先代円卓の騎士団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:16 UTC 版)
「SDガンダム外伝 円卓の騎士編」の記事における「先代円卓の騎士団」の解説
七年前の侵略戦争で散り散りとなり、長らく詳細などが不明だった先代達だったが、カードダス20周年記念として円卓の騎士編が復刻された際に、今まで判明していたメンバーの詳細以外に、それまで不明だった残りの騎士達の設定と所在が判明した。 全体の半数は新規書下ろしの扱いだが(ガンマガンダム・コナンガンダムについては正規カードダスにおいて正式登場)、幾人かは後のシリーズで登場した面々である。 キングガンダム(プロトタイプガンダム) ブリティス王国の王。ブリティスの歴史上で初めてガンダムの名を持つ王で諸国からMS王と称されるほど人望の厚い人物だったが、ザビロニア奇襲の時に手傷を負い、名もなき若き騎士に看取られて没する。その後は魂だけの存在となり、七年間円卓の間で息子・皇騎士が訪れるのを待っていた。王位を息子・皇騎士に譲りようやく安息を迎える。皇騎士への王位継承後はキングガンダムI世と称す。MPは3000。ファミコン:円卓の間で登場。聖杯について語った後王位を譲り消える。かと思いきや聖山ロンデニオンで重甲騎士隊・二世隊それぞれの最終決戦直前で全体力回復する。 スーパーファミコン:皇騎士の悪夢に登場。その後、円卓の間で息子と再会し、聖杯について語った後王位を譲り消える。 漫画:正義のために戦いたいと涙する皇騎士の意思に答え、円卓の間に現れ王位を譲る。 嵐騎士ガンマガンダム(ガンダムMk-II/リック・ディアス) 先代円卓の騎士で闇騎士、風騎士兄弟の父。七年前のザビロニアによるブリティス侵攻の際に、縁の深いキングガンダムとブリティス城を最後まで守り、陥落した城から2人の息子を連れて落ちのびる。途中、森で落人狩り部隊のザビロニア兵の接近に感づき、息子たちに「私が戻るまで絶対に動くんじゃないよ」と言い残し、怪我を押してザビロニア兵に戦いを挑む。その後、息子たちのもとへ戻ることはなかった。いつの日か必ず皇騎士と共にブリティス城に来るであろう息子達のために、円卓の間に愛用の鎧と武器を残す(デザインの相違によりカードイラストとは別のもの)。 七年後、闇騎士は親子3人が生き別れとなった森で父ガンマガンダムの霊と出会い、父を殺害したのがザビロニアの兵だと知ることとなる。なお、ブリティス落城前後か定かではないが、ラクロア王国で「嵐騎士ガンマガンダム」という名の騎士が目撃されている。 当初はガンマガンダムの正式なデザインが存在しなかったために(最初にガンマガンダムの姿が確認されたカードダスバトルは、イラストレーターの推測等が入る[要出典])、その容姿は嵐騎士を襲名した次男のマークIIのイラストをそのまま流用していた(ゲームの場合は同一のグラフィック)。コンプリートボックス第三弾発売に伴い決定した容姿では、明るい緑主体だった色合いから、灰色が主の、同じ系統の鎧ではあるが次男とは意図的に違うカラーリングに変更し、ゼータ顔のマスクを着用。新規作画イラストには第一期デザインの盾は付属しないものの、闘士メガガンダムの記述でそれは彼から「受け継いだもの」であると明言される。状況から彼の没後と思われ後にそれは闇騎士へと受け継がれるが、どのような経緯で継承したかは不明。HPは1000。ファミコン:ブリティス城陥落の時に最後まで戦ったとされる。ゲーム本編には登場しない。 スーパーファミコン:七年前の戦争の時、ザビロニア軍と戦って戦死。キングガンダムからブリティス城に隠された聖杯の封印を解くカギの管理を任されていたため、その所在を聞きに過去へとやってきた皇騎士と出会う。この出来事でガンマガンダムは何らかの事情による自らの死を悟り、城の壁に未来の皇騎士へ遺言を残した。 漫画:ガンマガンダムの話は出てこない。 白金卿 鎧騎士の抜けた円卓の空席にガンキャノンを推挙するが、その事を彼は終生後悔することになる。HPは1000。 僧正ガンタンクR 当時は同僚の法術士メテオガンダムに比べて攻撃魔法に長けておらず、それ故にザビロニアに負けたと後悔し、隠遁生活の中で攻撃魔法の会得に努め錬磨を重ねていくことになる。HPは500。詳しくは新生円卓の騎士の項目を参照。 