奨励会再挑戦と2度目の退会
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「今泉健司」の記事における「奨励会再挑戦と2度目の退会」の解説
退会後、通信制高校を卒業。レンタルビデオ店アルバイトを経て日本レストランシステムの正社員となる。その傍ら、将棋も続けアマチュア棋戦に参加。アマ竜王戦準優勝により参加した2003年の第16期竜王戦6組では、藤倉勇樹、安西勝一、佐藤義則とプロ棋士を立て続けに破り、ベスト8に進出した。準々決勝では、先述の因縁の相手である中尾敏之に敗れた。 2006年には、3つのアマチュア棋戦で優勝を収め、秋山太郎とともに、2007年に創設された三段編入試験(6勝で合格、3敗で不合格)の第一号の適用者となった。試験では6勝1敗(後述)の成績を収め合格した(秋山は5勝3敗で惜しくも不合格)。その秋山とは、日本レストランシステムに入社を誘われ、ともに調理師として働いていた仲であった。再度の奨励会入りに際して、小林健二に師匠を依頼したが、小林は再び労苦を共にするのは辛いと考え、今泉と同郷の桐谷広人に師匠を託した。 2007年の第41回から2008年の第44回の4期、奨励会三段リーグに参加したが、四段に昇段することはできず、規定 により退会した。この間の最高成績は9位(2回)、4期通算の勝敗数は33勝39敗と負け越し。この奨励会在籍中に、2手目△3二飛戦法の開発により、将棋大賞の升田幸三賞を受賞した。奨励会員の受賞は史上初。再度の奨励会退会後、畠山鎮の紹介で証券会社に勤めた後、地元福山市で介護職として働く。
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