9月29日10歳関東奨励会入会6級)。10歳での奨励会入会女子では最年少記録である(2018年現在)。 2011年5月2級のとき、里見香奈女流三冠奨励会編入試験において、加藤桃子当時2級)・西山朋佳当時4級とともに対戦相手務める。里見初戦加藤敗れた伊藤西山に勝ち、1級での編入決める。 2011年7月17日奨励会関東例会から6連勝し8月24日例会1級昇級ライバル加藤より一歩早い昇級であった。 その少し前の2011年5月27日日本将棋連盟が『奨励会女流棋士の重籍に関する件」について』を公表し、「女性奨励会員女流棋戦エントリーし出場することは自由である」としたことを受け、第5期マイナビ女子オープン第1期女流王座戦出場。 うち、第5期マイナビ女子オープンでは、予選第6ブロック決勝村田智穂女流二段敗れて本戦出場逃した一方第1期女流王座戦では予選通過し2011年7月から始まった本戦16名によるトーナメント)では、元タイトルホルダー石橋幸緒を破るなどしてベスト4進出。しかし、9月21日準決勝加藤桃子との奨励会1級同士対決敗れた。なお、加藤決勝五番勝負でも清水市代に勝ち、初代女流王座となった2013年10月12日第7回白瀧あゆみ杯争奪戦非公式戦)に奨励会員として初出場し、優勝した2014年9月30日日本将棋連盟から、伊藤1級奨励会退会し女流棋士転向することが公表された。伊藤奨励会年齢制限21歳までに初段)を迎え1週間前のことであった。本来は「奨励会2級上で退会場合は、退会時の段級位そのまま女流棋士資格を得る」という規定に基づき女流1級となるが、伊藤第7期マイナビ女子オープンベスト4、第1・3・4リコー杯女流王座戦ベスト4入りしており、「女流棋士昇段規定」の女流初段条件満たしているため、2014年10月1日付で、関東所属女流棋士初段となった

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奨励会時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 15:25 UTC 版)

西山朋佳」の記事における「奨励会時代」の解説

父と姉(3学年上)の影響将棋始め5歳の時から将棋教室通った子供の頃から、男性将棋を指すことが多かったという。中学2年時に研修会入会試験を受け、8連勝好成績挙げたことで奨励会入り意識した2009年全国中学生選抜将棋選手権大会女子の部優勝2010年3月7日中学2年関西奨励会入会6級)。 2011年5月里見香奈女流三冠当時)の奨励会1級編入試験対局相手となり、4級であった西山香落ちの手合い敗れた2014年1月現行制度では女性として2人目・最年少18歳7か月初段昇段同年9月女性として2人目・最年少19歳2か月二段昇段2015年12月女性として2人目・最年少20歳5か月三段昇段三段リーグには第59回2016年度前期)から参加している。三段リーグ勝ち越しおよび次点成績挙げたことのある、史上唯一の女性である(2020年3月現在)。なお、三段リーグ参加同期藤井聡太がおり、藤井最終局に勝利して1期抜けプロ入り決めたが、その最終局の相手西山であった奨励会修業する一方で女流棋戦にも参加し2014年第4期女流王座戦五番勝負タイトル戦初登場したが、加藤桃子女王に3連敗して敗退2018年5月24日第11期マイナビ女子オープン五番勝負第4局加藤桃子女王に勝ち、3勝1敗でシリーズ制して初タイトル「女王」獲得女流棋士ではない奨励会員女流タイトル獲得加藤続き2人目となる。 2019年5月22日第12期マイナビ女子オープン五番勝負第4局挑戦者里見香奈女流四冠に勝ち、3勝1敗でシリーズ制して連覇同年11月1日第41期女流王将戦三番勝負第3局里見香奈女流王将に勝ち、2勝1敗でシリーズ制して女流王将獲得し女流二冠となった同年12月4日第9期女流王座戦五番勝負第4局里見香奈女流王座に勝ち、3勝1敗でシリーズ制して女流王座獲得し女流三冠となると同時に女流棋士ではない女性奨励会員獲得可能な3つの女流タイトル女王女流王座女流王将)を独占した2020年3月7日第66回三段リーグ最終日12勝4敗で迎え女性初の四段昇段可能性残していた。西山最終日の2局を連勝して最終成績14勝4敗としたが、谷合廣紀服部慎一郎西山の3名が14勝4敗で並び前期成績によって決まる順位の差により谷合服部の2名が四段昇段西山次点となって昇段逸した4月1日第34期竜王戦長谷部浩平勝利し女性初め6組ランキング戦ベスト4入った6月3日第13期マイナビ女子オープン五番勝負第5局挑戦者加藤桃子に勝ち、3勝2敗でシリーズ制して3連覇7月30日、第92棋聖戦1次予選決勝北島忠雄勝利し棋戦女性初め1次予選突破した9月26日前期三段リーグ戦で次点取ったことにより順位1位で臨んだ第67回奨励会三段リーグ戦だったが、終盤の8連敗響き、7勝11敗に終わった10月30日、第42霧島酒造杯女流王将戦第3局室谷由紀勝利し、2勝1敗で防衛果たした12月14日最終局までもつれ込んだ第10期リコー杯女流王座戦第5局挑戦者里見香奈女流四冠破り、3勝2敗で防衛果たした2021年1月の第92ヒューリック杯棋聖戦女流棋士枠参加すると、棋士以外としておよび女性として初の一次予選突破果たした二次予選では初戦準決勝勝利したものの、決勝屋敷伸之九段敗れ本選進出はならなかった。 3月6日第68回奨励会三段リーグ戦の最終戦勝利終えたものの、終盤の6連敗響き、9勝9敗に終わった3月24日第34期竜王戦6組ランキング戦小山怜央アマ敗れベスト4入りはならなかった。 4月1日奨励会退会

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