各支部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 07:07 UTC 版)
「ロザリオとバンパイアの登場キャラクター」の記事における「各支部」の解説
藤咲 雅(ふじさき みやび) 第一支部長であるが、正体はかつてアルカードが封印される寸前に逃れるために作り出した分身体であり、いつの日か完全なる復活を果たすために仮面の王に扮し、苗一家と御伽の国を組織した全ての黒幕である。本体が死なない限りバラバラにされても決して死ぬことはなく、同様に真祖と思われる。人間界では政治家としての顔も持ち、正装に身を包み、黒髪をオールバックにし、黒のロングコートを着ている。完璧なものが好きだと言い、一見紳士な振る舞いながらも非情であり、狡猾な策略家でもある。葉巻を愛好している。また、ある時に自らの本体を操れるという封印の十字架(ロザリオ)の存在を耳にしたことで、好奇心と、そして同じものが複製されぬためにも原理の解明にも興味を抱く。 雪女の里編では、雪の巫女が預言したみぞれの婚約者として登場するが、実際は御伽の国による侵略の一環であった。みぞれの唇を奪い強姦しようとするが泣き出したことで止め、救出に来た月音により倒されたように見えたが、その後は平然と現れると刈愛を止め里から手を退く。また、この時に里の霊源に自らが創造した怪物の卵を仕掛けており、それこそが本当の目的であり、同様の卵は日本各地の霊源に設置された。 そして機が熟すと実際に封印の十字架(ロザリオ)の能力を見極めるべく、月音達を本部に潜入させ玉露達と衝突させる。巧妙に動き回った後にロザリオに操る能力がないと判明すると、正体を明かしロザリオもろとも萌香の心臓を貫き、アルカードの封印を解いて共に人間界に降り立つ。アルカードとの融合を果たし、日本各地に仕掛けた怪物と共に日本を蹂躙しようとするが、復活したアカーシャに本体の主導権を奪われ、最後はアカーシャの言葉に同意を示し、彼女の自己崩壊呪文により共に消滅する。 霧亜からは自らが悪役を演じることで周囲を理想へと導く"偽悪"な存在だと言われ、妖の存在を白日の下に晒し、その上で人間の味方をする妖によって倒されるのが、求めていた死に場所だったのだろうと言われている。 吉井 霧亜(よしい キリア) 第一支部副長。捉えどころのない飄々とした性格で、物事を面白いかどうかで判断し、興味を失った相手は簡単に殺そうとする人物。黒のコートを着た銀髪の美少年で、瞳の色や瞳孔の向きが左右で異なる。正体はアルカードを基に作られた人工生命体キマイラであり、腕を鎌状や多数の触手や刃などに変形させる。 第一部では調査のために学園に潜入しており、そこで出会った北都の孤高な姿に惹かれ、共に反学派として行動する傍ら萌香のことを探っていた。胡夢の想いを利用して萌香と胡夢を罠に嵌め、北都が計画を実行に移す間は萌香を月音から引き離すことで足止めする役目を担う。しかし強引に封印を解いた萌香=裏萌香に一蹴される(ただしこの時は力をあまり出していない)。 北都に血を与え妖へ変貌させた張本人であり、北都を気に入り執着している様子を見せる。後に北都と学園を去り、第二部では共に御伽の国の一員として登場する。本来は支部長である雅に付き従い、その裏に潜む闇を処理する役目だとされる。御伽の国本部での決戦では、玉露の月音達と雅の抹殺命令を口実に、雅との敵対を装いつつ北都の未練となる月音達を殺そうと動いてくる。その後、御伽の国の新たな首領となるとされ、より強大な敵として立ちはだかることが示唆されている。なお、巻末四コマによれば女性に興味がないらしく、目覚めなくなった北都を看病しつつも着せ替えなどをして楽しむ様子が描かれている。 金城 北都(かねしろ ほくと) 第一支部参謀。元反学派首領であり、元人間。 詳細は「反学派節」の「金城 北都」を参照 姓名不明 第二支部長。正体はドッペルゲンガーであり、朱染一茶を騙り玉露直属の暗殺部隊として朱染家暗部の吸血鬼軍団を率いていた。 