奨励会のライバル達(同期)
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虎斑 桂(とらふ かつら) ツリ目の平安美人。服装は学生服のほか、いろいろ。 向井七段 門下 東京都出身→奨励会六級受験→(徐々に昇級)→連載終了直前に二級昇級失敗 虎斑桂介の娘。当初は本名を名乗らず、ミス・タイガーというニックネームがあった。物語全体を通じ竜の最大のライバルであるが、名前は桂でも性格は高飛車でプライドが高い。 真剣師の父に家族が泣かされた過去は、竜の境遇と瓜二つ。奨励会入会後も将棋の勉強に対し不真面目な竜を見下していたが、真剣に打ち込み始めると多少理解を見せた。実際の棋力も奨励会での昇級も竜に一歩リードしていたが、物語の最後の勝負で竜に競り負けた。 桂が史上初の女性奨励会受験者かつ合格者として描かれているが、これは現実の将棋界での出来事よりも一年早い。 棒銀 三郎(ぼうぎん さぶろう) 七三分けで、少し長髪のメガネ。のち、登場人物の中で最も背が伸びた。服装は網目模様のシャツ。 花巻名誉九段 門下 北海道出身→小学生名人戦優勝→中学生名人戦優勝→奨励会三級受験→合格後あえて四級から入会→連載終了時一級 小学生の時から牧場主の父に棒銀戦法を仕込まれ、「北海道に将棋の天才少年登場」と騒がれた。三級受験ながらあえて四級で入会したのは、師匠の花巻との話し合いによる。同期生の中で最も棋力があることから、皆のリーダー格として描かれることが多い。 角道 道夫(かくみち みちお) 短気な性格のチビ。少し変わった髪形で、服装は白黒ストライプのシャツに半ズボン。 大石八段 門下 東京都出身→奨励会五級受験→四級昇級→四級Bに降格→退会 竜がプロ棋士を目指すきっかけとなった。人一倍将棋の勉強をする努力家で、負けると泣いて悔しがる。だが本番勝負に弱く、ここ一番に勝てないことを悩んだ。後輩を迎える奨励会試験で平手香に負け、二度指し疑惑による対局放棄の後に最後は奨励会を退会する。対局シーンは比較的少ないが、ツノ銀中飛車を二度指している。 穴熊 虎五郎(あなぐま とらごろう) ニキビ面の巨漢。服装は学生服に下駄で、腰に風呂敷を巻いている。 関野八段 門下 東北出身→奨励会六級受験→自殺 東北の強豪と言われ、中学生名人戦に出場すべく登場。当初は威圧的な性格だったが、中学生名人戦で竜に負けてからは竜の仲間に加わる。また名人戦後の帰省中、釣りで知り合った関野八段の門下に入った。中学生らしからぬ巨体の持ち主で、竜に腕力をふるおうとしたこともある。 奨励会入会後は不成績に悩む。最期は故郷の雪山に入って将棋の本を焼き、湖に飛び込んで自殺を遂げてしまう。 高美濃 弘(たかみの ひろし) 出っ歯でサルのような老け顔。白いジャージのファスナーを、首まできっちり絞めて着ている。 芦川八段 門下 (竜と同門) 千葉県出身→奨励会六級受験→五級→一時休会→復帰→連載終了時五級 登場したのは竜の奨励会合格後。同門のため、竜との交流も多い。サルのような顔のため「サル美濃」とも呼ばれる。同期生の中で最も家庭が貧しかった。尊敬する豊臣秀吉のように、何でもコツコツとやる努力家タイプ。兄の事故死による生活苦から奨励会を休会し、真剣師に成り下がりそうになった。だが、竜や棒銀などの応援で復会し再起を図る。 名前の由来は高美濃囲いから。
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奨励会のライバル達(後輩)
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穴熊 虎六(あなぐま とらろく) 養子に出されていた虎五郎の弟。外見は同期の奨励会員(棒銀と桂)が間違えるほど兄そっくり。腰に巻いた風呂敷などの服装まで同じ。 関野八段 門下 東北出身→ 奨励会五級受験→連載終了時五級 虎五郎の自殺を聞き、兄に代わってプロ棋士になるべく上京した。性格は兄より強気。初登場時はアマ二段として上手二枚落ちの竜に対し、銀多伝を用いて勝利した。奨励会受験時でも、居飛車穴熊で上手香落ちの竜に勝っている。連載中彼に勝ったのは高美濃だけ。 端歩 朝三(はしふ あさぞう) 柾目(まさめ)七段 門下 アマ棋王戦チャンピオン→奨励会三級受験→連載終了時三級 アマ時代には強烈な端攻めを得意としており、奨励会試験でも竜と端攻めの戦いを繰り広げた。 嵐飛車 元太郎(あらしびしゃ げんたろう) 中合六段 門下 奨励会一級受験(六戦全勝)→連載終了時一級 奨励会の後輩たちの筆頭として描かれている。 奨励会試験でも対局前に棒銀三郎を挑発し、最後に絶妙手で勝利した。
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