銀騎士Ζ<ズィー>ガンダム(Ζガンダム3号機) 孤高の騎士と呼ばれる。当時赤の騎士隊を率いていた赤いビギナ・ギナの侵攻を、知略と剣技を駆使し孤軍奮闘した。ブリティス没落後ビギナ・ギナとの一騎討ちの末に果てる。彼を倒したビギナ・ギナはその戦い振りに心打たれ、銀騎士の称号を受け継いだ。HPは2000。 闘士メガガンダム(メガゼータ/プロトタイプΖΖガンダム) アルガス騎士団の闘士ダブルゼータの親戚筋に当たる。 愛用の斧に付属する鉄球は、一族の勇者ダブルゼータから譲り受けたもの(ダブルゼータのカードで確認ができる)、後にガンマガンダムに受け継がれ、さらに闇騎士ガンダムマークIIが所持する事となる。この間の経緯は不明。HPは800。 重戦士ガンキャノン(量産型ガンキャノン) 鎧騎士辞任後に任命された、騎士団最年少の戦士。第2章に登場する戦士リュウと同じ流派の爪付き手甲の使い手。 親友である白金卿が旅に出る際、頭の羽根飾りの片方を餞別に託しているが、それが今生の別れとなった(そのため、先代の円卓の騎士達を描いたカードダスにおいて白金卿の頭部には羽根飾りは付いていない)。ザビロニア帝国の襲撃の際自ら城門の守りを買って出る。HPは900。 下記メンバーについては、2008年8月から詳細が明らかになった。 竜騎士ファルコガンダム 新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語の主人公ゼロガンダムの父親。当時は武者修行中のため雷一族の技と奥義を封印し、竜騎士となっている。貪欲な野心家と称され、キングガンダムとは公私に渡りライバル関係であった。鎧騎士辞任の一件に深く関係している。 グラナダ地方で起こった異変の調査に向かったまま、息子共々消息不明となる。HPは3000。 蛮騎士コナンガンダム(コマンドガンダム/コナン) カードダス バトル・オブ・ナイツにて登場。正規シリーズのキャラではなかったが本編に昇格。何者かに操られ竜騎士を敵と狙うが自己修復で誤解は解けた。後に因縁のある何者かを追い行方不明となる。 正体は何らかの事情である場所からやってきた異国の騎士。HPは2000。 仮面騎士ジェイバー(ガーベラ・テトラ) 新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語にてドレスデン王国騎士団長として登場。所在を離れ、伝説の騎士団を学ぶべくブリティスに訪れる。名の知れた人物であるらしく、円卓の騎士時代では仮面騎士として正体と奥義を隠して参加していた。 親友ファルコに先駆けてグラナダ地方に向かい、情報収集を行っていた。HPは2000。 法術士メテオガンダム(ハイ・ストリーマーの星野之宣版νガンダム) 機甲神伝説にてダバード王国所属の魔法剣士メテオガンダムとして登場。研究気質の持ち主で、攻撃魔法を極めるべく各地を転々としている放浪の術士。研究以外の関心が薄く、円卓の騎士という立場にも執着が無いのか、平和に飽きてブリティスを飛び出していった。後にブリティスで学んだことは魔法剣へ結実する事となる。HPは1500。 騎士アーサーガンダム タビト城を守る騎士として、ピピンアットマーク及びPower Mac用のトレーディングパソコンゲーム『SDガンダム外伝』で登場。本編には関わらないキャラクターだったがコナン同様に昇格、キングガンダムI世の実弟にして鎧騎士の師匠であることが判明した。 彼がタビト城を守る騎士となっていた理由は、彼は「傲慢な性格」であったため、ファルコの進言によりタビト国へ修行に出されていたからである。このことが円卓の騎士団崩壊の端緒となり、ブリティス滅亡へと繋がった。HPは1500。 【十三人目の円卓の騎士】薔薇騎士ロゼッタガンダム 一般公募によって決定された、旧円卓の騎士団最後の一人。くせ者揃いの旧円卓の騎士団紅一点の女傑。時系列上においてノーベルガンダムよりも先に登場した女性ガンダム族で数多くの武勇伝を持つ。その名の通りレッドウォーリア一族であり、出身は吟遊騎士レッドウォーリアRと同じアルマータ地方レガシム(設定では公国と記載)。麗騎士時代のレッドウォーリアに自らの武勇伝を語って聞かせたという。初期設定ではレガシム騎士団長であった。HPは1300。
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