妖気や外見こそ一茶そのものだが、東方不敗には端から抜け殻や気迫がないと怪しまれており、敢え無く倒される。 九曜(くよう) 正体は妖狐。長い金髪と切れ長の目を持ち、高慢かつ非情な冷血漢。炎を操る強い力を持ち、第一部では四尾の、第二部では五尾の妖狐であり、更に人型の戦闘形態へとも変化する。必殺技は「朧・火炎車(おぼろ・かえんぐるま)」。 第一部では霧亜と共に学園に潜入しており、公安委員会最高幹部として登場する。歪んだ正義を掲げ、従わない者には冷徹な処罰を、また権力の陰で見返りを要求し搾取などを行っていた。月音らが入学する前年度、公安の存在を批判されたことで新聞部を廃部寸前に追いやって以来、月音らが入学してからも部の活動を妨害し、部下がやられたのを機に潰すことに乗り出す。その際、石神に月音が人間との密告を受け、地下室で掟に従い新聞部全員に極刑を下そうと追い詰めるも、最後は血を注入されバンパイア化した月音に倒される。 その後、己を鍛え直し五尾の妖狐として支部長の座を獲得し、第二部では第三支部長として登場する。本部に潜入した月音と瑠妃を特殊空間に転移させ優位に戦いを進めるが、バンパイア化した月音を前に五つの尾で編んだ炎帝闘衣を纏った形態へと変化。しかし力を解放した月音に一蹴され、敗走する。一連の戦いの後、霧亜と共に新たな御伽の国の一員として活動していく模様。 苗 西龍(ミャオ シャーロン) 第四支部長であり、苗一家の首領。 詳細は「苗一家」の「苗 西龍」を参照 露蝶(ルーティエ) 第四支部副長であり、苗一家の一員。 詳細は「苗一家」の「露蝶」を参照 雷禍(ライカ) 第五支部長。正体は雷獣。大きな体躯に長髪で、性格は豪快で傲慢。雷を操る強い力を持ち、電気が流れる場所ならば雷と化すことで雷速(秒速150km以上)で瞬間移動もできる。 本部に潜入した月音達を始末するために一番手として現れる。瑠妃が召喚した数百もの鴉を一瞬で消し去るが粉塵爆発をくらい、正体を現し瞬間移動を駆使した攻撃で襲い掛かる。しかし禁呪により能力値を上げた瑠妃に瞬間移動を捕らえられ、最大電力「絶雷(ゴースト・バップ)」で攻撃するが、空中に誘われ捕縛かつ絶縁状態にされたところで攻撃を食らい倒される。 幽鬼 骸煉(ユウキ ガイレン) 第六支部長。甲冑を纏っているが実体はなく、仮面の王=藤咲雅が正体に関与してる模様。 芳芳との和解を成そうとした西龍の前に現れると、柱を融解し彼らを瓦礫の下敷きにする。後に芳芳に甲冑を壊されると、煙のように消える。 神谷 奏(かみや かなで) 第七支部長。正体はセイレーン。柔らかい物腰の長髪の美形だが、本性は残忍で正体を現すと禍々しい姿と化す。セイレーンは音曲の大妖、神に最も近い妖とも呼ばれ、その歌声には洗脳する力や、死の旋律となって命を奪う強い力がある。 第二部より約4年前に第七支部に派遣され、その際至る所で人を殺し、燦が世話になっている民宿の女将まりんの夫を殺した張本人。強い仲間を集め、いつの日かセイレーンの神話に倣い大都会で大勢の人を殺すのが夢だと語り、燦も仲間に引き入れるべく自ら民宿に出向いてくる。 歌声が燦に相殺されるとわかると「空間転送術・水鏡」で大量の半漁人を召喚し、歌声と駆使して燦達を追い詰める。しかし月音の一撃を食らい、正体を現し最大の殺戮音楽「悪魔を憐れむ歌(シンフォニー・フォー・ザ・デビル)」を歌おうとした瞬間、燦の強力な歌の効果により自滅する。 椿 六郎(つばき ろくろう) 第七支部のスカウトマン。正体は不明。役に立たなくなった者は携帯音楽プレーヤーに録音した神谷の歌声「葬送曲」を聞かせて始末する冷酷な性格。 燦の潜在能力を高く評価し、正体を探るためにヤクザを利用するなどの工作を謀る。黒幕の存在に気付き現れた銀影の実力を見抜き、仲間に引き入れようと画策するが、やられた振りをして燦を狙う元凶を倒すという銀影の策にはまり、第七支部まで連れて来てしまう失態を犯す。
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